猫の王道を生きるセロ＆ニーニャ

明け方の４時頃になると、セロからの合図がやってくる。
徳さんの頬や手の甲をチョンチョンと軽く叩いてくる。
それはもう申し訳なさそうに遠慮がちに、鋭い爪を内側に畳み込んで。

寝ぼけまなこで掛け布団の片方を持ち上げると、セロが潜り込んでくる。
すぐさま体制を入れ替えて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら伏せの姿勢で寝ちまう。
徳さんの鼻息がセロの耳に掛かるのか、時々片耳をブルブルンと震わせている。

このところ、こんなセロとのやり取りが続いている。
夢うつつにもえらく癒される。

でも、セロのこんな行為は寒くなった最近復活した行動だ。
暖かい時期には、いくら誘っても来やしなかったのだ、、、。

ニーニャは夜中に徳さんの部屋にやっては来るが一二周巡回して部屋を出て行く。
家人の電気毛布の方がいいのだ。
家人の枕元で似たようなことをしてるに違いない。

ニーニャの方が猫度が高いということか、、、。
そういえば、セロはなんとなくおばかさん風。




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