名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

観音菩薩像の摸刻

2014年02月05日 | 趣味

ビルの間を寒風が吹き抜け
寒い一日だった。

久しぶりに朝の散歩で
指先が凍えて痛みを感じた。

陽射しは春を感じるほど明るいが
気温は10度を越すことはなかった。

終日部屋に籠って観音菩薩像を彫り
三体仕上げた。

明日は荒子観音寺の教室開講日で
先輩の長老に見てもらうことになっている。

及第点が出れば
次の課題の地蔵菩薩像を習うことになる。

円空作の写真を見ると
荒々しい鉈や鑿の彫り跡から
素朴で穏やかな表情が伝わってくる。

これは、生涯12万体の像仏を誓願し
生涯を一所不定の修験僧として諸国を行脚し
修業をした結果生み出された表情だろう。

そんな円空の生きざまに惹かれて
足跡をたどり多くの円空仏に出会ったが
当時は仏像を彫るなど思いもよらなかった。

縁あって、荒子観音寺で円空仏の摸刻を始めたが
もう少し細かく見ておけば
上達も早かったろうと
今になって思ったりする。
コメント
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