障がい者の一般就労は、なかなか難しい。
特に今のような時代は本当に大変だ。
授産施設や作業所で働くことを、福祉就労、
民間企業で働くことを一般就労というが、
福祉就労から一般就労に移行することが
実際にはほとんどできていないのでは
ないだろうか。
そのため、ジョブコーチ(職場適応援助者)が
障害者の就業支援(就職活動、就職中の援助)を
行い始めた。
障がい者の場合、職場の理解がなければ仕事
をすることが困難なことが多い。就職できれば
なんとかなるというわけにはいかない。
そのため、ジョブコーチが就職後も職場を訪問し、
相談にのることになる。
この日も働く障がい者の方からの話をお聞きしたが、
大変である。特に、人間関係に悩み、ストレスが
たまって、帰宅後も部屋に閉じこもる、荒れると
いう話も聞いた。
私の感覚では、福祉就労の場合、職員の仕事の
7~8割は、人のことを考えている。ところが
一般就労では、人のことは2割程度しか考えて
いない。人のことを考えていては仕事にならない
という気持ちがある。効率を重視する。
当然、ストレスは溜まるが、なんとかやっていく。
ところが、障がい者はそれができない。
ストレスに弱い⇒続かない⇒意欲がない、
と思われ、人間関係もぎすぎすしてくる。
ストレスのはけ口になるケースも多い。
ところで、私は今の「民間企業の仕事、イコール
まともな仕事という考え」には頷けない。
授産施設や作業所の仕事や人間関係の方が
よほど、人間的なのである。
ストレスが溜まらない。
それは仕事が簡単ということもあるが、
それより、お互いを思いやり、助け合うという
人間本来の特性が発揮できるという点だと思う。
もちろん、人間関係でいろいろもめることも
ある。それもひっくるめて人間的だと思える。
そこでは人間にはいろいろな人がいると
いうことが前提である。これができなければ
必要ない、という世界ではない。
「人々の連帯」といった時に描くイメージは、
いろいろな人がいる、そしてそれを受け入れる
ことが
できるということが前提である。
私は企業の中ではなかなか連帯を感じることが
できなかったが、地域ではそれを強く感じる。
現代人の労働には大きな問題があると思う。
確かに、勤労は国民の義務である。しかし、
日本国憲法には、勤労の中身は書いていない。
「働くとはどのようなことか」。今でも、いや
今だからこそ、真剣に考えなくてはならない
と思う。
特に今のような時代は本当に大変だ。
授産施設や作業所で働くことを、福祉就労、
民間企業で働くことを一般就労というが、
福祉就労から一般就労に移行することが
実際にはほとんどできていないのでは
ないだろうか。
そのため、ジョブコーチ(職場適応援助者)が
障害者の就業支援(就職活動、就職中の援助)を
行い始めた。
障がい者の場合、職場の理解がなければ仕事
をすることが困難なことが多い。就職できれば
なんとかなるというわけにはいかない。
そのため、ジョブコーチが就職後も職場を訪問し、
相談にのることになる。
この日も働く障がい者の方からの話をお聞きしたが、
大変である。特に、人間関係に悩み、ストレスが
たまって、帰宅後も部屋に閉じこもる、荒れると
いう話も聞いた。
私の感覚では、福祉就労の場合、職員の仕事の
7~8割は、人のことを考えている。ところが
一般就労では、人のことは2割程度しか考えて
いない。人のことを考えていては仕事にならない
という気持ちがある。効率を重視する。
当然、ストレスは溜まるが、なんとかやっていく。
ところが、障がい者はそれができない。
ストレスに弱い⇒続かない⇒意欲がない、
と思われ、人間関係もぎすぎすしてくる。
ストレスのはけ口になるケースも多い。
ところで、私は今の「民間企業の仕事、イコール
まともな仕事という考え」には頷けない。
授産施設や作業所の仕事や人間関係の方が
よほど、人間的なのである。
ストレスが溜まらない。
それは仕事が簡単ということもあるが、
それより、お互いを思いやり、助け合うという
人間本来の特性が発揮できるという点だと思う。
もちろん、人間関係でいろいろもめることも
ある。それもひっくるめて人間的だと思える。
そこでは人間にはいろいろな人がいると
いうことが前提である。これができなければ
必要ない、という世界ではない。
「人々の連帯」といった時に描くイメージは、
いろいろな人がいる、そしてそれを受け入れる
ことが
できるということが前提である。
私は企業の中ではなかなか連帯を感じることが
できなかったが、地域ではそれを強く感じる。
現代人の労働には大きな問題があると思う。
確かに、勤労は国民の義務である。しかし、
日本国憲法には、勤労の中身は書いていない。
「働くとはどのようなことか」。今でも、いや
今だからこそ、真剣に考えなくてはならない
と思う。
