goo blog サービス終了のお知らせ 

岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

月曜日から難しいです。

2010-11-09 06:19:01 | 日本の仲間


先週から気になっており、訪問する予定だった一人暮らしの男性宅を訪ねる。
2時間ほどかかった。
ご本人の気持ちを理解するまでに至らなかった。

夕刻、退院されたばかりの女性のご家族から電話が入る。

「週末から歩けなくなった。
家族の支援には限界がある。
対応を考えてほしい」とのこと。
急がなければならないが、ご本人の気持ちをしっかりと聞かなくてはならない。
ショートステイの事業所にもあたっておく。
今週の仕事は決まり。

先週から『幕末武士道、若きサムライ達』山川健一 ダイヤモンド社 を
読んでいる。
最初は知っている話も多く、軽い読み物として読み進めていったのだが、徐々に著者の説く幕末武士道の深みにはまっていった。

「坂本龍馬も高杉晋作も、赤根武人も、近藤勇も土方歳三も、吉田松陰も久坂玄瑞も同じ人間なのに、あるいは同じ日本人なのに、
どうしてあんなに遠くまで行くことができたのだろうか」 p.167

私は今まで、どうも色眼鏡をかけてみていたようだ。
この人々、坂本龍馬も高杉晋作と、近藤勇も土方歳三では、考えていることがまったく違うように思っていたが、
武士道という根幹において変わりはなかったという著者の主張は説得力があった。

明治の歴史を学ぶものにとって、時間的にも思想的にも身近な幕末な人々を講談(ドラマや読み物)から離れて見直しておかなくては
ならないのではないか。

もう朝だ。
パソコンを閉じなくてはならない。

※海住山寺の本坊庭園

最新の画像もっと見る