私は心ある教員にこう言っている。
「一年で一度でよい。君がこれが私のメッセージのこもった授業です。というのがあったら呼んでくれ」
昨年日本史の私より二つ上の教員にこの声をかけた。
そして、ついに呼ばれることはなかった。
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■これから、学校は少子高齢化のなか、どんどん需要が小さくなります。しかし、そのなかで需要を拡大する方法がなければ、学校はどんどん狭い道に追いつめられ、ひとりがいくつもの科目をもち、つまらない、規格大量生産システムの授業を吐き出すしかない、というところへとますます追いつめられていくのです。■どこからはじめるかは私も見当さえつかないのですが、この渡り教員というコンセプトをいかに実現するかが一つの需要拡大と教育の再生のカギになると私は現場の一人の教員として考えています。多品種少量生産からしか自立の目はないでしょうね。
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