↑高山市折敷地の丹生川ダム
今朝は5時ごろ散歩に出かけたが、湿った空気が
肌にまとわりつくような蒸し暑さを感じた。
この暑さで、クマゼミがシャーシャーと鳴き始めた。
白川公園でストレッチとカルガモ一家5羽の健在を確認し、
近所を1時間ほど歩いた。
住吉町の飲み屋街は、夜を過ごした若者グループが、
早朝の路上でたむろしている。
クラスター発生の話は聞かないが、3蜜のカラオケ店やスナックで
遊んだ若者たちがあちこちへ散って行く姿に怖さを感じる。
今日の最高気温は33度で、高温注意報と、熱中症の「危険」
レベルが出された。
身の危険を感じ、家で彫刻をすることにした。
仕掛かり中の高山住吉神社の護法神像模刻は、
全体の粗彫りが終わった。
赤身と白身の現れ方に、やや不自然さはあるが、
材料の特質と見ることにした。
あとは仕上げ彫りをしながら、形を整えて行く。
飛騨の山深い、旧丹生川村折敷地(おしきじ)にある住吉神社は
色々な思い出がある。
↑天然記念物の大ケヤキ
神社に安置されていた護法神は、二十数年に盗難に遭い、
未だ所在が不明である。
地名の「折敷」は木製の角盆のことで、ここに木地師が
住んでいたことを物語る。
↑木地谷渓谷
この辺りから木地谷渓谷を遡った所に、木地師の末裔が住む
五味原集落があったが、丹生川ダムの建設で水没し、下流の
集落に集団移住した。
木地師の多くは、惟喬親王の末裔で、小椋姓を名乗る人が多く、
その一人を訪ねて話をうかがったことがある。
度々通って見聞した話は、またの機会に書いてみたい。
木地師の祖先は貴いお方だったのですね。
けがれない山里の空気が感じられます。
反して名古屋はコロナウイルスで満ちているようで恐いです。
東京の息子も先日まで名古屋へ来るつもりのようでしたが
さすがのん気ものも中止を言ってきました。
今回は相談事があったのですが、
次のお正月には多少はよくなっているでしょうか?
コントラストがこんなに強く出るとは
思わなかったです。
木の使い方が難しいです。
良材を求めて山を渡り歩いた木地師も
戸籍法で定着し、飛騨や木曽に住み着いた
人も多いです。
不自由しますが、県をまたぐ行き来は、
当分の間難しそうですね。
今製作中の
高山住吉神社の護法神像模刻は木目が
良い具合に出ているようですね。
色目もよさそうに見えます。
ありがとうございます。
クセのある材料ですが、それを強調する
感じになりました。
それはそれでよしと、このまま彫り続けて
みます。