岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『聖地 南山城展』奈良国立博物館にて開催中

2023-07-15 10:05:20 | 京都・奈良

まず聖地南山城って?と思われた方が多いのでは。

私も少しびっくりです。

全国の方には山城という地名には馴染みがあっても南山城にはピンとこないのではないでしょうか。

さらにそこが聖地だとは知らないですよね。

普通、山城イコール京都というイメージですが、このあたりも確認してみたいです。

京都府の見解はこちらです。

京都府の南東部分で京都市をのぞくとあります。

京中心部と山城は地域的に異なることになります。

さらに南山城となれば奈良と接している京都府南端ということになります。

この地域がなぜ聖地なのか。

まず京都と奈良の間にあるため飛鳥時代から奈良時代、そして平安時代、鎌倉時代と長期間に

渡る仏像群が保存されていることが挙げられます。

注目されるのは浄瑠璃寺の九体の阿弥陀仏(国宝)のうち修理中だった2体の展示です。

このお寺は有名ですね。

また、このお寺から流出した十二神将が一同に会してもいます。140年ぶりだそうです。

見事な仏像群です。運慶作と報じられたこともあります。

国の重要文化財ですが、国宝といっていいと思います。

その他、禅定寺や海住山寺の寺宝もなかなか見れないものばかりです。

初めて拝見した仏像や書物でした。

奈良におでかけの際はぜひごらんください。

新しい聖地を目にしていただければと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

ウクライナに平和を!



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