和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

燕帰る/今日の俳句 ≪第1945号≫

2015年11月05日 09時07分41秒 | 今日の俳句
燕帰る/今日の俳句 ≪第1945号≫

≪2015年(平成27年)11月5日(木)長月≫(旧暦9/24)


 いぶしたる炉上の燕かへりけり
       河東碧梧桐

 秋燕を掌に拾ひ来ぬ蜑(あま)が子は
       篠原 鳳作

 四阿(あっまや)に石の円卓燕去る
       沢木 欣一

 川明るくてさびしくて秋燕
       柴田白葉女

 秋燕や嬰児籠に泣く赤ん坊
       村上しゅら


※ 燕・ツバメ・帰燕・燕去る・秋つばめ・秋燕(しゃうえん)

 ツバメは日本・朝鮮・中国東部などで繁殖し、秋には飛び去り、インド・マライ・フィリピン・ニューギニア・オーストラリアなどで冬を過ごす。日本全国に渡来するのは春三、四月ごろ、おもに市街地・村落で生活し、秋も深まった十、十一月に去ってゆく。
 いつのまに去ったか気づかぬことが多いが、人になじみぶかい鳥だけに、姿が見えぬとさびしい。日本で越冬するツバメも各地で発見されているが、寒さに弱いので、死にだおれる数も多いという。

 【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




     ※☆*わが友に贈る*※



 小さな約束も
 一つ一つ大切に!
 大誠実に応えよ!
 「信用」「信頼」こそ
 かけがえのない宝だ。

           11月5日



     ※☆*寸 鉄*☆※



学会は人類の精神を高める大目的で前進ー博士(ドブラーレ)。世界平和の大潮流を拡大

        ◇

「男子部の日の日」。創立85周年を若師子が弘教で荘厳。後継の証しは厳然!

        ◇
 
負けるものかと、デンと肝(はら)をすえて頑張れー恩師。今いる場所で一剣を練磨経験もなく、タイ語が話せない彼は、絵を描いて顧客に説明したりするが、首を横に振られる日々が続いた。仕事のつらさ、環境の違いに体調を

        ◇

「妙と申す事は開と云う事なり」。唱題の立ち上がり人に行き詰まりなし。祈り勝て

        ◇

高齢者狙う悪徳商法に注意!身に覚えのない請求は詐欺だ。すぐに相談を




     ※☆*名字の言*☆※


夜明け前、東の空に金星と木星が並んでいた。木星は地球の約11倍の直径。だが、地球とほぼ同じ大きさの金星の方が、大きく輝いて見える



距離が近いから当然だが、輝く理由はほかにもある。金星は全体が厚い雲に覆われ、時速400キロもの暴風が吹き荒れる過酷な環境。「明けの明星」のひときわの輝きは、厚い雲によって、太陽光の約80%を跳ね返し、反射させているからという



先日、関西創価学園の「金星寮」で過ごした卒業生の話を聞いた。彼は大学卒業後、タイのガス施工技術者の元で働くことに。だが留学経験もなく、タイ語が話せない彼は、絵を描いて顧客に説明したりするが、首を横に振られる日々が続いた。仕事のつらさ、環境の違いに体調を崩した



だが、“創立者に応えたい”一心で必死に立ち上がり、タイ創価学会の牙城会の一員になった。家から会館まで通う往復2時間を使って、タイ語を習得。はつらつと着任し、エンジニアとして奮闘するまでになった



厳しい環境は確かにつらいものだが、そこで踏ん張れば、大きく境涯を開くことができる。苦難に挑む根源の力を自身の中から引き出すのが、我らの信行の実践。闇が深いほど輝きを増す夜空の金星のように、今いる場所で光っていきたい。(柑)


【聖教新聞:2015年11月5日(木)付】





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