菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

12月25日になると思い出される出来事

2023年12月21日 | 日記

もう50年も前の事。主人の父親の葬儀が有り、主人は一人先に岐阜の郡上市へ出かけて行きました。長男、二男は小学校低学年、三男は二歳の頃。上二人は実家に預け、三男は生憎風邪をひき熱も有り、置いてはいけない。体裁を重んじる主人は連れてでも来いと言います。

品川から名古屋へそして岐阜へ、現在の長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡へ行くはずの所途中、三男は熱が有り汗をかき衣服がびっしょり、電車の中で着替えをさせていたら丁度、美濃太田駅で止まっています、そうだ乗り換えだ、三男と荷物を抱えて電車を飛び降りたのです。心臓が止まりそうでした。そのまま乗っていたら富山方面へ行っていたでしょう、病気の子を連れて慣れない土地を行くのはどんなに心細いことか。

葬儀中三男は二階で泣きっぱなし、義姉からは「よく泣いていたね」と言われ7男の嫁なんて言葉も返せない。いまだに当時の事が思い出されてもやもやとした気持ちが残っている私はおろかものですね。

その後主人は、12月25日偶然脳梗塞で倒れて長く療養することになり9年前の2月に亡くなりました。新年に長男家族が墓参りの来る知らせが有り、主人も喜ぶことでしょう。

                           


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