12月17日、夜は嵐山花灯路に行く予定で昼間は大河内山荘と大悲閣千光寺を訪ねました。
先ずは大河内山荘からです。
受付で拝観料1000円を払います。
高いように思いますが、お抹茶とお干菓子が付いています。
昨今、特別拝観を始め拝観料が上がっているのが気掛かりですね。
お抹茶を頂き、趣きある中門(登録有形文化財)を潜ると「大乗閣」(登録有形文化財)があります。
以前に京都市に寄付をした返礼で内部に上がりました。
寝殿造、書院造、数寄屋造など日本の伝統的建築を融合した建物で施主の大河内傳次郎の構想に基づき数寄屋大工の笛吹嘉一郎が施工しています。
大河内傳次郎は昭和を代表する映画俳優で昭和9年(1931)傳次郎34才の時に自らの設計しでこの庭の造営を始めています。
映画出演料の大半を庭造りに費やし、亡くなる64才までの実に30年の歳月をかけて造営した庭園です。
茶室「滴水庵」(登録有形文化財)と苔の美しい前庭です。
苑路からは保津峡の向かい側にある「大悲閣千光寺」が見渡せます。
「持仏堂」(登録有形文化財)です。
傳次郎が最初に手がけた建物で禅に傾倒していた傳次郎が坐禅を行なっていた建物です。
「月下亭」です。
眺望が抜群で、遠くに霊峰比叡山、双ヶ丘、その左手には仁和寺五重塔が遠望出来ます。
「妙香庵」は婦人が余生を送ったところで近年、再建されました。
苑路の最後には「大河内傳次郎資料館」があり、彼の出演した映画や山荘の設計図などが展示されています。
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