立春を過ぎたとはいえまだまだ風は冷たいが春の兆しを感じる。
昨日我が家の夫は宝塚の自宅で息子を待つ母(93歳)の介護に帰っていった。
高齢の為に一人での生活も不安なので息子である主人が半月同居
家族の居る神奈川県には残り半月を共に過ごす。
主人は既に会社人間から引退して数年になる。最後に勤めた赴任先が
関西だった。関西への転勤と共に母との同居でこの様なライフスタイルを取る様に
なって既に十年近くになる。何度新幹線を往復している事か
夫は母親の老いを受け止めて其の最後を看取る覚悟でいる。
いざ自分の親に老いを見るのはなんとも複雑な思いであろう
心優しい一人息子の夫、産み育ててくれた親に感謝して一緒に過ごした
楽しかった思い出がこれからの母を介護する為の生きる力となっているのかも
知れない。 無理に自分を納得させているのかも知れない。
身体が日々弱りながらも母は一生懸命に生きている姿に母の強い意志を感じる
夫も介護疲れから体調を崩す事もある。でも時間を上手く工夫して友人たちと
ハイキング、喫茶店での情報交換会、去年は友人四人で海外旅行と息抜きに
出かけこの先の見えない親の介護と上手く向き合って自分の心身を正常に
保つ事をしながら寂しく辛い時もあるはずだが家族と離れ離れの生活を送っている。
夫は何処にいても楽しめる趣味やスポーツを見つけ実現する事で物事を
悲観的に考える傾向を改めないと不平や不満が鬱積させる事を一番良く
知っている。
先の見えない介護だがまだまだ母はしっかりしている
夫よ!今日も明日も頑張って
私は、駄目な嫁ですね でも私は実母(90歳)施設に入所の母の面会に
関西に毎月帰省している。お互いに頑張っているのよね