和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

草の花/今日の俳句 第1401号

2013年11月05日 06時51分06秒 | 今日の俳句

◇草の花/今日の俳句◇
       ◇※第1401号※◇
      

 2013年(平成25年)11月5日(火)

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■ 11月5日。
○ 津波防災の日
 2011年3月11日の東日本大震災を受けて同年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」にて制定。
 嘉永7年11月5日(1854年12月24日)、安政南海地震が発生し、南海道・東海道を大津波が襲った。このとき、紀伊国広村で濱口梧陵が稲藁に火をつけて津波の襲来を知らせ村人を避難させたという実話を元に小泉八雲が『稲むらの火』という物語を執筆し、後に小学校の教科書にも掲載された。
 当初は東日本大震災が発生した3月11日を記念日とする案であったが、震災が起きて間もないことから、被害を受けた方々の心情を考慮して違う日附にされた。

○ 雑誌広告の日
 日本雑誌広告協会が1970(昭和45)年に制定。
 「読書週間」「教育文化週間」のある時期ということで、この日を記念日とした。消費者の保護と雑誌広告の信頼を高めることを目的としている。

○ 縁結びの日
 島根県の神話の国・縁結び観光協会が制定。
 旧暦10月(新暦11月ごろ)に出雲大社に全国の神が集まり縁結びなどの会議をするとされていることと、「いい(11)ご(5)えん」(いいご縁)の語呂合せから。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  草の花ひたすら咲いてみせにけり
         久保田万太郎


  草の花げんのしょうこもまじりゐて
         細見綾子
  

  音のして海は見えずよ草の花
         木下夕爾


【季語の解説】
※ 草の花→千草の花・百草(ももくさ)の花。
 秋は野山といわず、路傍といわず、たくさんの草の花をつける。そのおおむねは、春や夏のそれとはちがってさびしく可憐な花。その種類は枚挙に遑(いとま)ないほどで、古くから千草の花、あるいは八千草の花ともいわれている。
 また木の花は春、草の花は秋と言いならわされ、斉藤茂吉は「ながらふる付きのひかりに照らされしわが足もとの秋草の花」(「つゆじも」)と詠い、若山牧水は「吾木香(われもこう)すすきかるかや秋草のさびしききはみ君におくらむ」と詠う。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月5日(火)より転載】


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   ※わが友に贈る※

  読書の秋。

  青年よ人類の宝の

  名著に学べ!

  知勇兼備の

  リーダーと光れ!



      ◇※11月5日※◇

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    ◇※名字の言※◇

 図書館に行くと、つい目移りして“あの本も、この本も”と手を伸ばしてしまう。結局、読めずに返却したことも一再ならず。「読む」ことと同じくらい、読みたい本を「選ぶ」作業は、本好きにとって至福の時間なのだ



話題の書『選択の科学』で、シーナ・アイエンガーさんが、生後4カ月の乳児を対象にした研究を紹介している(櫻井祐子訳、文藝春秋)



乳児の手にひもを結わえ、それを引っ張ると、心地良い音楽が流れるようにする。だが、同じ音楽を、ひもを外し、脈絡なく流すようにすると、今度は乳児の顔が悲しげに変わり、怒りをあらわにする。同じ音楽でも、自分の意思で鳴らしたものではないからだ



「人間は、生まれながらに選択を行う手段を持っている。だが、それと同じくらい重要なのは、わたしたちが『選択したい』という欲求を生まれ持っていることなのだ」と彼女は言う。また、脳の神経細胞は受動的に与えられた情報よりも、能動的に選んだ情報に、より大きな反応を示すという



得た「結果」がもたらす喜びは、つかの間で消える。だが、自分の未来は自分で「選択できる」「変えられる」という実感は、人生に根源的な充実を与える。私たちの目指す「人間革命」の道である。
       (靖)
 
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◆浩ko・ 編集後記◆
 今日も有難う御座います。和井弘希です。

  冬来れば母の手織の紺深し
         細見綾子

 毎年、母の織ってくれた紺の着物を出して着る。“今年もお世話になります”と、母に感謝しながら袖を通す。幸せな一日(ひとひ)の一齣。
 この所朝晩の冷え込みは尋常ではない。早朝の散歩を楽しみにしているが、布団の中から出るのが嫌になって、いつまでもぐずぐずしている。
 子どもの頃の丁度、今頃、田舎の五右衛門風呂を沸かして、朝風呂を楽しんだことが懐かしい。“夢”みたいなことを考えているうちに、時間ばかりがすぎていく。

  五右衛門の風呂溢れさせ冬に入る
         和井弘希

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