和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」10月30日(日)

2011年10月30日 07時11分00秒 | 今日の俳句
「名字の言「聖教新聞・2011/10/30(日)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪


 百人一首「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」――川面に浮かぶ紅葉の美しさを詠んだ在原業平の歌だ。落語「千早振る」は、それを花魁の千早大夫と相撲取り・竜田川の物語に仕立てた珍解釈が聴き所。その場しのぎの強引さが、笑いを誘う



落語では笑えても現実の会話での“知ったかぶり”はいただけない。そこまでいかずとも、自分勝手な話しぶりは日常の多くの場面で散見される。私たちは日頃の会話で、相手の話に耳を傾け、真意を受け止める努力をしているだろうか



教育てい談「人間教育への新しき潮流」の中で、バージニア工科大学のガリソン教授が興味深い指摘をしている。私たちは「相手の考えを聞こうと努力しないと、自分の要求や必要、そして願望を、相手のものと混同してしまうことがあります」(「灯台」1月号)と



先入観や印象だけで、よかれと思って話していると“相手もそう思っているだろう”と思い込みがち。それでは、自分の考えの押しつけになりかねない



相手の立場に立つというのは、同時に自分自身の狭い視野を広げることでもある。誠実に「相手のため」と思えることが、そのまま「自己変革」に直結する。それを忘れず語り合いたいものだ。

       2011・10・30
           (悠)


∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪



メルマガ「和井弘希の文芸政談」(無料)もぜひ、ご購読下さい。
http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html



人気ブログランキングへhttp://blog.goo.ne.jp/kouki6220wai/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿