≪2015年(平成27年)9月30日(火)長月≫(旧暦8/18)
花臭木こだまは山の中に栖み
窪田 玲女
川舟へ臭木花咲く坂よけれ
波多野爽波
臭木咲く禅堂低き垣構へ
原田しずえ
臭木咲き藩主墓前の一区画
山本 紅園
熊野道臭木もひそと花掲ぐ
田中 君代
※ 臭木の花・常山木の花
日本・台湾・朝鮮・中国に広く分布する高さ一・五~三メートル(五~一〇尺)ぐらいの落葉低木。葉はかなり大きく、広卵形で長い柄をもって対生し、短い毛が密にはえ、少し臭気がある。
八、九月ごろ、枝さきに集散花序を出し、白色でよいかおりのする花を多数開く。丸い果実は藍色に熟し、果実の下部に、星形で紅紫色の萼がある。果実を染料にし、若い葉を食べる。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※わが友に贈る※
信念の人には
生命の輝きがある。
ほほ笑みを忘れず
周囲に安心と喜びを!
希望の太陽たれ!
2015年9月30日
※☆*寸 鉄*※
モンゴルから「感謝牌」。教育・文化・芸術への貢献讃えて。師の偉業に続け
◇
学会員の求道と他者を救う行動は人生の最高の道ー博士(インド)。社会蘇生の大光
◇
青年は死に物狂いになって勝ち抜く力をつけよー恩師。一騎当千の人材に
◇
「志をかさぬれば・他人よりも色まさり」。戦い続ける人が仏。今日も前進!
◇
全国で監視中の火山、避難計画の作成は2割と。対策急げ。人命こそ第一
※☆*名字の言*※
黒澤明監督の映画「七人の侍」の舞台は、戦国時代の農村。秋の収穫時に野武士が襲ってくると知った農民たちは、防衛のため浪人の侍を雇う。侍たちは農民を訓練し、共に戦い、村を守り抜く
▼
名作中の名作だが、映画評論家の佐藤忠男氏は違和感を覚えたそうだ。映画の中の農民は右往左往するばかりで、武器の扱い一つ知らない。農民は本当に愚かで卑屈だったのか、と
▼
後に氏も知るのだが、戦国当時、自衛組織を持つ村は少なくなかった。江戸期も、村は強力な自治機能を持ち、農民に告発された代官が失脚した例もあるという(『独学でよかった』中日映画社)。名もなき民衆は、歴史の主役として描かれることは少ないが、実は歴史の底流をつくっている。一人一人は無力のようでも、結束し、粘り強く生き抜く力は侮れない
▼
「史観を磨け」とは戸田第2代会長の言だが、三代の会長は、「民衆の眼」で歴史を見つめ、「民衆の幸福」を基準に、現代の諸問題を考察してきた。例えば、池田名誉会長の日中国交正常化提言も、中国の約7億(当時)の民衆を無視して平和はありえないとして、導き出した結論だった
▼
「民の力」を強くし、民と民を結ぶ。これが、私たちの進む平和への根本の道である。(馨)
【聖教新聞:2015年9月30日(水)付】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます