名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

春浅い飛騨路

2014年04月20日 | 旅行

朝8時に名古屋を出て、高山に向かった。
郡上八幡の桜は散っていたが、明宝の芝桜は真っ盛りで、甘い香りが漂っていた。

飛騨路のパスカル清見の桜は蕾が固く、開花はゴールデンウィーク頃とのことだ。

せせらぎ街道、西ウレ峠は雪が残り、辺りは冬景色だった。

冬季休業が終わったばかりの清見庵で、ざるそばを囲炉裏端で食べたが、ここもまだ芽吹き前で、コブシの花がちらほら咲いていた。

岩滝小学校の脇を通ったが、桜の蕾は固く、校門の脇には雪が残っていた。

去年まで住んでいた集落は、農作業はこれからで、人の気配も無く森閑としていた。

以前住んでいた家に立ち寄り、新しい主と旧交を温めながら語り合った。
厳しい冬を無事に過ごし、仕事も順調のようで、まずは安心した。

今年の1月に亡くなったユキ(柴犬)の遺髪を、いつも昼寝をしていた石楠花の根元に埋めてきた。
生まれ育ったこの地に、早く帰そうと思いつつ今日まで延びてしまった。
これでユキも、故郷の山野を楽しく駆け回ることだろう。

ホテルへ向かう道すがら、里の近くでは田おこしが始まり、桜も5分咲きほどだった。
春の遅い山里にも、ようやくその足音が近づいてきたようだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする