和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将65/小説「新 ・人間革命」

2013年04月30日 16時09分22秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)4月30日(火)より転載】

http://www.seikyoonline.jp/index.html

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勇将65(4/30)
 山本伸一は、広宣流布の勇将である、支部長、支部婦人部長、そして、青年部の各部部長には、常に自分と同じ心で、“折伏精神”をたぎらせ、あらゆる活動の先陣を切ってほしかったのである。

 彼は、期待と慈愛を込めて、話を続けた。

 「さきほど、支部婦人部長さんが、山間の地域で、長年、『聖教新聞』を配達してくださっているとのお話を伺い、感謝の思いでいっぱいです。
豪雪地帯などで新聞を配ってくださっている方をはじめ、すべての配達員の皆さんに、心から御礼申し上げます」

 三日前の二十二日、日本列島は発達した低気圧に襲われた。北海道の帯広では、降り始めからの新雪が八十八センチという、測候所設置以来の大雪の記録を更新。北日本を中心に大荒れの天気となった。

 この日、伸一は、香川の四国研修道場にあって、“配達員の皆さんが、どれほど大変な思いをしているか”と、心を痛めながら、真剣に、御本尊に無事故を祈ったのである。

 奈良の幹部会で彼は、「聖教新聞」の使命についても言及していった。
 「『聖教新聞』には、仏法哲理がわかりやすく説かれ、広宣流布の指標、信心の指導、教学の解説等が、掲載されております。それは、人生観、生命観、宇宙観を究め、仏法の法理を人生・生活に具現していくための、まことに重要な手引となる機関紙です。

 また、日蓮大聖人の法門を実践しゆく規範であり、大切な人生行路の指針といえます。

 その機関紙を、朝早く、寒風の日も、雪の日も、黙々と配達してくださる“無冠の友”に、私は最大の敬意と感謝の念をもって讃嘆したいのであります」

 大きな拍手が湧き起こった。

 彼は、確信に満ちた、強い声で語った。

 「広宣流布のために人一倍苦労されている方々が、幸せになれないわけがありません。必ず、大福運の人、大長者となります。長い目で見てください。仏法の因果の理法には、断じて?などありません!」



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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/


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