周りの人たちが暗く沈んだ気持ちでいても、
自分だけは、悩まずに、大いに明るく振る舞おう。
それが、悩める周りの人たちに、元気を与えるのだから。
愚かな人は、「私には子がいる」と言って子どものことであれこれ悩み、
「財産がある」と言って威張ります。
けれど、そもそも自分自身の体でさえ、自分のものではないのです。
財産や子どもも、自分のものではありません。
もの惜しみのする人は、天国へは行けません。
人と分かち合う喜びを知る人は、幸せになれます。
深い湖が澄んで、清らかであるように、
賢者の心はいつも静かです。
言葉づかいも静かです。行いも静かです。
水が一滴ずつしたたり落ちで、ゆっくりと水瓶を満たすように、
「よい行い」の見返りは、少し遅れてやってきます。
待ちくたびれて、怠けてはいけません。
最後には、大きな幸運で満たされます。