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近況報告 2

人生ってのは、本当に何が起こるかわからないものですね。

もしもタイムスリップして、十数年前の僕に「いずれ丸一日サインだけして終わるような日が来るぞ」なんて言っても、まるで信じられないでしょう。

つーか、「お前は生まれてもいなければ、死にもしない」と言われて、「なんかヤバイ人につかまった」と逃げだすかもしれませんが(笑)

とにもかくにも、お陰様でたくさんの皆さまからの応援を賜り、ここ二週間は、サイン漬けの日々でございました。

皆さま、本当にありがとうございました!

アウルズさんも、どうにかこうにか資金繰りのメドがたちまして、先日、お陰様で増刷にこぎ着けることができました。

在庫切れや僕のサイン待ちなどで、お送りするまで時間がかかってしまったことも、改めてお詫び申し上げます。

また、少々わかりづらい場所にサインを入れているため、連日数件の「サインが入っていないのですが…」といったお問い合わせもいただいております。



サインはカバーをはずした内側、表紙と黄色ページの間に入れさせていただいておりますので、ご確認ください。

送付の際には細心の注意をはらっておりますが、万が一、未サインや落丁などございましたら、大変申し訳ありません。

早急にお取り替えさせていただきますので、恐縮ですが巻末の奥付に記載のアウルズ・エージェンシーまで、着払いにてご返送ください。

その他、不手際等ございましたら03-3259-0061(アウルズ・エージェンシー)までご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。



で、ようやく少し落ち着いてきたかな?というこのタイミングで、今度はアウルズさんのECサイト「アルケミスト」のシステムが土曜の夜にダウンしてしまいました…。

これは何の呪いですか。それとも何かの陰謀ですか、ギフハブですか!?


とにもかくにも、スタッフ一同元気で頑張っております!


引き続き、何卒よろしくお願いいたします!




【トークライブ・インフォメーション】

さて、平日のお話会ツアー。
今月も東京・名古屋・大阪で開催いたします。
事前予約等は不要です。当日、会場での受付となります。
お一人様も団体様も、お気軽にご参加ください。
皆様のお越しを心からお待ちしております!

*****


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】2月28日(火)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】2月23日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】2月24日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 会議室B
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。


*****


久しぶりに梅田蔦屋書店さんにて、朝のお話会を開催いたします。
休日や夜のイベントには、なかなか行けない!という皆さま、ご都合が合いましたらぜひご参加ください。

雲黒斎トークライブ「朝から梅田でアレのこと」 vol.11

【日時】2月24日(金)10:00~11:30
【会場】梅田蔦屋書店 4thラウンジ
【料金】お一人様1,500円

◎詳細・お申し込みは【こちら】梅田蔦屋書店公式ページをご覧ください!




←通常更新まで、今しばらくお待ちください!
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近況報告

えー…。

すでにご存じの方も多いかとは思いますが、ただいま、本当に多方面からたくさんのご心配の声、はたまたあたたかい応援を頂きまして。

あまりの反響の大きさに驚くとともに、さすがにこれだけ反響が大きくなると、このブログでもスルーするわけには参りますまい、ということで、本日はコレにまつわる近況報告をアップさせていただきます。


ご存じない方の為にお話を要約いたしますと、日頃から僕がお世話になっているアウルズ・エージェンシーさんの資金繰りがピンチになっておりまして、で、アウルズ代表の下野さんが、Facebook、またブログにて『アウルズを助けてください』と題したSOSを発信したんです。


簡単にご説明させていただきますと、出版業界のキャッシュフローには、ちょっと不思議な流れがありまして、商品を世に出しても、すぐにはお金にならないんですね。

出版社は「直販」ではなく「委託販売」という形態を取っているが故、「通常、実際に版元にお金が入り出すのは半年後移行」なんです。

その間に商品が売れ、在庫がなくなりますと「重版(増刷)」、つまりは新たに印刷し、商品を補填することになります。

で、今回の『ラブ、安堵、ピース』の場合。

お陰様で昨年11月末の発行後、この2ヶ月の間に「4刷」というところまで重版を重ねる事ができまして。(来週には5刷が到着予定です)

こんなに売れてくれる事は、本当に本当にありがたい事ではあるのですが、ここにちょっとした問題が出てきてしまいました…。

当然のことながら、増刷をするには、印刷・製本代が必要になります。

でも、少なくとも6ヶ月間、売り上げの入金はありません。

その間、増刷を重ねるほどに、「あれあれ?もう増刷するお金がないんですけど?」という事になってしまうんですね。

っていうか、そうなってしまったんです。。。

そして、版元にお金が入らない以上、著者に印税が入るわけがないじゃないですか ←ここ大事


ということで先週、下野さんのブログにて、『まだお読みになっていない方々、そして親しい人にこの本を送りたいと思っている方々、どうか、この本を直接弊社、アウルズ・エージェンシーに注文していただきたい』とSOSを発信した次第です。

この商品をお取り扱いして頂いている書店さんや通販サイトさんには申し訳ない気持ちがあるものの、アウルズから直接ご購入いただけるなら、すぐに現金収入になるわけです。


で、微力ながら僕にも何かできることがありましたら、ご協力させてくださいと申し出まして、アウルズさんにご注文いただきましたお客様には、サインをいれさせていただきます、となったわけですが、、、


申し訳ございません。わたくし、「みなさまの善意」というものを甘くみておりました。

この下野さんの投稿は、瞬く間に沢山の人にシェアされ、その直後から山のような応援、そしてご注文をいただく流れになったのです。



サインを書いても書いても、ご注文の数に追いつかない!!

そしてこのタイミングで僕の出張が重なってしまい、書くに書けない状況!

そういったワケで、先週からまだまだお届けできていない状況が続いております。

本当に申し訳ございません!


只今、わたくしも東京に戻り、皆様からの善意に応えるべく、アウルズの皆さんとともに、鋭意配送作業を進めさせていただいております!

商品の到着まで、いましばらくご猶予をいただけますと幸いです。<(_ _;)>


P.S.
なお、サインは表紙の次ページ(黄色ページの前)、本のカバーを開いた内側にございます。
少々わかりづらい場所ですが、よろしくお願いいたします。




また、沢山の応援、本当にありがとうございます!

アウルズ・エージェンシーは小さな会社ですが、僕も大好きな会社です。

代表の下野さんに代わりまして、僕からもお願い申し上げます。

もし、「買おうと思っていた」という方がいらっしゃいましたら、

下記リンクのアウルズ・エージェンシーの直販サイト

【アルケミスト】 (←ここ)

からご購入いただけますと嬉しいです。

アウルズ・エージェンシー存続のため、お力添えをいただけますと幸いです。


←「そんな状況なら、ブログ書かいてないでさっさとサイン書けよ!」というお叱りの気持ちとともにポチッと
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命のつながりを忘れた世界

先にご紹介した「物我対立」、「わたし」がいて「私以外」がある。

コレが老子の説いたところの『徼』の世界です。


『徼』という字は難しいですね。

というか、日常生活ではまずお目にかからない。

日本語にも、「まぐれ当たりの幸福」を意味する「徼幸(きょうこう)」なんて言葉があったりするけど、見たことも使ったこともないからね。

僕はこの字、道徳経で初めて見ました。

だから「徼の世界」なんて言われても、いまいちピンとこなかったんです。

で、調べてみました。

『ラブ、安堵、ピース』では、あえて「解釈」という言葉で括弧付けをしたのですが、本来の意味はちょっと違います。

「徼」の字には様々な意味があるらしいのですが、老子の文脈から紐解くと「辺境」や「国境」、「砦(とりで)」や「遮る」というニュアンスが見えてきます。

「わたし」と「私以外」を遮る柵塁、それが「徼」です。




本来、ひとつながりの土地に柵を立てる。

そこに、「こちら」と「あちら」ができる。


本来、ひとつながりの命に柵を立てる。

そこに、「わたし」と「私以外」ができる。

それは、命のつながりを忘れた世界。

「つながりがなくなった世界」ではありません。つながりを「忘れた」世界です。


人は、この事をすっかり忘れて、「わたしの命」と「あなたの命」があるように錯覚してしまいました。

はたまた、「生物」と「無生物」という柵を立てました。

でも、存在のすべてはひとつながりで、そこには命しかありません。

だから、あなたがいま目にしているすべて、手にしているスマホやパソコンもまた、命の現れです。


そんなの信じられない?

そうでしょう。そうでしょう。


ところがよくよく考えて見ると、それがはなはだ怪しい。

よほど怪しい。

通俗には誰もそう考えている。

私も通俗にそう考えている。

しかし退いて不通俗に考えて見るとそれがすこぶるおかしい。

どうもそうでないらしい。




【トークライブ・インフォメーション】

さて、明日からは、平日のお話会ツアー。
東京・名古屋・大阪の順で回ります。
事前予約等は不要です。当日、会場での受付となります。
お一人様も団体様も、お気軽にご参加ください。
皆様のお越しを心からお待ちしております!

*****


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】1月25日(水)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】1月26日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】1月27日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。


*****


枚方 T-SITEさんから、インストアトークライブのお誘いをいただきました!
1月28日(土)にお伺いいたします!
今回はT-SITEさんから、「黒澤一樹と雲黒斎、2つのキャラ分けでお話をお願いします!」と依頼を受けたのですが、いやはや、どんなお話になるのやら(笑)

『ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】1月28日(土)13:30~15:00
【会場】枚方蔦屋書店 4Fイベントスペース
【料金】お一人様1,500円
※主催:枚方 蔦屋書店さま

◎詳細・お申し込みは【こちら】枚方 蔦屋書店公式ページをご覧ください!




←忘れずにいていただけたら嬉しいです。
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物我対立

昨晩、ズボンを履かないまま外出し、渋谷近くの公園でパンツ一丁になっている自分にようやく気づき、あわててそこらの芝生に落ちていたスカートを履いて逃走する

という夢をみました。

なにこの荒唐無稽な展開。

これ、夢占い的には一体なんの暗示なんでございましょうーか?

そんなこんなでこんにちは、黒斎です。


さて、こんな「夢」と「現実」と呼ばれる日常生活、どちらにも共通しているものがあります。

それが「主観」。


自分が誰であれ、その状況を見て、感じている何者かがいる。

この主観によって浮かび上がっている世界が「徼」の世界です。

昔っからいろんな人が「それだけが世界じゃありませんぜ」ってなことを色々な表現で残してくれています。

「ああ、またその話かよ」という方も大勢いらっしゃるとは思いますが、一番大事なところなんで、繰り返させてくださいませ。



先日、『ラブ、安堵、ピース』の編集をしてくださった橋詰さんが、非常に興味深いことを話してくれたんですね。

「黒斎さん、夏目漱石が『ノンデュアリティーとワンネス』を語ってたって、知ってました?」って。

(;゚ Д゚) …!? ええ? 夏目漱石が!?

ってなもんですよ。びっくりしました。


時は明治40年4月20日。

その日、漱石さんは東京美術学校文学会の開会式にて、学生さんに向けてある講演をしたんだそうです。

その講演内容は後に東京朝日新聞で連載され、また、『文芸の哲学的基礎』というタイトルで書籍化されています。

いや、お恥ずかしながら僕はまったくそんな講演があったことも、本の存在も知らなかったのですが、橋詰さんから「青空文庫にもありますよ。ぜひ読んで見てください!」と教えていただきまして。

で、拝見しましたら、驚愕しました。興奮しました。

うぉーーーーー!ってなもんです。

それで、是非皆様にもご紹介したくなりまして。

橋詰さんがFacebookで要点をまとめてくれてましたので、引用させていただきたいと思います。



*****


私はここに立っております。

そうしてあなた方はそこに坐っておられる。

他の言葉であらわしてみようならば、私は『我』というもの、あなた方は私に対して『私以外』のものという意味であります。

もっとむずかしい表現法を用いると「物我対立」という事実であります。

すなわち世界は『我』と『物』との相待の関係で成立しているという事になる。

あなた方も定めてそう思われるでありましょう、私もそう思うております。

誰しもそう心得ているのである。

ところがよくよく考えて見ると、それがはなはだ怪しい。

よほど怪しい。

通俗には誰もそう考えている。

私も通俗にそう考えている。

しかし退いて不通俗に考えて見るとそれがすこぶるおかしい。

どうもそうでないらしい。

なぜかというと元来この『私』という――この『私』の正体がはなはだ怪しいものであります。

この手、この足、痒いときには掻き、痛いときには撫でるこの身体が私かというと、そうもいかない。

痒い痛いと申す感じはある。

撫でる掻くという心持ちはある。

しかしそれより以外に何にもない。

あるものは手でもない足でもない。

便宜のために手と名づけ足と名づける意識現象と、痛い痒いという意識現象であります。

要するに意識はある。

また意識するという働きはある。

これだけはたしかであります。

して見ると普通に『私』と称しているのは客観的に世の中に実在しているものではなくして、ただ意識の連続して行くものに便宜上『私』という名を与えたのであります。

『私』と、一たび建立するとその裏には、「あなた方」と、私以外のものも建立する訳になりますから、物我の区別がこれでつきます。

そこがいらざる葛藤で、また必要な便宜なのであります。

こういうと、私は自分(普通にいう自分)の存在を否定するのみならず、かねてあなた方の存在をも否定する訳になって、かように大勢傍聴しておられるにもかかわらず、有れども無きがごとくで、はなはだお気の毒の至りであります。

御腹も御立ちになるでしょうが、根本的の議論なのだから、まず議論としてお聴きを願いたい。

根本的にいうと失礼な申条だがあなた方は『私』を離れて客観的に存在してはおられません。

――『私』を離れてと申したが、その『私』さえいわゆる『私』としては存在しないのだから、いわんやあなた方においてをや、であります。

いくら怒られても駄目であります。

あなた方はそこにござる。

ござると思ってござる。

私もまあちょっとそう思っています。

います事は、いますが、ただ仮にそう思って差し上げるまでの事であります。

というものは、いくらそれ以上に思ってあげたくてもそれだけの証拠がないのだから仕方がありません。

普通に物の存在を確かめるにはまず眼で見ますかね。

眼で見た上で手で触れて見る。

手で触れたあとで、嗅いでみる、あるいは舐めてみる。

けれども前にも申した通り眼で見ようが、耳できこうが、根本的にいえば、ただ視覚と聴覚を意識するまでで、この意識が変じて独立した物とも、人ともなりよう訳がない。

見るときに触るるときに、黒い制服を着た、金ボタンの学生の、姿を、私の意識中に現象としてあらわし来きたるというまでに過ぎないのであります。

これをほかにしてあなた方の存在という事実を認めることができようはずがない。

すると煎じ詰めたところが『私』もなければ、あなた方もない。

あるものは、真にあるものは、ただ意識ばかりである。

金ボタンが眼に映ずる、金ボタンを意識する。

すると通俗の考えを離れて物我の世界を見たところでは、物が自分から独立して現存しているという事もいえず、自分が物を離れて生存しているという事も申されない。

換言して見ると己(おのれ)を離れて物はない、また物を離れて己はないはずとなりますから、いわゆる物我なるものは「契合一致」しなければならん訳になります。

物我の二字を用いるのはすでに分りやすいためにするのみで、根本義からいうと、実はこの両面を区別しようがない、区別する事ができぬものに「一致」などという言語も必要ではないのであります。

だからただ明かに存在しているのは意識であります。

そうしてこの意識の連続を称して俗に「命」というのであります。


――夏目漱石『文芸の哲学的基礎』より抜粋



*****


どーですか奥さん!

こう紹介すると、私は自分(普通にいう自分)の存在を否定するのみならず、かねてあなた方の存在をも否定する訳になって、かように大勢閲覧しておられるにもかかわらず、有れども無きがごとくで、はなはだお気の毒の至りであります。

あなた方はそこにござる。

ござると思ってござる。

私もまあちょっとそう思っています。

います事は、いますが、ただ仮にそう思って差し上げるまでの事であります。

というものは、いくらそれ以上に思ってあげたくてもそれだけの証拠がないのだから仕方がありません。

いくら怒られても駄目であります。




【トークライブ・インフォメーション】

2017年1月のお話会の予定は以下の通りです!

*****

枚方 T-SITEさんから、インストアトークライブのお誘いをいただきました!
1月28日(土)にお伺いいたします!
今回はT-SITEさんから、「黒澤一樹と雲黒斎、2つのキャラ分けでお話をお願いします!」と依頼を受けたのですが、いやはや、どんなお話になるのやら(笑)

『ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】1月28日(土)13:30~15:00
【会場】枚方蔦屋書店 4Fイベントスペース
【料金】お一人様1,500円
※主催:枚方 蔦屋書店さま

◎詳細・お申し込みは【こちら】枚方 蔦屋書店公式ページをご覧ください!

*****


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】1月25日(水)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】1月26日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】1月27日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。


←今日も押してくれる誰かが、ござると思ってござる。
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現実



さて、昨年末、上記の画像を貼り付けていたんですが、覚えておられます?

危うく貼った僕が忘れそうになってましたけど。


僕たちが「人生」と呼んでいるものは『徼(解釈・概念)』の世界に展開されています。


「人生を振り返る」となれば、童謡『思い出のアルバム』のごとく

いつのことだか〜 思い出してごらん〜 あんなこと〜 こんなこと〜 あったでしょう〜♪

と「記憶の集積を振り返る」ことになります。


この「記憶の集積」、はたまた、さまざまな「概念」を前提に見いだされている世界が『徼』の世界です。

だから、『徼』の世界は、めちゃめちゃ個人的。

人の数だけ『徼』があります。

そして、多くの場合、この「徼」の世界が「現実」として感じられています。


一方、『妙』の世界は「事象そのもの」。

いわゆる「あるがまま」の世界で、そこにはまだ概念も解釈も張り付いていません。


僕たちは、目の前に展開されている事象を、「何が起きているのか?」と把握しますが、

この「何」が付け加えられず、「ただ起きている」のが『妙』の世界です。

人生の「素(もと)」となりますが、そこにはまだ「ストーリー」がありません。

「いい」も「悪い」もなく、「あれ」でも「これ」でもない、素(す)の世界。


何が起きているのか?

何々が起きている。


その『何々』が「解釈」であり「概念」。徼の世界を形づくるものです。



「現実」という言葉の意味を紐解くと、

『いま目の前に事実として現れているもののこと』と出てきます。

ところが、この「現実」がいつの間にか(自動的に)

『いま目の前に解釈として現れているもののこと』に置き換わっているんです。

前者の「現実」と、後者の「現実」は、根源的には同じでありながら、似て非なるもの。


まずは、ここまで、飲み込めますか?


ブログ更新のリハビリの意味も込めまして、ゆるゆると、ゆっくり進めていきます。


【トークライブ・インフォメーション】

2017年1月のお話会の予定は以下の通りです!

*****

枚方 T-SITEさんから、インストアトークライブのお誘いをいただきました!
1月28日(土)にお伺いいたします!
今回はT-SITEさんから、「黒澤一樹と雲黒斎、2つのキャラ分けでお話をお願いします!」と依頼を受けたのですが、いやはや、どんなお話になるのやら(笑)

『ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】1月28日(土)13:30~15:00
【会場】枚方蔦屋書店 4Fイベントスペース
【料金】お一人様1,500円
※主催:枚方 蔦屋書店さま

◎詳細・お申し込みは【こちら】枚方 蔦屋書店公式ページをご覧ください!

*****


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】1月25日(水)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】1月26日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】1月27日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。


←ゆるゆるとお付き合いいただけましたら幸いです。
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今年もよろしくお願いします!

ども!

あけましておめでとうございました!

2017年が始まってから早2週間となりましたが、皆様におかれましてはどのような新年をお迎えでしょうか。


我が家は1月3日から初めて台湾へと行ってきました。

台湾といえば、国民のおよそ8割が道教というお国。

僕にとってあまり馴染みのない宗教ではありますが、「道教ってどんなもんじゃろ」ってなことで、初詣がてら台北最強のパワースポットと名高い「龍山寺(ロンサンスー)」へ足を運びました。


龍山寺 前門(写真は台北ナビより拝借)

本殿には観音様が祀られているのですが、その他にも学問や商売、子宝、恋愛など、さまざまな分野の神様が同時に祀られています。

沢山の「神様」が祀られているのは、仏教との大きな違いですね。

新年ではありましたが、台湾は旧正月を祝う文化ゆえ、地元の皆様によっては「平日」。

それでも前に進むのが少々大変なほど沢山の方が訪れ、敷地内は信者さんたちの読経が響き渡っていました。

それにしてもまー、豪華絢爛、きらびやかなお寺でした。


「道教」っていうぐらいですから、やっぱり老子との関わりが気になるところだったのですが、そこはやっぱり別物でしたね。

確かに老子も信仰の対象とする「タオイズム」なのですが、厳密には「道教」と老荘思想に基づく「道家」は別なものらしく。


一通りのお参りの後は、ガイドブック片手にワクワクと歩を進める奥様の乙女な一面を感じつつ、龍山寺駅の地下街にある占い横町へ。

無数の占いコーナーから選んだのは、きゃりーぱみゅぱみゅさんが見てもらったという占い師さんです。

「せっかくだから!」と目を輝かせる奥様の要望で、家族全員の占いをしてもらいました。

占い師さんの腕のほどはわかりませんが、「パパさんは、おっちょこちょいな人ね」という占い師さんの一言に、家族は爆笑しながら力強く首を縦にふり、「この占い師さんは信頼できる!」と確信を高めていました。

そうかなぁ。おっちょこちょいかなぁ…。

「たまに財布持たないまま札幌に出張にでて現地でようやく気づいたり、目的地と真逆に進む新幹線に乗っちゃったり、ブログ更新するたびトークライブの日時告知を書き間違えちゃったり、その程度のもんだぜ?」

なんて思ってたんですけどね、帰国後さっそく、「成人の日」でお休み中のアウルズ・エージェンシーに普通に出社して、「あれ?カギが開いてないぞ!?」ってなっていました。

やっぱり、おっちょこちょいなんだろか、僕。


そんなこんなで迎えた2017年。

今年はちゃんとブログの更新も進められたらと思っております。(思うだけなら毎年のことで…)


おっちょこちょいな僕ではありますが、今年もなにとぞご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!



【トークライブ・インフォメーション】

2017年1月のお話会の予定は以下の通りです!

*****

枚方 T-SITEさんから、インストアトークライブのお誘いをいただきました!
1月28日(土)にお伺いいたします!
今回はT-SITEさんから、「黒澤一樹と雲黒斎、2つのキャラ分けでお話をお願いします!」と依頼を受けたのですが、いやはや、どんなお話になるのやら(笑)

『ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】1月28日(土)13:30~15:00
【会場】枚方蔦屋書店 4Fイベントスペース
【料金】お一人様1,500円
※主催:枚方 蔦屋書店さま

◎詳細・お申し込みは【こちら】枚方 蔦屋書店公式ページをご覧ください!

*****


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】1月25日(水)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】1月26日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】1月27日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。


←さあ、書き初めをしていないアナタも、ここで「押し初め」!
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今年も1年ありがごうございました!

気がつけば大晦日。

アッという間じゃ〜。

今年もやっぱり、アッという間じゃ〜〜。


そんなこんなで皆様、大掃除はお済みでございましょうか。

いつもは「どこだどこだ!?」って探し回っているわりに、大掃除を通して色んなところからポケットティッシュが発掘されております。

いまだ散らかりっぱなしの書斎からこんにちは、黒斎です。


大晦日の「一区切り感」ってハンパないですね。

きっと、今日と明日とでは、そこまで違いはないんですよ。

なのにこの「一区切り感」。

大晦日、おそるべし。


で、前回の投稿からも早数週間。

今回こそは迅速な更新を、と思いながらも、

「つづく。。。」からの、まさかの年越し!

なんだこの体たらく。


来年はちゃんとします。。。(額を畳の縁にこすりつけながらの土下座)


この一年は、ほとんどブログの更新もなかったのですが(数えてみたら、たったの45回!)、それでもたくさんの方に支えられてきました。

更新が少ないながらも、このブログに訪れてくれた皆様、

『わかりかけのRADIO』をご試聴くださいました皆様、

トークライブイベントにお越しくださいました皆様、

イベントの企画やお手伝いをくださいました皆様、

書籍をご購入くださいました皆様、

その他、色々なカタチで応援くださいました皆様、

本当にありがとうございました!

来年も何卒よろしくお願いいたします!!


皆様、どうぞよいお年をお迎えください。


(≧▽≦)ノシ LOVE, 安堵, PEACE!





【トークライブ・インフォメーション】

2017年1月のお話会の予定は以下の通りです!


平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】1月25日(水)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】1月26日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1209
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】1月27日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

※上記の「平日のお話会」につきましては、チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。

*****

枚方 T-SITEさんから、インストアトークライブのお誘いをいただきました!
1月28日(土)にお伺いいたします!

『ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】1月28日(土)13:30~15:00
【会場】枚方蔦屋書店 4Fイベントスペース
【料金】お一人様1,500円
※主催:枚方 蔦屋書店さま

◎詳細・お申し込みは【こちら】枚方 蔦屋書店公式ページをご覧ください!


←今年も一年ありがとうございました!
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世界の全貌

『道(タオ)』は、悟りへの「道(みち)」、プロセスのことではありません。

辶(しんにょう)が「終わり」を、首が「始まり」を示し、『道』という、この一文字の中に、『太極』という万物の根源を示したものです。

聖書で言うところの『アルファであり、オメガである』、仏教的な言葉で表すなら『色即是空』。


マスターたちは、「存在」、この世界の全貌を、様々な言葉を駆使して表現してくれました。

そして同時に、「人は、その全貌を見失い、一部だけを捉えることによって、バランスを失っている」という事も示してくれました。

ブッダは、世界の全貌を『色』と『空』と大きく2つに分けて説明しましたが、老子は「4つの層」で示してくれました。

それが『玄のまた玄』『玄』『妙』『徼(きょう)』です。


道可道非常道。名可名非常名。
無名天地之始、有名萬物之母。
故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。此兩者、同出而異名。
同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。


道の道とす可きは常の道に非ず、名の名とす可きは常の名に非ず。
名無し、天地の始めには。名有り、万物の母には。
故に常に無欲にして以て其の妙を観、常に有欲にして以て其の徼を観る。
此の両者は、同じく出でて名を異にし、同じく之を玄と謂う。
玄の又た玄、衆妙の門。



上記は、『老子道徳経』の第1章。

その原文と読み下しですが、大抵は、これだけ見ても「なんのこっちゃ?」ですよね。

でも、この「大前提」を理解できれば、老子が伝えんとした世界観が見えてくることと思います。

 『ラブ、安堵、ピース』では、お話の導入部ということもあり、少々長くなってしまいました。

今日は改めて、この部分を、シンプルにお話してみたいと思います。


道の道とす可きは常の道に非ず、名の名とす可きは常の名に非ず。

「これがタオです!」なんて決めようものなら、それは全然「タオ」じゃない。
「これが真理だ!」なんて決めつける言葉は、真理じゃない。


名無し、天地の始めには。名有り、万物の母には。

天地の始まり(空・くう)には言葉がない。しかし、僕たちの世界、「現実(色・しき)」においては『はじめに言葉ありき』だ。


故に常に無欲にして以て其の妙を観、常に有欲にして以て其の徼を観る。

だから、思い込みがなければ、「あるがまま」を生きることができる。でも、決めつけに縛られるなら「解釈の世界」から逃れられない。


此の両者は、同じく出でて名を異にし、同じく之を玄と謂う。

「あるがまま」の現実と「解釈」の現実は、出どころは同じだけど、似て非なるものだ。この「2つの現実」が出てくるところは、「玄(ほとんど見えない)」。見えるようで、見えない。


玄の又た玄、衆妙の門。

そしてその「玄(ほとんど見えない)」よりもさらに深い闇(玄のまた玄)にこそ、全ての存在基盤がある。





この『玄のまた玄』『玄』『妙』『徼(きょう)』の関係は、「映画館」で例えるとわかりやすくなります。

こんな感じ。






つづく。。。


【トークライブ・インフォメーション】

今年最後の『阿雲の呼吸』!
今回は「東洋哲学」をテーマに、阿部敏郎・雲黒斎それぞれのソロトークとコラボトークによる3部制でお送りいたします。

『阿雲スペシャル Part2』

【日時】12月18日(日)13:30~17:30(開場13:00)
【会場】KFC 2ndホール
    東京都墨田区横網一丁目6番1号国際ファッションセンタービル 2階 (MAP
【料金】お一人様4,500円+税

詳細・お申し込みは『こちら』から
○主催/いまここ塾さま

*****

12月の「平日のお話会」は、20日(火)名古屋、21日(水)大阪、26日(月)東京での開催を予定しております。
チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】12月20日(火)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室906
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】12月21日(水)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】12月26日(月)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 701会議室(エレベーターを出て右奥の会場です)
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

*****

←妙(スクリーン)を見る僕たちに「ボタン」という徼(解釈)がある。
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コデックス

どうも、永らく「黒斎」と自称していたので「黒澤」と名乗ることに若干の躊躇がある男です。こんにちは。

いやー、お陰様で『ラブ、安堵、ピース』に関しての反響を連日めっさ頂いております!

お手にとってくれた皆様、またレビューやご感想等を紹介してくれた皆様、本当にありがとうございます!

版元であります、アウルズ・エージェンシーさんにも、連日様々なお問い合わせの電話が入っておりまして、想像を上回る反響に驚いております。

そんな中、こんなお問い合わせが毎日のように寄せられております。

「あ、あの、先日『ラブ、安堵、ピース』を購入したのですが、背表紙が無くて糸が見えているのですが……」






その戸惑いのお気持ちは、わからなくもないのですが……

ご安心ください。不良品じゃ、ないです。

大事なことなのでもう一度言います。

不良品じゃないです。

あえてそのようなカタチの装丁としておりますので、何卒ご容赦を。


あまり見慣れない装丁だとは思いますが、これ、「コデックス装」と言います。

印刷・製本技術が発展した昨今ですと、一部の写真集や画集、デザイン書などでしか見ることのない装丁ですが、古代末期から伝わる由緒正しき製本スタイルです。

今回は『老子道徳経』というテーマだったため、その世界観を少しでも、ということでコデックス装にしてみました。

もちろん、この書が残された当時に、このような物があったわけではありません。

紙の発明・普及以前は、木や竹といったものが書写の材料として使われていました。

実際、時折出土される道徳経も、木簡・竹簡(木や竹の札を紐でまとめたもの)や、帛(きぬ)に記されたものだったりします。




簡(札)がバラバラにならないよう、紐でまとめ編む事を、「編集」と言います。

で、編まれた書を巻いたものを「一巻」、巻かずに束ねたものを「一冊」と言います。

本を数える時の単位「冊」は、この木簡を紐で束ねた「象形文字」なんですね。


おお! まさに、書籍の原点!

老子はいまなお謎の多い人物ですが、一説によれば、このような書写を管理する守蔵室の長、今で言うなら、国会図書館の館長のような役割だったとも伝えられています。

で、後世、紙が普及していき巻物が生まれ、巻物に代わって冊子写本(コデックス)が、印刷本が発明されるまでの間、流通しました。


この「写本」という流れも、老子の世界観にピタッと来たんですね。

と、言いますのも、「老子」は他の宗教の流れと根本的な違いがあるんです。

メッセージ性は仏教などと非常に親和性が高いのですが、その「伝わり方」がだいぶ違うんです。


皆様ご存じの通り、仏教やキリスト教などの宗教は、マスターから弟子への「口伝」を通して伝わってきました。

一方、老子は、その人物像さえ、おぼろげなまま。教えを説いていった記録が、まったくありません。

ただ一つ残された手がかりが「書」。

宗教が「口伝」で伝わってきたのに対し、道徳経は「写本」を通して脈々と書き継がれてきました。

「誰が説いたのか」ではなく、「何が示されているか」を大事にして残されたものです。

ちなみに、現在までに出土された道徳経は、すべて「写本」であって、オリジナルはいまだ発見されていません。


そのほか様々な、制作陣による「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」という、松鶴家千とせチックな微妙こだわりを交えつつ、「コデックス装」と相成りました。

そういうわけでして、大事なことですので、繰り返させて頂きます。



不良品じゃないです。




【トークライブ・インフォメーション】

今週末は福岡へお伺いいたします!
今回は、東洋哲学の「基本のき」からドップリ「老子」の世界をお話いたします!

黒澤一樹(雲黒斎)ソロトークライブ in 福岡

【日時】12月4日(日)14:00~16:30(開場13:30)
【会場】天神クリスタルビル Bホール
    福岡市中央区天神4丁目6-7 (MAP
【料金】お一人様3,000円

詳細・お申し込みは『こちら』から
○主催/Be Here Now 常冨泰弘さま

*****

今年最後の『阿雲の呼吸』!
今回は「東洋哲学」をテーマに、阿部敏郎・雲黒斎それぞれのソロトークとコラボトークによる3部制でお送りいたします。

『阿雲スペシャル Part2』

【日時】12月18日(日)13:30~17:30(開場13:00)
【会場】KFC 2ndホール
    東京都墨田区横網一丁目6番1号国際ファッションセンタービル 2階 (MAP
【料金】お一人様4,500円+税

詳細・お申し込みは『こちら』から
○主催/いまここ塾さま

*****

12月の「平日のお話会」は、20日(火)名古屋、21日(水)大阪、26日(月)東京での開催を予定しております。
チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】12月20日(火)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室906
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)

【日時】12月21日(水)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 研修室E
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】12月26日(月)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 701会議室(エレベーターを出て右奥の会場です)
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

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←数千年後には、このブログも「USBメモリ」なんかで出土されたりするのかな?
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専門用語で苦笑い

「専門用語」というものは、どんなジャンルにも存在しますよね。

業界内においてなら、共通言語として成り立つとしても、その体系の中にいない者にとっては、さっぱり意味がわかりません。


<真のエクセレント・カンパニーを目指して>
今、IT業界は革命の時代に突入しています。
2000年初頭に起こったパラダイムシフトにより様々なキャズムが取り払われ、
各社のコアコンピタンスがコモディティ化された結果、先の見えない不況が我々の眼前に覆いかぶさってきています。
LIGは自社の強みでもあるファクトベースにおけるブルーオーシャン戦略、
いわゆるボトルネックを排除したベネフィット創出事業にフルコミットする事で、安定的な成長を続けています。



上記は今年の初め、「カタカナ英語が多すぎて何を言っているかわからない」と話題になった、ウェブ制作会社LIG代表・ 岩上貴洋さんの挨拶文の一部。

「ルー大柴かよ」「日本人同士なのに言葉が通じない恐怖を味わった」「さっぱり理解出来ないワードだらけ…」「読めない…(私がバカだからかな?)」「意識高い系語とかいう新種の言語」など、ネットで大きな反響を集め拡散されました。

もちろん、岩上さんにしてみれば、大きな注目を集め「してやったり」という気持ちもあるのでしょうが。

そのぐらい、この「通じなさ」がある種の「ネタ」として扱われています。


精神世界というカテゴリにも、とかく聞き慣れないカタカナ英語がモリモリ出てきますよね。


<真のワンネスを目指して>
今、社会は未曾有の混乱に突入しています。
2012年に起こったアセンションによっても様々なカルマは取り払われず、
人々のマインドがジャッジを繰り返す結果、先の見えない不安が我々の眼前に覆いかぶさってきています。
その中においても、ライトワーカーたちは存在の根底であるクオンタムフィールドにおけるヴォルテックス活用、
いわゆるマインドブロックを排除したワクワク創出をマスタリーする事で、安定的な成長を続けています。


こちらも、別な意味で「意識高い系」の振る舞いを見せています(苦笑)

「ルー大柴かよ」「日本人同士なのに言葉が通じない恐怖を味わった」「さっぱり理解出来ないワードだらけ…」「読めない…(私がバカだからかな?)」「意識高い系語とかいう新種の言語」といった違和感は、かつて僕が精神世界やスピリチュアルなどの本を手にした時と、さして代わらないのです。

僕も、いまだに「え?」と戸惑ってしまう本に出会うことも、決して少なくありません。

「文章のわかりずらさ」以前に、「用語」が理解できないため、読み進められないのです。

用語を平たくすれば、案外「へ?」って拍子抜けするぐらい、なんてことない内容だったりするんだけどね。

それでも「慣れ」というのは怖いもので、その体系の中に馴染んでいくと、そういった用語も何となくの雰囲気で身近に感じられていき、ついつい自分の口からも飛び出てくるようになってきて。


そんな反省なども踏まえつつ、今回の新刊ではできるだけ精神世界特有の用語を使わず、言葉を選びながらまとめてみました。

僕がお借りしているデスクの隣に席を構える橋詰さんに「編集・校閲」をお願いし、徹底的にダメ出しをいただきました。

「黒斎さん、ここの『ワンネス』と『カルマ』、アウトです。それと、ここの『ジャッジ』も、もっとわかりやすい表現にしてください」

「えーーー!?『ジャッジ』もダメなのーー?」

「これは、スピリチュアルじゃなくて、老子ですから。言葉の雰囲気に逃げちゃダメです」

「じゃ、ここの『マインド』もNG?」

「うーん、ギリギリ、セーフとしましょうか」

なんて感じのやりとりがしばらくの間続きまして、僕の中にある「専門用語癖」が再確認できた次第です^^;

いやはや、本当に言葉というのは難しいですね。


さて、そんな新刊の件。

本当にたくさんのご予約や応援のお言葉、また、SNSのシェアなど、ありがとうございます!

お陰様で、私はじめ制作陣の想像を遙かに上回るご予約をいただきまして、初版分がご予約で完売しそうな勢いとなり、先日急遽増刷の運びとなりました。

元々控えめな初版部数だったとはいえ、こうして発売を前に重版できましたのも、ひとえに皆様のお力添えのお陰です。

厚くお礼申し上げますとともに、今後とも引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!


発売を前に、結局何かとワタワタしてしまい、相変わらずブログの更新は鈍行ではありますが、それ以上の大ボリュームで「音声配信」をさせていただいております。

会員登録時だけではなく、最新話につきましては「毎週無料」でお聴きいただけますので、どうぞそちらもお楽しみください。

もちろん、会員登録も無料でございます。(登録についての疑問などがございましたら【こちら】をご参照ください)


《おまけ》

先に記載しました、岩上さんの挨拶を勝手に訳してみました。

<真の卓越した会社を目指して>
今、コンピュータの基礎・及び応用技術業界は、革命の時代に突入しています。
2000年初頭に起こった劇的な価値観の変化により、新技術の導入時における躊躇が取り払われ、
各社の強みが商品化された結果、先の見えない不況が我々の眼前に覆いかぶさってきています。
LIGは自社の強みでもある、事実に基づいた理論における「競合相手のいない戦略領域」、
いわゆる流量制限を排除した商品長所創出事業に全力で取り組み、安定的な成長を続けています。



うん、これはこれで難しいね(てへぺろ)←これもある種の専門用語か



【トークライブ・インフォメーション】

大阪、梅田蔦屋書店さんにて新刊の発売イベントが決定しました!

『ラブ、安堵、ピース』発売記念 黒澤一樹トークライブ

【日時】11月26 日(土)13:30~15:00(開場13:00)
【会場】梅田蔦屋書店 4thラウンジ
    大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F (MAP
【料金】お一人様1,500円

詳細・お申し込みは『こちら』から

*****

11月の「平日のお話会」は、24日(木)東京、25日(金)名古屋での開催を予定しております。
チケットのご購入や、事前予約等は不要です。当日、会場へ直接お越しください。

平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】11月24日(木)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 701会議室(エレベーターを出て右奥の会場です)
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)

【日時】11月25日(金)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1204
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円

*****

12月は、福岡へお伺いいたします!
もちろん新刊もお持ちしますよ!

黒澤一樹(雲黒斎)ソロトークライブ in 福岡

【日時】12月4日(日)14:00~16:30(開場13:30)
【会場】天神クリスタルビル Bホール
    福岡市中央区天神4丁目6-7 (MAP
【料金】お一人様3,000円

詳細・お申し込みは『こちら』から
○主催/Be Here Now 常冨泰弘さま


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