ここから大八賀川を5kmほど下ったところに、戸数4戸の小さな集落がある。
ほんの僅かな山のくぼ地に、上流に3戸、下流に1戸が点在している。
全員が高齢者で、雪のない間はここで農作業をして、11月下旬から春の雪解けまでは、麓の町で生活している。
今日は久し振りに訪れて、親しく付き合っている、83歳になるおじいさんと雑談をしてきた。
毎年少しずつ耕作面積を減らしてきたが、来年は稲作を止めると言っていた。
隣の1軒も高齢のため、去年町へ引き上げて空き家になっていた。
高齢者が50%以上占める所を限界集落と呼んでいるようだけど、全員が高齢者の集落はどう呼ぶのだろうか。
清流が流れ、緑の山に抱かれた桃源郷を、隠れ里と密かに名付けて呼んでいたけど、実際に生活している人たちの苦労は住んでいる人でなければ分からない。
自然以外に何もないところから、若い人たちは出て行ったまま戻ってこない。
超限界集落とか、いまこの地に住む高齢の方々がおられなくなったら、無人の山里になってしまう、写真拝見して平家の落人が隠れるに相応しい奥深い山里になにかしら感慨を覚えました。読ませていただきありがとうございました。
高度成長の頃は仕事を求めて集団離村し、これからは高齢化で人が居なくなりそうです。
若い人の仕事も無いし、自然は厳しいし、何か打つ手は・・・