古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

情報公開時代の労務管理(更新)

2022-04-04 23:30:07 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

数年前に、某総研という 結構有名な
コンサルティング会社の採用セミナーに
行った事がありますが、
(有名なコンサルティング会社で
セミナーは無料だったため かなりの数の
企業の人事担当者が来ていました)

開口一番 
「皆さん、大変な時代がやってきましたよ」
「SNSで、内部情報がガラス張りになる
時代です」
と言っておられました。

企業的には
全くの虚偽情報を書かれてももちろん困るし
どこにでもいる一部の尖った人について 
(例えば管理人)
誇大気味?に書かれても困るし

放置しても 反応しても
誰かに怒られるという 難題を抱えます。

当院では、何かまずそうな事が起きたら
顧問弁護士さんにまずお尋ねし、 
本当に法的にアウトな方は
何らかの形で呼び出してお話する事に
なりますが、
行為自体が本当に法的にアウトな時は
懲戒処分の後に、自主退職に至る事も少なくありません。

法的にアウトとまでは言えない時は
そういう行為が明らかに起きるまで、
様子を見ることになります。

昨今は 防犯のためのみならず
何らかの行為が法的にアウトか否か
職場に監視カメラを付けて、
水掛論になりがちな場面を証拠で
証明するという手法も取られており

当院でも プライバシー侵害と
権利保護の狭間で
病室を始め、院内のあちこちに監視カメラを
付けて、録画しています。

あまり監視するのは 好きではないですが、
やむを得ません。

以前は 監視カメラを付けるというと、
スタッフに
「見張られてるみたいで嫌だ」と
怒られていましたが、

昨今は
「なぜ付けないのか」
と言われる事もあり、

時代の流れを感じます。

当院は些細な事でも 業務上
何かやらかしたら(何か病院のものを壊したとか)
インシデントレポートを出してもらっていますが
誰がやらかしたのか わからないこともあります。
なので、やらかした人がわからない場合は
発見した人に出してもらっています。

他にもハラスメントなどは 休憩室などで
起きがちでしょうが、

インシデントもハラスメントも、
監視カメラに解決してもらう時代が
来てるという事でしょうか。

表現の自由 vs 名誉毀損
プライバシー侵害 vs 権利保護

難しい時代です。
尤も必要な時は監視カメラを付けざるを
得ないです。。


https://komori-hp.cloud-line.com/

 
追記 4月4日

以前 当院におられたと思しき方から、
昔の当院のハラスメント相談体制について
インターネット上で書き込みがあるのを
確認しました。

以前 そこの部門について
相談あり、事実確認したのですが、
当時は明らかな証拠が掴めなくて介入が出来ず、
書き込みをした方には 不愉快な思いを
させて、申し訳ありませんでした。

ただ該当者と思われる方は
既に退職されておられます。

今回の書き込みを機に
職員個人面接を行い、
現在でも何か手を打つ必要あれば、
必要と思われる措置を講じる
予定です。


再追記

4月中に 当該部署の
個人面談を行いましたが、
現時点で とくに問題ないとの事でした。

引き続き お話していく予定です。




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