連休があると実家に帰って親の見守りをするのが「義務」になっている。
なにしろ3人も親が健在である。
月に一度は顔見世にいかねばならぬ。
今回はこちらもお疲れだったから、ゴロゴロさせてもらった。
愚痴を聞いて、本を読んで、アリーナに卓球の県予選を見にいった。
本は茂木健一郎の「脳内現象」。半分ほど読んだがとても面白い。
心理学や社会学を学ぶものにとって、とても刺激的だ。
現代の脳科学は、実はデカルトの「方法論序説」を西洋哲学を
科学的に証明しつつあるように思える。
同じく、フロイトなどの心理学の「超自我」とはなにかも、別の
角度から解明されるかもしれない。
しかし、過去の偉人の思考と直感は、「すごい」と思う。
脳科学はそれを改めて教えてくれた。
県予選は卓球だったがこれもなかなか面白かった。
これからの県予選レベルの競技会を見続けようと思う。
これはスポーツの現状を知る上で大切なことだ。
私は結構、高校スポーツの現状を評価している。
今朝はロボコン大学選手権をNHKで観た。
東京農工大が東大を破って優勝した。
これもとても面白かった。
前年世界一の東大が技術改良と戦術を練ってきたことに対して、
東京農工大は革命的なスピードを手に入れ、それを直前まで
ベールに包んだ。東大の想像力を超えた。
革命的なスピードには、大胆な発想があり、その発想を現実のものとした。
東大は対応策を考えて迎え撃ったが、絶対的なスピードに敗北した。
お見事だった。スピードがあっても制御できなければだめだが、
最速でもって制御もできていた。
さて世界戦はどうだろうか。東京農工大のスピードは明かになった。
技術もわかった。対戦相手は今の東京農工大には対応できるだろうが、
これからさらにスピードを手に入れるだろう東京農工大に勝てるか。
革命的チャレンジャーから革命的王者に変われるか。
本当に興味深い。