岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今週は本当に厳しかった。

2010-03-05 21:17:20 | 地域包括支援センター
もちろん、2月の給付管理が中心の週ですが、区分変更申請やケアマネ引き継ぎ、
2月末認定で要支援になった方のサービス調整など、一年に数度という忙しさでした。
これがソーシャルワークと呼べるものなら「やってやろう」ということで受けて立つのですが、
介護保険の利用者の方が認定結果によって地域包括が担当したりケアマネさんが担当したりと右往左往する話です。
おまけに昨年始まった新認定ソフトの出来がすこぶる悪くこのソフトにも振り回されています。

利用者さんは、担当も変わる、サービスも変わるでストレスだらけです。
もちろん、私たちもストレスの山。
いいかげんに介護予防はやめなくてはなりません。

厚生労働省の尻拭いを4年もしていると本当に疲れ果てます。
一度できた制度は後期高齢者医療制度や障がい者自立支援法同様、なかなか変えることができません。
制度の怖さです。
ここ数年はこの制度が続かざるをえないと思うと、他に軸足を移すしかないと思います。

※京都・城南宮「曲水」 平安貴族が遊んでいた水辺です。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
制度の厳しさ (bonn1979)
2010-03-06 06:06:22
政権交代の
一番の眼目であって欲しいのですが。

*4月からの大学院での講義では
介護保険を避けることはできません。
貴ブログを院生とともに読みます。
(拙ブログ第3549号)
返信する
介護保険制度。 (岩清水)
2010-03-06 13:47:09
bonn1979先生
コメントありがとうございます。

現在の介護保険制度の欠陥の第一に上げたいことが認定制度です。
半年か1年(要支援の場合)で繰り返される認定更新に評価できる面はないと考えています。
百害あって一利あり程度でしょう。
私の記事は、現場の叫び程度の拙いものです。
院生に方にはこのあたりを説明していただきたいと思います。
お恥ずかしい限りです。
返信する
再生の難しさ (どりーむ)
2010-03-06 15:58:12
一度作り上げたものを作り直すということは、
対人関係においても、システムの大小にかかわらず、
時間と労力を要しますね。

平成18年度の改正(悪)のときは、
介護保険制度開始のとき以上に大変でした。

次は平成24年度。
ほんとうに「改正」になるのであれば、
その時間と労力は報われるものになりますが、
そうでなければ・・・。
返信する
24年度改正へ。 (岩清水)
2010-03-06 21:26:24
そうですね。
24年度改正に向けて力を注いでいかなくては
なりませんね。
そしてその前に、厚労省がコメントを募集している「書類の精査」を3月末までにしなくては
なりません。
希望を持ちたいと思います。
ありがとうございました。
返信する
財政ありき (Maa-chan)
2010-03-07 13:46:55
 介護保険しかり,障害者自立支援法,こども虐待への対応,いずれも最初に「財政ありき」だと感じています。

 もちろん財政はとても大切ですが,一番大切な「命」にお金をあまりにもかけていない,ということを,もっと私たちは訴えていかなければ,と感じています。
返信する
命が軽い。 (岩清水)
2010-03-07 22:16:42
Maa-chanさん。
私たちの国は、歴史的に見ても、命が軽いですね。
龍馬伝を観ていると、すぐ腹を切るという話になります。
命はなるべく軽くしておくという考えが今も
変わらないのでしょう。

命は重いものだということを私自身も骨身にしみなくてはならないと思っています。
恥ずかしながらいまだ観念的です。
返信する