GO AHEAD! Gut's コウスケ

ガッツ コウスケ~愛すべきサッカー大好きガッツ小僧の成長記録~
~『イングランド代表(?)』への軌跡~

ジュニアユース最蹴章。終わった。高円宮杯全国サッカー選手権中国地区予選終戦。

2013-11-04 13:53:14 | 最近の出来事

高円宮杯全国サッカー選手権中国地区予選。
ケガをしたコウスケがこの大会に出場することを願い手術を決意した。
激しい痛みに苦しんだ手術。長いリハビり。ただ準備や応援だけのために帯同した遠征。少しづつプレーできるようになり、自主練習が始まった。ボールに触れ、キックができるようになり、キックできる距離が延び、対人プレー以外ができるようになり、少しづつ明るさが戻った。
或る程度の接触プレーが許されると、1つ下の学年の練習に参加させてもらうようになった。
しかしトップチームにはなかなか上がれず(勿論コーチの方々がしっかりケアしていただいていたので、万全の態勢が整うまで配慮していただき、コウスケを大事にしていただいたのだが・・・)
思えば苦しいことばかりだっただろう。

9月に入り、段々とコンデションがあがり、トップチームでの練習が許された。
憧れ続けたプログレスリーグになかなか出場できずに苦しんだ。
しかし、最終戦の最後に(公式記録には80分となっていた)、サッカーの神様が与えてくださったとしか思えない、唯一のシュートがネットを揺らした。



そして、いよいよ高円宮中国予選。鳥取県で開催。
11月2日(土)岡山県代表との試合で、1年7ヶ月ぶりの先発出場。ケガで試合に出られないことが判っているのにキャプテンに任命されていた彼が、初めてキャプテンマークを巻いてスターティングメンバーとしてピッチに立った。選手の先頭に並び、最初に審判と握手し、相手チームの選手と握手し、コイントスをした。
試合は2-0で勝利した。
コウスケは後半20分に交代し、お役御免となった。



      
  

11月3日(日)2回戦は山口県の最大のライバルチームで、コウスケにとっては小学校からの宿敵オレンジ軍団。
チューブYAJINスタジアムで13:30キックオフ。

コウスケは再びキャプテンマークを巻いてスターティングメンバーとしてピッチに立った。
相手のチームのキャプテンと握手。小学校以来、いろいろと縁のあった山口県のトップ選手。一緒に闘い、ナショナルトレセンへ行き、そして常にコウスケの前に立ちはだかった。初めて、キャプテン同士として握手した。更に常に熱い闘いを繰り広げた顔見知りの相手選手と握手し健闘を誓いあった。
さあ、ジュニアユースサッカーの集大成。最蹴章第2部。最後の山口ダービー。
しかし・・・・・・完膚なきまでに打ちのめされた。
試合が終わると、コウスケは泣き始めた。号泣した。いつも代わりにキャプテンマークをして戦ってくれた盟友も声を上げて泣いていた。
ジュニアユースのサッカーが終わった。
コウスケは復帰後初めてフル出場した。キャプテンマークを左手に巻いて、ピッチを走り、仲間を鼓舞し、闘い続けた。
常に闘いを望んでいた、レオーネ山口が最後の戦いとなった。

この大会のためにあらゆるものを犠牲にして、我慢して、立ち上がり、やっとここまでたどり着いた。
残念な結果となったが、コウスケの表情は明るかった。
「超くやしいけど、相手が強かった。出来ることは全部やった。80分闘い続けた。思い残すことはない。」

最蹴章閉幕。コウスケの壮絶なジュニアユースサッカーはこうやって終わった。


    コウスケ、よく頑張ったぞ!さあ、一休みして、次の夢を追いかけよう。