![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/f4/63a4de297242864ba27bb57163fa5d3a.jpg)
世は今、サッカーワールドカップの話題で持ち切りの感がありますね。
かくいう私、小学校5・6年生の時、毎日練習していた、サッカー少年でしたから、サッカー自体は今でも好きですが、私は、”ワールドカップ狂想曲”みたいな雰囲気が好きではなく、この時期だけはなんか冷めてます。
ということで、今回のワールドカップの開催地は、南アフリカ共和国。最近の若者は習っていないかもしれませんが、南アフリカといえば、1980年代までは”アパルトヘイト”という黒人に対する人種差別を政策として行っていた国ですね。
その南アフリカ最大の都市が、ヨハネスバーグですが、英語読みだと”ジョハナスバーグ”となります。そして、この街の名がタイトルとなっている曲が、八神純子さんのアルバム”COMMUNICATION”に収録されています。
アルバム自体は、純子さんの後期の代表作という声の高い、ポップ色の強い作品ですが、その中で、ひときわ異彩を放っているのが、アパルトヘイトを批判する、政治色の強いメッセージを歌ったこの曲です。
♪肌の色が ふたつ それだけで ジョハナスバーグ 人と人が 傷つけあって 憎しみ 生まれてる・・・
というインパクトのある詞を、アフリカンビートっぽいリズムに乗せて歌っています。
そうそう、最近、ワールドカップがらみで、アフリカ初のポピュラーミュージックがラジオで流れてるのを聴いてたら、この曲を思い出したんです。
この曲は、初期の純子さんからは想像できないような音世界なんですが、新たな境地に入って行った純子さんの意気ごみみたいなものを感じる1曲のような気がします。
そんな感じで、偶然つながった純子さんとワールドカップ。
純子さんも心を痛めた”アパルトヘイト”は撤廃され、黒人も白人も盛り上がっているワールドカップ。あの、変な笛(ブルセラ?でしたっけ?)を吹きまくって応援しているスタンドは、平和の象徴のような気もします。
でも、ゲーム自体は、国と国の戦いの様相で、対戦国=敵国的な雰囲気が漂ってる一面もあります。私個人的には、日本チームの勝ち負けにドラスティックに一喜一憂したり、挙句の果てには罵倒したりというスタンスには、非常に違和感を感じます。日本チームが素晴らしいプレーで勝ち上がれば、それはそれで賞賛すべきだし、外国のチームだって、素晴らしいプレーには等しく賞賛しつつ楽しみたいと思うんですが・・・。
たとえば、今週、ヨーロッパの強豪でスーパースターのクリスチャーノ・ロナウドを擁するポルトガルとの試合がある、コートジボワールという国にとても注目したいです・・・ということで次回に続く。
「ヨハネス・バーグ」から♪ジョハナスバーグ♪へ持って行くとは流石ですね。
この頃って、やっぱり「人種差別問題」で純子さんもかなり心を痛めていたと聞きました。
まだまだ、この全世界の各地で人種差別に近い事が行われている様で、本当の意味での世界平和って何なんでしょうね。
確かに、「ブブゼラ」を吹き鳴らして応援する姿は異様な感じがしますね。
2010/8/21(土)午後7:30~
NHK 第42回 思い出のメロディー
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-08-21&ch=21&eid=16677