和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

葭切/名字の言 ≪第.1810号≫

2015年06月21日 06時44分43秒 | 今日の俳句
葭切/名字の言 ≪第.1810号≫



  能なしの眠ぶたし我を行々子
       芭蕉 「嵯峨日記」


  一渡しすれば日出でつ行々子
       大須賀乙字


  葭切や晒布に重石拾ひ置く
       高田蝶衣


  言問はむ真間の芦洲に啼くげげす
       臼田亜浪


  夕潮の満ちわたりけり葭すゞめ
       日野草城




※ 葭切・行々子・葦雀
 ヒタキ科の夏鳥で、大葭切と小葭切がある。大葭切は雀より少し大きく鶯型である。背面はオリーブ色を帯びた淡褐色、下面は黄白色。
 夏季、沼沢・河畔の蘆も繁茂する所に巣を作る。ギョギョシギョギョシと鳴くので行々子とか葭原雀ともいわれる。小葭切は蘆原の他に乾燥した草原でも見られる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 




     ※わが友に贈る※


  「小事つもりて大事」

  日々の小さな勝利が

  歓喜の大勝利を開く。

  一歩でも半歩でも前へ!

  今日の自分に勝て!


        2015年6月21





     ※☆*寸 鉄*※


未来部の日。列島各地で集いを楽しく!創価家族の輪の中で宝の友を育成

     ◇

東京「足立女性の日」30周年。仰ぎ見る師弟誓願の広宣城!幸福の連帯更に

     ◇

生きるとは未知の世界へ踏み込んでいく事ー詩人(メキシコ)。不屈の挑戦に人生の充実

     ◇

父の恩は須弥山より高いー御聖訓。家族と地域の柱に感謝!きょう父の日

     ◇

災害前に備える「事前防災」こそ効果大ー白書。自助・共助の意識を強く





     ※名字の言※


第35代横綱の双葉山が幕下時代、地方巡業で九州へ行き、実家に1泊した。夜中に目が覚めると、父親が自分の体をさすっている。10歳で母を亡くし、家業も失敗。何かと苦労をさせたわが子がこんな立派二なって、と感慨深かったのだろう



ここで起きると、父もばつが悪かろうと、双葉山はずっと寝たふりをしたという。親と子が互いを思いやり、無言にして心通じ合う。美しい情景が目に浮かび、胸が熱くなる



ある壮年リーダーは、無軌道な青春を送る息子に悩んでいた。「子は親の信心を写す鏡」との指導を受け、壮年は決意した。“自身の生命を信心で磨いていこう”そう心が変わると、息子の態度も変化し、やがて発心した



ある年、壮年の組織で、年間で最も多く弘教を実らせた友に、手作りの感謝状を贈ることになった。授与者は壮年。その前に立ったのは、壮年の息子だった。これまでの壮年親子の頑張りを知る同志は、喝采で2人を包んだ



双葉山は引退後、「時津風」を襲名し、部屋を持った。後年、最もうれしかった出来事は、わが子のように育てた弟子が優勝し、横綱になったことだと話した。親にとって、子の成長こそ喜び。人として大きくなった姿を見せることが、最高の親孝行となる。きょうは「父の日」。          (代)                 
                            

【聖教新聞:2015年(平成27年)6月21日(日)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



最新の画像もっと見る

コメントを投稿