GO AHEAD! Gut's コウスケ

ガッツ コウスケ~愛すべきサッカー大好きガッツ小僧の成長記録~
~『イングランド代表(?)』への軌跡~

蹴りダコ

2010-05-18 23:38:05 | オヤジのコラム

5/18のニュース番組の中で、川崎フロンターレ:中村憲剛のちょっとした特集が放映されていた。観られた方も多いと思う。
憲剛といえば、”パサー”というイメージが強い。
彼は、オシム前監督時代に初めて日本代表に召集された。
そして、彼はある試合で大きなミスをすることとなる。
『自分勝手なプレーをする選手がいたら、ゲームに勝てない』
オシムは憲剛を批判した。
その場面はこうだ。
2列目から飛び出した憲剛に絶好のスルーパスが出た。彼はボールコントロールし、シュートした。相手DFがシュートに反応して、ゴールはならなかった。
ここまでは、よくある話。しかし、当然のことながら、これでは終わらない。
実は憲剛の左サイドにフリーの選手がいた。憲剛ほどのパサーだったら、簡単に左サイドの選手にボールを流せたはずだ。しかし、彼の選択肢は、シュートだった。
その選択肢は正しくなかった。
従って、オシムは、あのような発言をした。

憲剛は、ボールを蹴った。いつもボールを蹴った。何度も何度もボールを蹴った。
そしたら、彼の足には、”蹴りダコ”が出来た。
蹴りダコに裏打ちされた、憲剛のパスは、しなやかで、したたかな、美しいラストパスに変化した。

          頑張れ、憲剛! 頑張れ、SAMURAI  BLUE!


ある少年サッカー上達プログラム(ブログ)の中に、サッカーで一番大事なのは、”正確なキック”であると記されていた。オヤジにとっては、”目からウロコもの”だった。
ドリブルでも、フォーメーションでも、リフティングでもなかった。”正確に蹴ること”がすべての始まりに思えた。
そして、その勲章が”蹴りダコ”かもしれない。

コウスケはボールを蹴ることが大好きだ。暇があったら、室内用ボールを、床の間に向かって蹴る。
試合のない休日にはオヤジを捕まえてボールを蹴る。
先日おばあちゃんに買ってもらった、キックターゲットに向かってボールを蹴る。
いつもボールを蹴っている。いろいろな球種でボールを蹴る。
蹴って、蹴って、蹴りまくれ!そして、いつしか、彼の足に(多分、左足にちがいない)”蹴りダコ”が出来ているのを、こっそりと発見できることを期待しよう。