今日は二十四節気の晴明で、すべてのものが清らかで生き生きしている時期をいう。
暦通りに空は澄み、草花が活気づく清々しい春の息吹を
感じる一日だった。
円空ゆかりの地、岐阜県関市洞戸にある高賀神社へ行ってきた。
創建は養老元年(717年)、高賀山信仰の拠点として平安・鎌倉時代には
隆盛をきわめ、多くの修験者たちの修行の場としても名高い。
円空も度々洞戸を訪れ、多くの神仏像を残している。
一木作り三尊像をはじめ、30体近くの円空仏が境内の
円空記念館に展示してある。
三尊蔵の模刻を始めていたので、参考にしたかったし、所蔵の虚空蔵菩薩像の
拝観もできて念願が果たせた。
高賀神社遥拝所内の神水庵では神水が授与され、ポリタンクを持った人が
多く訪れていた。
道すがらの長良川堤の桜は満開で、山腹の山桜も見頃を迎え、
花見ドライブが楽しめた。
編笠姿の円空像は芭蕉が曽良と歩いた姿を
彷彿と致しました。
芭蕉と同様円空さんも各地にその足跡をのこされました。
円空記念館も拝観、道すがら長良川堤で満開の
御花見もなさり充実の1日でしたね。
洞戸は長良川上流で、郡上市と関市の境にある
山深い集落です。
円空さんも各地をまわり、旅を棲家とした修験僧
でした。
特に美濃と飛騨には度々訪れ、多くの仏像を各所に
残しています。
ちょうど良い時期に行けて、奥美濃のドライブを
楽しむことができました。