和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

余寒/今日の俳句 ≪第2040号≫

2016年02月08日 07時02分19秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月8日(月)≫(旧暦1/1)
《旧正月・針供養》



 世を恋うて人を恐るる余寒かな
          村上鬼城

 鹿鳴いて余寒厳しうなりにけり
           ことり

 南都いまなむかんなむかん余寒なり
         阿波野青畝

 やじろべえびびびべべべと余寒かな
         三神あすか

 サイレンの散らばって行く余寒かな
          杉山加代



※ 余寒・残る寒さ
 春になってもなお残っている寒さのこと。冴返るほどきびしい感じであるが、冬なお去りきらぬ寒さをいう。春寒とほとんど同じだが、春に心のかたむいている春寒に対して、余寒は寒さに心のかたむいている語である。
→春寒・冴返る。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】



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       ※☆*わが友に贈る*※



 草の根の語らいで
 広布は拡大!
 座談会が飛躍台だ。
 「声仏事を為す」
 心の思いを響かせよ!

         2月8日


       ※☆*寸 鉄*☆※



常勝の電源地・兵庫で男子部幹部会。新時代の池田門下よ破竹の快進撃を
          ◇
沖縄の日。地域広布の模範の勝利島、万歳!平和と幸の大行進いや増して
          ◇
「賢者は友情を結ぶ達人」哲学者(セネカ)。誠実・快活に、語らい広げる婦人部こそ
          ◇
自分は陰にいて人を立てられる人が偉いー恩師。副役職の皆様の使命深く
          ◇
小中教員、労働時間長く睡眠・読書時間少ないと。教育大国へ環境改善急げ



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月8日(月)付】



      ※☆*名字の言*※


今年、放送開始50周年を迎える「ウルトラマン」。光の国からやってきて地球を守る正義の味方は、瞬く間に子供たちの心をつかみ、その後の兄弟シリーズも人気を博した。「最も多く派生シリーズが誕生したテレビ番組」として、ギネス世界記録にも認定された

ウルトラマンの生みの親・円谷英二監督は若いころ、ミスをきっかけに、予算も設備も調わない“格下”の映像製作に回された。だが、そこで、少ない光量で撮影したネガを特殊現像で補正したり、粗末なセットを立派に見せるなど、数々の技術を編み出し、後の成功の基礎を築いた

“特撮はお金が掛かるのでは?”と問われた円谷監督はこう答えた。「冗談いっちゃ困るね」「大体トリックというのは貧乏の生んだ知恵なんだ」(昭和41年9月「キネマ旬報告」)

恵まれた環境がなければ、よい成果が出せないとは限らない。与えられた条件の中で、知恵を絞り、創意工夫を重ねる中で、誰にもまねできないほどの作品さえ生み出せる。苦難の中で、不屈の自己は磨かれるーーこれは人生の心理だ

ウルトラマンは、地球では3分しか戦えなかった。その厳しい条件を課されながら、怪獣を倒した。ここにも、名作となった理由があるのかもしれない。  (朋)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月8日(月)付】


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