GO AHEAD! Gut's コウスケ

ガッツ コウスケ~愛すべきサッカー大好きガッツ小僧の成長記録~
~『イングランド代表(?)』への軌跡~

プレーの選択肢

2012-02-03 23:36:58 | オヤジのコラム

極寒の中、コウスケたちは優れた指導者の元、熱い指導を受けて練習している。
それほど多くない練習の時間は、常に濃厚な密度で推し進められる。こんな優良な指導を受け続ければ、選手1人1人の成長のスピードは確実にアップする。
その練習中、選手たちはいろいろんな問題を提起され続けている。
今の指導の中心は、”技術”ではなく”意識”が問われている。セレクションを経て入団を許されている選手たちなので、ある基準以上の技術は持ち合わしている。ピッチの中で何を感じ、何を発信し、何を共有し、何を選択し、何を成し遂げるのか?そのための高度な練習は続く。
練習の中で、指導者はいろいろなものを要求する。当たり前の話だ。要求は、期待に比例する。要は、要求の程度がどのレベルを目指しているか?で、練習内容が決定する。

ハーフピッチを利用した、ゲーム形式のトレーニング。
指導者(監督)は指示する。
『今からは、ワンタッチでプレーすること』
プレーにシンプルさが要求される。(と、言うより、シンプルにプレーさざるを得ない。)
プレーの意識は明確で、その分、選択肢は極めて限られるが、ある意味、無駄がそぎ落とされている。ただし、局面は容易に推測できる。

指導者(監督)は指示する。
『は~~い、今からは、アンダー・two(2タッチまでOKの意味)』
選手たちの選択肢は増える。だが、そこには、余分な邪念が入り込んでくる。アンダー・twoになれば、今までダイレクトプレーが出来ていた(或いは、ワンタッチのため、極めてシンプルにせざるを得ない)のに、2回ボールび触れようとする。アンダー・twoは、ワンタッチも含まれる。それにも拘わらず、選択肢は広まったのに、ボールに2回タッチできることで、有効な選択肢ではなく、下位の選択肢がチョイスされてしまう。
選手の中には、『2回タッチしなければ」ならない。』と、勘違いし、プレーの幅を狭めてしまう者も、見受けられた。

次に、指導者(監督)は指示する。
『ハ~~イ、今からはフリータッチ(一度に、何度触ってもOK)。』
そうすると、ボールを持ち過ぎたり、時間がかかったり、有効なパスの経路も曖昧になる。
プレーの選択肢は∞(無限大)になるはなのに、『著しく有効性を欠く選択』に陥ってしまうことも多々ある。
逆に考えると、あらゆるボールタッチで、最善の選択肢をチョイスことこそが、『著しく有効性が追求された選択』となる。
状況判断や取捨選択が必要となる。


嗚呼、サッカーは、極めて複雑で困難なスポーツである。
だから、人を惹きつけてやまない。






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