政府は、本格復興に不可欠の二次補正を今国会に提出しないで秋の臨時国会に提出するつもりではないかとの報道がみられる。
これが事実とすると、日本経済の本格復興は早くて来年ということになる。
これから生活の復興に向かう被災者のみなさん、そして経済の復興に向かう全国のみなさんにそこまだ待たせる理由は何か。
一部に、６月の増税プランとりまとめを待っているとの説がある。
これでは、目的は増税であり、その手段が復興ではないか。また、目的は増税でありそのための人質が復興ではないか。
このようなことは、東北でがんばっているみなさんの思いをくじき、全国の東北を応援しようとするみなさんの体力を消耗させる愚策である。
増税プランがでるまで復興に向かわない日本のことを世界は奇異の目でみることだろう。
経済界、学界、メディアのみなさんはいつまでこの奇異なシナリオを容認し続けるのだろうか。
一刻も早く、岩手県、宮城県、福島県に対して３０兆円規模の財源を基金として用意し、権限を委ねるべきである。これならばすぐにできるはずだ。救われる命、救われる希望のことを考えたとき、なぜ、すぐにやらないのか。
（５月２日記）中川秀直
中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」より転載
これが事実とすると、日本経済の本格復興は早くて来年ということになる。
これから生活の復興に向かう被災者のみなさん、そして経済の復興に向かう全国のみなさんにそこまだ待たせる理由は何か。
一部に、６月の増税プランとりまとめを待っているとの説がある。
これでは、目的は増税であり、その手段が復興ではないか。また、目的は増税でありそのための人質が復興ではないか。
このようなことは、東北でがんばっているみなさんの思いをくじき、全国の東北を応援しようとするみなさんの体力を消耗させる愚策である。
増税プランがでるまで復興に向かわない日本のことを世界は奇異の目でみることだろう。
経済界、学界、メディアのみなさんはいつまでこの奇異なシナリオを容認し続けるのだろうか。
一刻も早く、岩手県、宮城県、福島県に対して３０兆円規模の財源を基金として用意し、権限を委ねるべきである。これならばすぐにできるはずだ。救われる命、救われる希望のことを考えたとき、なぜ、すぐにやらないのか。
（５月２日記）中川秀直
中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」より転載