岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『岡山・ホームレス支援 きずな』の年次総会に出席しました。

2013-05-26 07:19:48 | 岡山
会員とは名ばかりですが、今年は出席することができました。
「きずな」の活動に触れることは私自身ずいぶんと刺激になります。
いろいろな支援団体に接する機会があるのですが、「きずな」も実に頼りになるNPOだと思います。
その頼りになることはなにか。
それは時代の要請に応じて、事業内容が「成長」していることです。
すなわち、支援の手がいくつもあるということです。
そして増えつつあるということです。
硬直的な組織ではなかなかこのようにはいきません。

ホームレス支援組織は全国にあり、それぞれ固有の動きをしながら緩やかな連携があるように思います。
「北九州ホームレス支援機構」の奥田知志さん、「自立生活サポートセンター・もやい」の湯浅誠さんなどの行動は皆さんから注目されていますね。
奥田知志さんのお話は、岡山でも3回ほど聞きました。
それぞれ、異なる団体が招待しています。
そして、その団体間につながりはあまりありません。
このことは大変もったいないように思います。
多くの団体は素晴らしい活動をしているのですが、ボランティアが複数の団体にかかわっているということは少ないと思います。
公式ではなくても団体間に人々の交流がある、そのことが率先されることがあってもいいように思います。
もちろん、会費もかかり時間もかかることですが、複数の支援団体の会員になることは、団体にとっても個人にとっても意味が大きいと思います。


『岡山・ホームレス支援 きずな』の活動について、総会資料から転載させていただきます。

1.炊き出し(毎週日曜日)
2.火曜の会(毎週火曜日) 自分の思いを人に伝える、人の思いを聴く会
3.木曜クッキング(第3木曜日) スタッフと当事者が一緒に料理を作り、一緒に食事をする
4.歯科相談
5.健康相談
6.ボランティアミーティング
7.冬季炊き出し
8.偲ぶ会
9.「ひびき」 (岡山市委託事業 就労支援および緊急一時保護)
10.「なごみ」 自立準備ホーム
11.夜回り
12.街頭募金
13.法律・年金相談
14.パネル展
15.伴走型支援士認定講座
16.ニュースレター発行
そして、今年からは、ビッグイシューの販売も手掛けるようになりました。

素晴らしいですね。
岡山の福祉先駆者の方々の志を受け継いでおられます。
感謝です。


記念講演は、ご本人も福島県から岡山市に移住し、移住者支援活動をされている大塚愛さんでした。
出席者の心に響く講演でした。
またブログに書かせていただきます。


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