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「香港の民衆の声こそが神の声」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(後編)

2019年09月25日 06時14分27秒 | 日記

「香港の民衆の声こそが神の声」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(後編)

 

「民主的な普通選挙の実施」など「5大要求の実現」を求めてデモが続く香港。現地では、警察がデモ隊に対して催涙ガスを浴びせたり放水したりしているほか、民主活動家が次々に逮捕され、「警察の暴力によって死者が出た」という告発まで相次いでいます。

 

そんな中、数多くのキリスト教会の信者がデモ活動に参加しており、キリスト教会はデモ活動を陰ながら支援しています。避難してきた活動家を受け入れている、あるカトリック教会の神父に話を伺いました。今回は「香港の民衆の声こそが神の声」と題して後編をお送りします。

(聞き手 幸福の科学国際本部 諸岡由憲)

 

◆      ◆      ◆

 

──この抗議運動の中で、キリスト教は何か役割を果たせると思いますか?

神父: もちろんです。私たちは日々集い、祈り、教会内を清め、そして神の正義と自由の実現、そして人間の尊厳のために力を尽くします。香港のすべてのクリスチャンが一つの家族として結集すれば100万人の力になります。これが私たちの役割です。

 

今の香港には民主主義がありません。もし民主主義であれば、私たちは政府を運営する人を投票で選ぶことができるはずで、プロテスターたちはそれを要求しています。行政長官やすべての立法会議員を普通選挙で選べるようにすることが、この抗議運動の最終目標です。日本と同じように。

 

──神は民主主義を望んでいると思いますか?

神父: そうです。民衆の声こそが神の声でもあるからです。しかし、その声を政府はまったく聞き入れません。行政長官や立法会議員の普通選挙は、本来2017年から実施される約束だったのに、中国共産党政府は私たちのその権利を取り消しました。そして、共産党員を使って選挙をコントロールしています。

 

もし香港人に自由と民主主義を与えたら、北京政府にとって重大な脅威になると考えているのです。もし、中国本土の人々が香港をモデルにして後に続いたりしたら、共産党政権は転覆してしまうでしょう。それは彼らにとってはあってはならないことです。だから、北京政府は香港を別な意味でのモデルにしようとしています。「もし共産党に歯向かえば香港のようになるぞ」という見せしめです。

 

しかし、今は、中国共産党政府も香港に手出しはできません。香港が自由貿易港かつ国際的な金融都市であることを利用して、北京政府の高官や本土の富裕層はここで資金洗浄を行っているからです。本土の政治指導者がいったいどれだけの財産をスイス銀行やバンク・オブ・アメリカに蓄えていると思いますか? 天文学的な数字です。さらに彼らの家族はアメリカやカナダの市民権まで持っています。

 

──アメリカ議会が香港人権民主主義法を成立させれば、そうした政治家の資産の凍結も可能になります。

神父: そうです。最後は、中国共産党政府vs.全世界の戦いになるかもしれません。全世界は私たちの家族です。もっとも愛に基づく家族というよりは、政治的なパワーバランスに基づく家族ですが。

 

──カトリック教会組織のお互いの結束というのはあるのでしょうか?

神父: 信仰や精神面においてはつながっていますが、資金面や政治的な考えについては、それぞれ独立し、自治に任されています。バチカンやローマ法王も今のところ香港問題については何も発言していません。もちろん祈りの支援はいただいていると思いますが。

 

──抗議活動の継続には資金的な支援がかかせないと思いますが。

神父: 多くの香港市民が支援しています。ヘルメットも防毒マスクも高価なものではありません。四、五千円ですよ。どんな家族でも支援できます。

 

香港の人々がどんなふうにしてデモに参加する学生たちを守っているか、よく見てください。例えば、大量の地下鉄乗車券を買ってあげています。ICカードを使うと足がついてしまうので、彼らは使えません。だから乗車券を束で購入し、誰でも使えるように駅に置いていくのです。マクドナルドのクーポン券を配る人もいます。レストランでプロテスターを見かければ、無償で食事や飲み物を振る舞ってあげる人もいます。

 

この教会でも、催涙ガスや放水を浴びたプロテスターたちが着替えられるように、信者たちが古着を集めています。新しく買った服もあります。人々はいろいろな形で寛大にプロテスターたちを応援しています。

 

私の印象ですが、本土からの移民や共産主義者を除いた、人口の80%以上の香港人がプロテスターたちを支援していると思います。だから抗議活動が長く継続されているのです。

 

プロテスターの中には銀行やIT企業に勤めている職業人もいます。彼らは教育レベルも高く、高収入を得ています。こうした人々と学生たちが共通の(インターネット上の)プラットフォームで話し合い、共に抗議活動を行っているのです。

 

若者たちの中に、卓越したリーダーがいるわけではありません。指示を出す司令官はいないのです。そうではなく、一人ひとりの良心を共通のプラットフォームとして話し合い、それぞれが自分の良心に基づき正しいと思った行動をとっています。

 

一方で、政府や警察側は、個々バラバラな小グループに分かれ、こうした共通のプラットフォームを持っていません。

 

香港人一人ひとりが自分の良心に基づいて行動し、その結果、このような大きな抗議運動が起こり、それが長く継続されていて、しかもその中心を担っているのは20代の若者なのです。これは歴史的にも画期的な社会運動だと思います。他の国もここから多くの教訓を学ぶことができるのではないでしょうか。

 

──そこは本土の中国人とずいぶん違いますね。それは香港が長い間キリスト教の影響下で発展してきたからでしょうか?

神父: そうです。ごらんなさい。平日はとても平和です。人々は仕事に行き、学校に行き、家事を行い、普通の市民生活を営んでいます。週末になると、集まって抗議をしたり、歌を歌ったりして、まだ抗議活動は終わっておらず、未来のために戦い続けなければならないことを思い出すのです。さあ、10月1日に何が起こるか見ていなさい。

 

──何が起こると思いますか?

神父: 分かりません。私はただ教会の扉を開けておくだけです。教会の信者の中には弁護士もいれば、医者や医療スタッフもいます。プロテスターたちをサポートする準備はできています。起こるべきことは起こり、そして過ぎ去っていきます。神は助けてくださるでしょう。私は教会の扉を開け、できることをするだけです。(了)

 

【関連記事】

2019年9月23日付本欄 「神は正義と共にある」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(前編)

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16299

 

2019年9月18日付本欄 「中国も民主化すべき時」: 香港の民主派弁護士アルバート・ホー氏インタビュー

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16256

 

2019年9月18日付本欄 香港政党「香港衆志(デモシスト)」副主席が語る 香港デモの未来と日本への期待

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16254

 

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鹿児島県十島村が自衛隊誘致を正式に表明 無人島に離島奪還作戦の訓練場を

2019年09月25日 06時13分02秒 | 日記

これだけ知っトクNews(9月24日版) 鹿児島県十島村が自衛隊誘致を正式に表明 無人島に離島奪還作戦の訓練場を

 

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 鹿児島県十島村が自衛隊誘致を正式に表明 無人島に離島奪還作戦の訓練場を
  • (2) 文部科学省がスクールロイヤー配置に向けて準備 学校は生徒を守ることに責任を
  • (3) 国立公園内の廃墟ホテル撤去や改修のために規制緩和 官民連携の第一歩に

秋の彼岸に考える、それでもお墓が必要な理由

2019年09月24日 06時36分06秒 | 日記

秋の彼岸に考える、それでもお墓が必要な理由

 

秋の彼岸に考える、それでもお墓が必要な理由

 
8月下旬に東京で開催された「エンディング産業展」では、新しい葬儀の展示が注目を集めた。

 

日本では、一年のうちで昼と夜の長さがちょうど同じになる3月下旬の春分と9月下旬の秋分のころを「お彼岸」と呼ぶ。この時期に、お墓参りをする人は多いだろう。

 

しかし、「お墓は不要」と考える人も多くなってきている。

 

例えば、遺骨をダイヤモンドに加工する「ダイヤモンド葬」やパウダー状にした遺骨をバルーンに入れて宇宙へ"葬送"する「バルーン宇宙葬」、さらには、遺灰を収めたカプセルをロケットに搭載し、宇宙へ打ち上げる「宇宙葬」など、新しい葬儀が注目を集めている。

 

「バルーン宇宙葬」では、好きなバルーンを選んで飛ばすことができるという。

 

特に都市部では土地代が高いため、お墓を新しくつくるのが難しくなっている。お墓の跡地にマンションが建てられているのは、その象徴だ。また、仮に先祖から続くお墓があっても、子孫への継承や維持が難しいため、墓じまいをするケースも増えている。

 

つまり、お墓をつくるより、遺灰を海に撒いたりして"終わり"にした方が、安上がりで済み、後の心配も少なくて済むということだろう。しかしこれは、お墓を、遺族にとっての「記念碑」や、単なる伝統としてのみとらえているからこそできるやり方でもある。

 

 

「自分が死んだ」ことが分からないという現実

しかし実際には、お墓をつくることは、亡くなった方にとっては極めて「切実」な意味がある。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は2017年10月、亡くなってから半年が経った渡部昇一氏の霊を招霊した。その際、渡部昇一氏の霊は、お墓の大切さについて、このように語っていた。

 

今、何て言うかなあ。無信仰で、無宗教で、そういうもの(葬儀などの儀式)は要らないし、老後の資金が惜しいから、ケチろうとしてる人が増えてきていると言ってるけど、単に灰になって海なんかに散骨されたら、そのあと、ちょっと動揺してる人なんかはいるんじゃないか。

(中略)

やっぱり、そうは言っても、ちゃんと葬式をやってもらって、お墓っていうかなあ、そういうものがあったほうがいいような気はするよ。なんかね。

 

やっぱり、ときどき死んだことを確認しないとよくないし、それを確認できない人は、死んだかどうかが分からなくて、けっこう、この世のへんをうろうろしてる人もいっぱいいるような。病院とかね、そのへんか、あと、家のなかにいる人もいるようだから」(『渡部昇一 死後の生活を語る』より)

 

人間は亡くなった後も、魂として存在する。大川総裁の霊査によれば、「自分は死んだ」ということすら確認できず、地上で迷っている魂が増えているという。

 

死んだ後にまず、「自分が死んで、魂という存在になった」ことを自覚して初めて、あの世へと向かうことができる。葬儀を行ったり、お墓が存在することで、自分が死んだことに気づき、救いのきっかけが与えられるのだ。

 

お墓には、一種の"アンテナ"のような役割がある。お盆やお彼岸の時に、生きている人がお墓参りをすると、お墓を通じて、亡くなった方の霊と気持ちが通じることがある。冥福を祈り、感謝の思いを伝えることが、地上で迷っている霊の救いのよすがともなる。

 

「それでもお墓が必要な理由」は、ここにある。

(飯田知世)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『あなたは死んだらどうなるか?』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2079

 

幸福の科学出版 『渡部昇一 死後の生活を語る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1944

 

【関連記事】

2015年11月号 「お寺が消える時代」に考えたい 本当に安心できる「終活」 Part1

https://the-liberty.com/article.php?item_id=10217

 

2014年9月23日付本欄 【終活論(1)】「お彼岸」のスピリチュアルな真相とは?

https://the-liberty.com/article.php?item_id=8447

 

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「神は正義と共にある」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(前編)

2019年09月24日 06時33分51秒 | 日記

「神は正義と共にある」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(前編)

 

「民主的な普通選挙の実施」など「5大要求の実現」を求めてデモが続く香港。10月1日の、中国建国記念日にあたる「国慶節」までにデモが鎮圧されるのではないかという見方も強く、武力行使に出る可能性も否定できません。現地では、警察がデモ隊に対して催涙ガスを浴びせたり放水したりしているほか、民主活動家が次々に逮捕され、「警察の暴力によって死者が出た」という告発まで相次いでいます。

 

そんな中、数多くのキリスト教会の信者がデモ活動に参加しており、キリスト教会はデモ活動を陰ながら支援しています。避難してきた活動家を受け入れている、あるカトリック教会の神父に話を伺いました。今回は、その前編です。

(聞き手 幸福の科学国際本部 諸岡由憲)

 

◆      ◆      ◆

 

──キリスト教会は反政府活動をしている人たちを受け入れて、政府からにらまれたりする恐れはないのでしょうか?

神父: それは私の知るところではありません。私はただ教会の扉を開けただけです。ここは365日、朝7時から夜10時まで開いています。そして、教会はすべての人のためのものです。誰であろうと求める人を拒むことはありません。ここは民間セクターですから、捜査令状がない限り警察は入って来れません。香港の法律でそのように定められています。

 

──今の香港の状況をどのようにみていますか?

神父: 政府が改心するのを待っています。政府は毎日のように暴力を用い、毎日のように嘘をつき、暴力団まで使って人々を脅し、抑圧しています。人々を怖がらせ、抗議を続ける意思を挫くために、彼らは雇われているのです。

 

でも、ご覧なさい。キャリー・ラム行政長官をはじめ香港政府のリーダーほぼ全員が実はカトリックですよ。内面では良心の痛みを感じているのか、権力を持って神を忘れてしまったのか、それとも自分こそ(何百万の市民に虐められている)被害者だと思っているのか、わかりません。

 

中国共産党は、プロテスターたちがなぜ抗議しているのか、何を要求しているのかなど、まったく関心がありません。政府の方針に異議を唱えるものはただ反乱分子としか見なされず、最後は北京にしょっ引かれることになります。政府は王様なのです。

 

──そうした状況の中、神は神父であるあなたに何をすることを求めていると思いますか?

神父: 常に正義の側に立たなくてはなりません。神は正義と共にあるからです。「罪を憎んで人を憎まず」という考えはもちろん大事です。でも、その前に罪人は悔い改めなくてはなりません。

 

──中国本土と違って、香港では多くの人々が信仰を持っていますね。

神父: 約60万人がカトリック、50万人がプロテスタントと言われ、7人に1人がクリスチャンですね。この教会ができたのも19世紀の半ばですから、香港のキリスト教には長い歴史があります。

 

──中国本土では多くの教会やモスク、寺院が破壊されています。

神父: そうです。やがて香港にもやってきます。突然来ることはないでしょうが、共産党は様々な策略を用いて宗教勢力の力を抑え込もうとしています。私たちのコミュニティーに侵入し、仲違いをさせ、コミュニティーを分断するのです。

 

例えば、中国本土には「中国天主教愛国会(Chinese Patriotic Catholic Association)」というのがあります。バチカンとはつながりのない、共産党公認のカトリックを自称する教会です。こうした教会をつくって、クリスチャンを親政府か否かで分断するわけです。

 

そこでは、信仰の篤さではなく共産党員であることが、指導的役割を担う条件になっています。彼ら(中国共産党)は、自分たち自身を「神」だと思い、「神も共産党に服従すべきだ」と考えているのです。

 

また、中国本土で、最初に共産党政府に協力したのは仏教と道教でした。私も以前仏教を勉強しましたが、仏教には慈悲の教えがあり、慈悲に基づく自己犠牲を尊んでいます。本当の仏教は、人々の良心を磨き出すものだと思います。しかし仏教や道教の人々は、「我らこそ中国土着の宗教で、キリスト教は外来の宗教だ」と言いました。共産党はこうしたことを利用して、人々の団結を妨げ、分断し、力を弱めようとするのです。

 

──あなた自身が実際にそうした政府の策略に気づいたということはありますか?

神父: 例えば、香港警察がプロテスターを装ってデモ隊に紛れ込み扇動していましたね。あれが共産党の常套手段です。教会の信者の中に紛れていることもあるでしょう。学校の教師の中にも、共産党のスパイが入り込んでいます。多くの場合、高給や出世などと引き換えに買収されるのです。

 

ですから、常に良心が問われています。どちらが人々にとってよりよいのか、神の正義はどちらにあるのか、また、自由や人間の尊厳はどこにあるのか、ということを考えなくてはなりません。

 

──神は、香港にどうなってほしいと願っていると思いますか?

神父: 歴史を後戻りさせることはできません。経済力のある一部の人たちは香港を離れて他の国へ移住していくでしょう。しかし、大部分の目覚めた香港人はこの地に残って正義のために戦い続けるでしょう。彼らの決意はとても強く、何をすべきかを理解しているのです。

 

人類の歴史において、神はこの香港の出来事を、人々の良心を呼び覚まし、正義とは何かを教え、救済する機会としようとされているのだと思います。正義が脅かされている状況下で、人々の良心はいっそう研ぎ澄まされていきます。カトリックであろうとプロテスタントであろうと仏教徒であろうと関わりなく、これがいちばん大切なことだと私は思います。

 

──例えばインドやアフリカなどでこのレベルの抗議活動が起これば、必ず暴動になり、多くの人々が亡くなるのではないかと思います。

神父: そうですね。通常なら、大勢が殺され、店は壊され、強奪され、車は燃やされるでしょう。しかし、香港では抗議運動が三カ月以上も続いているにもかかわらず、一枚のショーウィンドウも割られず、一台の車も焼かれていません。彼らが地下鉄駅を破壊したのは、警察の協力者と見なしているからです。

 

8月31日、香港地下鉄は乗客たちを太子駅に閉じ込め、その上で警察に襲撃させました。でも、彼らは線路を破壊したりしません。壊すのは出口のガラスや駅構内の監視カメラなどごく一部だけです。プロテスターたちは、香港市民のものは何も破壊していません。「良心」に基づいて行動しているからです。

 

レンガや火炎瓶を投げていると言っても、警察が市民を実際に殺害していることと比べたらまったく取るに足りません。警察の暴力に比べればまったく暴力的とは言えないことを、私たちは皆知っています。

 

警察は暴力団まで使っていますが、その多くは香港市民ではなく中国本土で雇われ、市民に乱暴し、金をもらってまた本土に戻っていきます。一方、お金をもらっているプロテスターなど、一人もいません。

 

政府も警察も、まるで悪魔に憑依されているようです。(続く)

 

【関連記事】

2019年9月18日付本欄 「中国も民主化すべき時」: 香港の民主派弁護士アルバート・ホー氏インタビュー

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16256

 

2019年9月18日付本欄 香港政党「香港衆志(デモシスト)」副主席が語る 香港デモの未来と日本への期待

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16254

 

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ザ・ビートルズが"再集合"でファン歓喜 愛され続ける魅力の先にあるもの

2019年09月24日 06時31分49秒 | 日記

ザ・ビートルズが"再集合"でファン歓喜 愛され続ける魅力の先にあるもの

 

イギリスの伝説的バンド「ザ・ビートルズ」の元メンバー、リンゴ・スターさんとポール・マッカートニーさんが故ジョン・レノンさんの楽曲をカバーしたことが発表され、世界中のファンから歓喜の声が上がっています。

 

2人が演奏したのは「グロウ・オールド・ウィズ・ミー/Grow Old With Me」。ジョンさんが他界する直前に作った曲で、さらにアレンジにはビートルズのメンバー、故ジョージ・ハリスンさんの「ヒア・カムズ・ザ・サン」が入っているとリンゴさんは述べています。つまり、この曲には4人全員が存在するのです。

 

世界中で愛されているビートルズ。10月11日より公開の映画「イエスタデイ」も、ビートルズが存在していない世の中を舞台に、一人だけビートルズを知っているシンガーソングライターが、ビートルズの名曲を歌うことで一躍スターダムにのし上がる姿を描いています(9月30日発売の本誌11月号映画コーナーでも紹介)。

 

結成からおよそ60年が経つ今も大きな影響力を持ち、新たなファンを増やし続ける、その色あせない魅力はどこにあるのでしょうか。


映画「世界から希望が消えたなら。」が海外映画祭での22の賞を受賞 大川咲也加氏による脚本への賞も多数

2019年09月23日 06時24分52秒 | 日記

映画「世界から希望が消えたなら。」が海外映画祭での22の賞を受賞 大川咲也加氏による脚本への賞も多数

 

映画「世界から希望が消えたなら。」が海外映画祭での22の賞を受賞 大川咲也加氏による脚本への賞も多数

 
大川咲也加氏に贈られたイタリア・フローレンス映画祭の7月度脚本賞のトロフィー(左)とチリのザ・サウス芸術映画祭の8月度長編部門名誉脚本賞の賞状。

 

10月18日、全国で公開予定の映画「世界から希望が消えたなら。」(英題:Immortal Hero)が、スペインのマドリード映画祭など世界6カ国の映画祭で、22の賞を受賞している(9月22日時点)。

 

映画『世界から希望が消えたなら。』予告編【2019年10月18日ロードショー】

 

数々の受賞の中で特に目を引くのが、大川咲也加氏が手がけた脚本だ。

 

イタリアのフローレンス映画祭で7月度脚本賞を、チリのザ・サウス芸術映画祭で8月度長編部門名誉脚本賞を受賞するなど、作品の良し悪しを大きく左右する脚本が世界で評価されている。

 

「世界から希望が消えたなら。」は、ベストセラー作家であり、自ら出版社を経営している主人公、御祖真(みおや・まこと)が、仕事の重圧、家族とのすれ違い、そして病気などの「中年期の絶望」の中で自らの使命にめざめ、世界の人びとのために命を懸ける“本当のヒーロー"となる姿を見事に描き切った感動作。

 

咲也加氏は、大川隆法・幸福の科学総裁の長女で、同教団の副理事長兼総裁室長を務める。お茶の水女子大学文教育学部在学時より執筆活動を開始し、これまでに著書『わかりやすく読む「留魂録」』『スピリチュアル古事記入門(上・下)』『大川咲也加の文学のすすめ』シリーズなどのほか、『マメだぬきの大さくせん』『成功者の町』など、多くの絵本も手がけており、著作は50書を超える。

 

映画「世界から希望が消えたなら。」の主人公のモデルとなった大川総裁の長女として、8月には、映画では描き切れなかった「真実」を記した書籍『娘から見た大川隆法』を発刊。

 

さらに歌手としても活躍する咲也加氏は本作のイメージソング「もう一度だけ」でも、父を思う娘の思いを伝える、繊細な歌声を披露している。

 

 

サンディエゴ国際映画祭の公式選出作品に

感動を呼ぶ「世界から希望が消えたなら。」は、公開前にもかかわらず、海外で前代未聞の評価を得ている。10月15日から20日に開催される、米サンディエゴ国際映画祭にて、公式選出作品に選ばれた。

 

サンディエゴ国際映画祭は、アメリカの映画雑誌による「応募する価値のある映画祭TOP25」にも選ばれる、権威ある映画祭だ。毎回、数千作が応募され、その中から公式選出作品に選ばれた約120作品が上映される。

 

「世界から希望が消えたなら。」は日本作品として初の上映という快挙を成し遂げた。10月19日の授賞式を楽しみに待ちたい。

 

 

『世界から希望が消えたなら。』

【公開日】
2019年10月18日(金)ロードショー
【製作総指揮・原案】
大川隆法
【スタッフ】
配給/松竹=アスミック・エース
【スタッフ】
監督/赤羽博、音楽/水澤有一、脚本/大川咲也加
【キャスト】
出演/竹内久顕、千眼美子、さとう珠緒、芦川よしみ、石橋保、木下渓、小倉一郎、大浦龍宇一、河相我聞、田村亮
【製作】
幸福の科学出版
製作協力/ARI Production、ニュースター・プロダクション
制作プロダクション/ジャンゴフィルム
【配給等】
配給/日活 配給協力/東京テアトル
【公式サイト】
https://sekai-kibou.jp
©2019 IRH Press

 

【STORY】

ベストセラー作家であり、自ら出版社を経営している御祖真。妻や3人の子供にも恵まれ充実した日々を過ごしていた彼には、誰にも言えない"秘密"があった。そんなある日、帰宅途中に胸の苦しみを感じた真は、外の空気を吸うために送迎車から降り、庭園を散歩する。そこでは結婚式が行われていた。娘の将来の花嫁姿を思い浮かべた矢先、激しい心臓発作に襲われその場に倒れてしまう。意識を失いかけた真の手には、トルストイ著『復活』が握られていた。緊急搬送された病院で医師から告げられたのは、無常にも"死の宣告"だった。

 

【関連記事】

2019年8月19日付本欄 10月公開の映画「世界から希望が消えたなら。」 マドリード国際映画祭で最優秀監督賞を受賞

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16146

 

2019年7月10日付本欄 映画「世界から希望が消えたなら。」主題歌・挿入歌情報が解禁

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16006

 

2019年7月6日付本欄 映画「世界から希望が消えたなら。」の予告・メインビジュアル解禁

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15989

 

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混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(後編)

2019年09月23日 06時22分59秒 | 日記

混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(後編)

 

混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(後編)

 

 

呉善花

プロフィール

(オ・ソンファ)1956年、韓国・済州島生まれ。評論家、拓殖大学国際学部教授。 90年『スカートの風』(三公社)がベストセラーとなる。98年に日本に帰化。『攘夷の韓国・開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)、『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(小学館新書)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)など、著書多数。

混乱の続く韓国──。

日韓関係に加えて、米韓関係まで軋みはじめている。

さらに国内では、大統領の側近のスキャンダルにも揺れている。

 

文在寅大統領の韓国に未来はあるのだろうか。

日韓関係のスペシャリストである呉善花氏に、現在の韓国情勢をいかに読み解くべきか、話を聞いた。(聞き手:国際政治局 吉井利光)

 

◆       ◆       ◆

 

主要マスコミ離れが進み、YouTube視聴者数が大きく増加

──行き過ぎた「反日」を見直そうという意見も出始めているそうですね。

呉善花氏(以下、呉): 主要なマスコミは基本的には文政権支持です。まともな報道とは思えませんが、韓国のマスコミ報道は、政権の支持率が十分に下がってからようやく報道姿勢が変わるのです。

 

主要メディアを見ても真実は分かりません。むしろ、本音が言えるYouTubeの方が信頼できるということで、視聴者数が急激に増えています。政権を批判する言論人は、主要マスコミの番組には出られませんが、YouTube上で積極的に意見発信をしています。番組登録者数が100万人近くにまで達している番組も誕生しています。

 

はっきりと「反日はダメ」と発信している番組に、書き込まれているコメントも興味深いです。これまでなら「親日」的なコメントを出すと、すぐ批判されました。しかし「日本は技術的に優れているけど、韓国は情けないね」など、日本を評価するコメントが数多く出ているのです。

 

ある文政権寄りの経済学者がYouTube番組で、「悪魔のような日本から、韓国は経済侵略を受けている。日本製品の不買運動をするべきだ」と発信をしていました。書き込まれたコメント欄を見て驚きました。「あなたは経済学者なの?」「日本を知らなさすぎるよ」というコメントがずらりと並んでいたのです。今までにはない光景でした。

 

 

保守系YouTuberを勇気づけた、ある一冊の本

──YouTubeのコメント欄に、これまで事実上のタブーである「親日的」な発信が、出始めたきっかけは、「韓国のホワイト国除外」の他にもあるのでしょうか?

呉: 7月に韓国で発刊されたソウル大学名誉教授の李栄薫(イ・ヨンフン)氏の著書『反日種族主義』の影響が大きいと見ています。この書籍の情報を元に、YouTubeで政権批判の発信をしている人が多いことが分かりました。

 

この書籍は、韓国が「反日」意識を克服するべき必要性が一貫して主張されています。6人の識者のYouTubeでの発信を元に編集されて、分かりやすい内容です。異例のベストセラーで、もうすぐ10刷までいくと聞いています。日本でも翻訳の計画があるようです。

 

まえがきの内容も驚きでした。出だしから「嘘つきの韓国」で始まっています。「我が国が、嘘つきの文化であることは世界的に広く知られている」という趣旨の内容が書かれています。

 

また、日韓併合後の日本の土地改革で、韓国人が搾取されたのは全くの嘘という内容もあります。そして、徴用工問題では、裁判の判決は全くのデタラメであると言及しています。「嘘の歴史を勉強した人が、裁判官になっているから判決を間違うのだ」という趣旨で、韓国の「反日」を事実に基づいて具体的に反論をしています。

 

プロローグでは、「全身全霊の挑戦をしています」という李教授の決意が書かれていました。このような李教授の志に励まされて、これまでのタブーであった「反日」への疑問について顔を出して言えるようになった人が多いのではないでしょうか。

 

──YouTube番組は、若者たちにも影響を与えているのでしょうか。

呉: その可能性は高いと思います。文政権から若者離れが進んでいます。これまで文政権への支持率は、20代が一番高かったのですが、今はかなり下がっています。

 

法務長官(法相)に任命されたチョ氏の子供が不正な大学入学をしていた疑惑で、彼の母校であるソウル大学の多くの学生が文政権の反対運動に立ち上がりました。高麗大学の学生もその動きに呼応しています。しかも、彼らはロウソクを持って文政権への反対運動をしています。

 

文在寅大統領の選挙キャンペーンで、ロウソクは保守政権の批判の象徴でした。ところが、今は最大の支持者であった学生がロウソクを持って、文大統領を批判しているのです。若者たちの反発が広がれば、文政権は大きな打撃を受ける可能性があります。

 

韓国人の若者は、あまり本を読みませんが、日本よりもYouTubeを見る人の割合は多いと感じます。政治の話題でも100万回再生の動画はザラにあります。次々と番組が立ち上がり、新しい保守のオピニオンリーダーが誕生しています。今はYouTube時代なのだと感じます。

 

一例を挙げると「シネハンス」というYouTube番組は、4月ごろにはまだ、数万人の登録者でした。それが、今や100万人に迫ろうとしています。このような番組は、政府から名誉棄損で訴えられることもあるようですが、不屈の精神で政権批判をしています。

 

 

韓国の未来を担うのは誰?

──「望ましい日韓関係」はどのようにして築けばいいのでしょうか。

呉: 政権とマスコミが一緒になって、反日を煽っていますが、このまま続くとは思えません。水面下では着実に「反日を見直す」動きが始まっています。

 

今、韓国は、中国にくっついてコバンザメのように動いています。日本と手を切りたい、アメリカと手を切りたい、これが韓国の本音です。それを助けたらどうなりますか?結局は、北朝鮮と中国を助けることになってしまうのです。それは目に見えています。

 

このままでは、韓国は行くところまで行ってしまうかもしれません。そこで日本は、韓国が新しく立ち直ろうとした時にこそ、手を差し伸べるべきだと思います。

 

政権が変わって「親日派」、もしくは「親日」とまではいかなくても、「反日」でなければいいわけです。そんなリーダーが現れることを望んでいます。「反日」では韓国の未来はありません。いや、むしろ「反日」で韓国は滅びつつあるのです。

 

──韓国の未来を担う人物はどこから出てくるのでしょうか?

呉: 李教授の書籍のことや、「反日の見直し」の運動についてもご紹介しましたが、既存メディアに対しては、まだまだ十分な勢力ではありません。ただ、今の野党も力がないのです。

 

最大野党の自由韓国党の代表でもある黄教安(ファン・ギョアン)氏も有力とは言えません。朴正煕の幻想の下、朴槿恵の復活を求める運動をしていますが、それは無理でしょう。

 

おそらく、今は名もなき人から韓国を担うリーダーが出てくるのではないでしょうか。今は、混乱に陥っていますが、必ずそうなっていくはずです。その時にこそ、日本やアメリカは、韓国と新しい未来を築くことができるはずです。(了)

 

【関連記事】

2018年6月号 Expert Interview - 「金正恩ブーム」の先に展開する世界

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実は日本にも多い同性愛者 オスカー・ワイルドが教える「本物の愛」とは

2019年09月23日 06時21分49秒 | 日記

実は日本にも多い同性愛者 オスカー・ワイルドが教える「本物の愛」とは

 

世界的に、LGBT(女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、性別超越者の総称)に配慮する動きが進んでいます。

 

例えば2020年の東京オリンピック・パラリンピックでも、LGBTに配慮した取り組みが予定されています。これは、女性アスリートに同性愛者が多いとされることを踏まえてのことです。

 

電通ダイバーシティ・ラボが今年1月に発表した調査(対象数6229人)によると、2015年ではLGBTのことを知っている人の割合は約38%だったのに対し、2018年では約69%にまで増えています。

 

また日本におけるLGBT層の割合は、2018年の調査で約9%。100人いたら9人がLGBTということですから、かなりの割合です。ただし、そのうち約65%の人が「誰にもカミングアウトしていない」と答えています。

 

大川隆法・幸福の科学総裁はこのほど、同性愛者的な傾向があったアイルランド出身の作家、オスカー・ワイルド(1854~1900年)の霊言を収録しました。

 

ワイルドは、童話『幸福な王子』や長編小説『ドリアン・グレイの肖像』、戯曲『サロメ』、評論『社会主義下の人間の魂』など、宗教的な内容を含んだ作品を数多く残した人物です。しかし、『サロメ』の英訳者である青年ダグラス卿との同性愛関係が問題になり、重労働と禁固2年の実刑判決、破産宣告を受け、最後はパリの陋屋で窮死しました。

 

果たして、同性愛は完全な悪なのでしょうか。ワイルドの霊言を元に、「本物の愛とは何か」を考えてみましょう。


習近平の娘・習明沢守護霊霊言で明かされた「次の中国」

2019年09月22日 06時25分12秒 | 日記

習近平の娘・習明沢守護霊霊言で明かされた「次の中国」

 

習近平の娘・習明沢守護霊霊言で明かされた「次の中国」

 

 

《本記事のポイント》

  • 習明沢氏は、中国の「監視国家体制」をつくるキーマン
  • 守護霊が語る「ファーウェイは『中国人民解放軍の情報部隊』」
  • 中国がAIで分析できないものの先に、人々の幸福がある

 

長年にわたり、世界中のマスコミやジャーナリストが「彼女」への取材を試みてきた。だが、いずれも失敗に終わっている。写真ですら、どれが本物の彼女なのか確証が得られていない。

 

「彼女」とは、中国の国家主席・習近平氏の一人娘、習明沢(しゅう・めいたく)氏だ。

 

 

習明沢氏の潜在意識にアクセスした「守護霊霊言」が行われた

明沢氏は1992年、習近平氏と中国の国民的歌手・彭麗媛(ほう・れいえん)との間に生まれた。中国の大学で外国語の同時通訳などを学んだ後、米ハーバード大に留学。帰国後、中国の政府機関で広報活動に携わると言われている。

 

近年、各国のメディアは明沢氏について、「習近平指導部の参謀として活動している」「習近平氏のアフリカ外遊に同行した」「広報チームで民主主義寄りの立場を取っている」など、さまざまに報じてきた。

 

明沢氏は今年で27歳になるが、父・習近平氏が終身制を敷いた今、「次の最高指導者」とも言われ、彼女がどのような考えを持った人物なのか、世界中が知りたがっている。

 

習近平の娘・習明沢の守護霊霊言

『習近平の娘・習明沢の守護霊霊言』

大川隆法著

幸福の科学出版

そんな中、大川隆法・幸福の科学総裁が、彼女の潜在意識にアクセスした守護霊霊言を行った。それを収めた書籍『習近平の娘・習明沢の守護霊霊言 「14億人監視社会」陰のリーダーの"本心"を探る』が21日、全国の書店で発刊された。こうした霊言は、おそらく世界初の試みであり、スクープと言えるだろう。

 

 

「ファーウェイは『中国人民解放軍の情報部隊』」

明沢氏は米ハーバード大学留学後、中国に帰国し、人工知能(AI)などを駆使した監視国家体制の強化、「電脳革命」のキーマンとして活躍していると言われる。

 

現在、民主化運動が起きている香港でも、中国政府は監視カメラでデモ参加者を映して顔認証システムで個人を特定し、ある時期が来たら一検挙に乗り出す、という噂も広がる。

 

大人(たいじん)風の落ち着いた雰囲気で登場した明沢守護霊は、香港や台湾を含めた統制を念頭に、「AIを使ってどこまで個人をコントロールできるか、というところなんですよね」と"課題"を語り、こう明かした。

 

中国が高度監視社会になっていることは事実です。〈中略〉華為技術(ファーウェイ)も人民解放軍が入っていますから、会社員といっても、『中国人民解放軍の情報部隊』です

 

霊言で明沢守護霊は、父・習近平氏が考える将来の「国連ビジョン」のほか、恐怖の「日本の未来」「アジア・アフリカの未来」について言及。父親に負けないほどの独裁者としての片鱗を見せた。

 

 

中国がAIで分析できないものの先に、人々の幸福がある

この霊言で興味深いのは、明沢守護霊が、中国のAIによる「大川総裁の分析」において、答えが出ないと語っている点だ。

 

AIや唯物的な価値観では分析できないのには理由がある。

 

大川総裁が説く教えには、「世界中の人々に、あの世とこの世をつらぬく真の幸福に目覚めてほしい」という願いが込められている。個人や国家の私利私欲で争うのではなく、どうすればすべての人々が幸福になる世界をつくれるか。これを願っている。

 

14億を超える中国の人々が幸せになる道は、AIの分析の先ではなく、中国の指導者が神仏の願いに思いを馳せる先に開かれていく。

 

本霊言では、他にも次のような論点への言及があった。

  •  香港のジョシュア・ウォン氏とアグネス・チョウ氏の未来
  •  習近平氏や習明沢氏の「弱点」
  •  台湾に対する中国の軍部の意向
  •  電子マネーを普及させる真の目的
  •  アジア・アフリカに輸出したいもの
  •  法輪功や宗教に対する考え
  •  日本と事を起こしたくない理由
  • 「統一朝鮮」に対する“反論"
  •  国が2030~35年までに目指していること

 

ここに紹介したのは法話のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

 火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

 http://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連記事】

2011年1月号 中国の次期最高指導者 習近平の野望

https://the-liberty.com/article.php?item_id=136

 

2015年2月号 「霊言学」のすすめ - 500人超の霊言を研究する - Part1

https://the-liberty.com/article.php?item_id=8928

 

2019年9月19日付本欄 今そこにある危機! 中国は、尖閣諸島奪取に向けて波状攻撃を仕掛けていた

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16259

 

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台風15号、激甚災害へ ドローン部隊など考えるべき

2019年09月22日 06時23分42秒 | 日記

これだけ知っトクNews(9月21日版) 台風15号、激甚災害へ ドローン部隊など考えるべき

 

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 台風15号、激甚災害へ ドローン部隊など考えるべき
  • (2) タクシー運賃改定を政府が認めず、業界不満

混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(前編)

2019年09月21日 06時25分00秒 | 日記

混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(前編)

 

混迷の韓国・脱「反日」で未来は開けるか? 呉善花氏インタビュー(前編)

 

 

呉善花

プロフィール

(オ・ソンファ)1956年、韓国・済州島生まれ。評論家、拓殖大学国際学部教授。 90年『スカートの風』(三公社)がベストセラーとなる。98年に日本に帰化。『攘夷の韓国・開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)、『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(小学館新書)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)など、著書多数。

混乱の続く韓国――。

日韓関係に加えて、米韓関係まで軋みはじめている。

さらに国内では、大統領の側近のスキャンダルにも揺れている。

 

文在寅大統領の韓国に未来はあるのだろうか。

日韓関係のスペシャリストである呉善花氏に、現在の韓国情勢をいかに読み解くべきか、話を聞いた。(聞き手:国際政治局 吉井利光)

 

◆       ◆       ◆

 

大変な韓国の今

――これから、文在寅政権はどうなっていくのでしょうか?

呉善花氏(以下、呉): もしかすると任期の満了も厳しいかもしれません。一つは経済問題です。以前から指摘されていましたが、今は本当に厳しいです。ウォンも下落し、株価も下落しています。韓国の富裕層は海外に逃げて、韓国の若者たちは「就職移民」かのように、日本での就職を目指しています。

 

――効果的な打開策はあるのでしょうか。

呉: 文在寅政権がしていることは、一言で表現すると、問題の責任転嫁です。「積弊清算」と称して朴槿恵前政権をはじめとする歴代政権の経済政策を批判しています。

 

資本主義の副作用を是正するためと称して、法人税を上げました。ごく一部の資本家が、他の人を搾取しているとして、経済人は悪人のように扱っています。また、庶民の暮らしを良くするためと称して最低賃金を上げました。しかし、企業は疲弊しており失業率は増えています。

 

さらに日本にも責任をなすりつけるために、相変わらずの「ホワイト国除外」への批判です。根本的な問題解決の手は打たれておらず、韓国経済は深刻な状況です。

 

 

曹国(チョ・グク)法務長官の就任にこだわる理由

――文在寅大統領は、不正疑惑による反対を強引に押し切って、側近である曹国(チョ・グク)氏を、法務長官(法相)に任命しました。

呉: このところ、チョ氏の不正疑惑問題で韓国は大揺れでした。それでも文大統領は、チョ氏を強引に法相に任命すべき「事情」があります。チョ氏は文政権の屋台骨であり、彼なしでは文政権の運営は立ち行かなくなってしまうのです。

 

これからは、権力を振りかざして独裁的な行動をとるでしょう。チョ氏は9月9日に法相に任命されるや否や、公約である検察改革に向けて動き出しており、検察総長と全面対決の様相を呈しています。政権の支持率が下がったとしても、「勝てば官軍」なのです。

 

――大統領の任期後も見据えているのでしょうか。

呉: 憲法改正をして、現行の大統領「五年任期・再選禁止」を「四年任期・再選可能」とする文大統領の取り組みは頓挫しました。そこで、今は後継者に育てたいのです。そうしないと、大統領任期後の「命」が危ないのです。

 

後継者と目されるチョ氏は社会主義者です。ある会合では「社会主義の理念を、韓国の憲法に組み込むべき」と主張したという話もあります。

 

彼は「改革」や「革命」というキーワードを積極的に使って、朝鮮の伝統である「改革」の旗手であることをアピールしています。そして、志が高いからこそ厳しい疑惑の追及を受けているのだと開き直っています。

 

――チョ氏は"たまねぎ男"とも揶揄されてスキャンダルが次々と出てきていますが、疑惑は晴れるのでしょうか?

呉: 次の疑惑で大きなものは、親族が保有するファンド問題です。チョ氏の親族が保有するファンドは、公共事業である街灯事業や、国策として推進するスマートシティ事業に関連するメーカーに投資をして、この数年で大きく資産を増やしました。

 

ファンドが投資する会社が、仕事を受注できるようにチョ氏が便宜を図ったのではないかと疑惑を持たれています。検察側は徹底的に調査する構えで、疑惑の追及はこれからも続くでしょう。

 

 

文大統領が描く、今後の韓国の青写真

――文政権の掲げる南北の統一は、具体的に進んでいるのでしょうか。

呉: 文大統領は、当面は「南北の連合国家」を目指しています。第一歩が、韓国と北朝鮮の間を鉄道で結ぶことでした。国連安保理・アメリカの北朝鮮の制裁に抵触するため、着工はしていません。しかし、2018年12月に制裁の対象とならない「調査」を名目として、盛大な除幕式までして、水面下でプロジェクトをスタートさせています。

 

鉄道構想は、韓国と北朝鮮にとどまらず、中国を経て中央アジアからヨーロッパにまで伸ばす計画もあります。そうすると中国の「一帯一路」にも合流できます。国際競争力が低下し、苦境にある韓国の経済人は、北朝鮮をはじめとするフロンティアに進出できる可能性に希望を感じてしまうのです。

 

次に開城(ケソン)工業団地の再開です。経済協力と文化交流をして、北朝鮮を発展させようとしています。文大統領としてみれば、チョ氏を後継者として、南北統一路線を続けていけば、憲法改正をして再び大統領になる機会を狙うこともできるわけです。

 

――北朝鮮への憧れは、どこから来るのでしょうか。

呉: 文政権のメンバーの多くは、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領時代に反政府運動をしていました。そのころ、猛烈に勉強した北朝鮮の主体思想(チュチェ思想)にルーツがあるのでしょう。彼らは、歴代政権の失敗で、韓国は儒教思想をはじめ先祖代々の民族的伝統を失ったと考えています。その一方で、北朝鮮には正当な伝統があるという憧れがあるのです。

 

「我々の正当な伝統が残る北朝鮮に、韓国の経済力が組み合わされば、面白い国づくりが出来る」、こう考えているのです。

 

 

「ホワイト国除外」で「反日」を自制する意見が出てきている

――日本では、輸出手続きでの優遇措置を取る「ホワイト国(優遇対象国)」から韓国を除外する政令が施行されました。

呉: サムスンの半導体は世界一だと多くの韓国人は誇りに思っていたのです。しかし、フッ化水素などの3品目が輸出管理されることになり、日本の材料なしでは何も製造できないという事実を突きつけられました。日本から見れば大袈裟だと思うかもしれませんが、「ホワイト国除外」は韓国人にとっては大きなショックだったのです。

 

これまで、韓国国内で日本を評価する声はほとんどありませんでした。災害時の日本人の規律の正しさを評価することはありました。しかし、歴史問題をはじめ、その他のことで日本を評価することは絶対ありません。公の場での「親日」発言は長年のタブーでした。

 

ところが、「ホワイト国除外」をきっかけに潮目が変わりました。この点は興味深いです。半導体のみならず、自動車部品の多くも日本から輸入しています。日本に大きく依存する自国の実態を多くの韓国人は認識しました。

 

そして、「日本なしでは、韓国の経済は成り立たない」、「行き過ぎた『反日』政策で、自国経済の首を絞めてはいけない」という意見があちこちで出るようになったのです。

(後編に続く)

 

【関連記事】

2018年6月号 Expert Interview - 「金正恩ブーム」の先に展開する世界

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東京に続き千葉でも建造物侵入で書類送検 カルト新聞の藤倉善郎容疑者

2019年09月21日 06時22分50秒 | 日記

東京に続き千葉でも建造物侵入で書類送検 カルト新聞の藤倉善郎容疑者

 

東京に続き千葉でも建造物侵入で書類送検 カルト新聞の藤倉善郎容疑者

 
HSU長生キャンパスに不法侵入する藤倉容疑者(赤い囲み)。

 

1000人近くの学生が通う、幸福の科学が運営する高等宗教研究機関「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」に無断で侵入したとして、千葉県警茂原署は20日、建造物侵入の疑いで、東京都葛飾区のフリーライター、藤倉善郎容疑者を千葉地検に書類送検した。

 

関係者によると、藤倉容疑者は昨年10月、千葉県長生村にあるHSU長生キャンパスの敷地内に侵入。この日、同キャンパスでは、「第4回HSU祭」が開かれており、藤倉容疑者は、多くの学生や近隣住民などに紛れ込んでいたという。

 

藤倉容疑者は昨年1月にも、東京都内にある幸福の科学の教団施設に建造物侵入した罪で起訴されており、現在は、刑事被告人。

 

2018年3月23日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者を書類送検 建造物侵入の疑い

 

2018年6月14日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者 建造物侵入の罪で起訴

 

同様の行為を繰り返す藤倉容疑者に対し、幸福の科学グループは数年前から、施設や行事への立ち入りを禁止する旨を口頭や文書で繰り返し通知していた。

 

当時、HSU側から通報を受けた茂原署は、藤倉容疑者を任意同行。その際、藤倉容疑者はパトカーに先導され、茂原署にたどり着く様子を車の中からネットで生中継するなど、愉快犯的な心理をのぞかせていた。

 

事件当時、HSUの関係者は「多くの学生が気持ち悪がっています。学生たちが日ごろの学業の成果を発表する大切な日にもかかわらず、こうした騒ぎを起こすことは許せません」と語っていた。

 

 

藤倉容疑者を利用するマスコミに「正義」はあるのか

近年、こうした常軌を逸した嫌がらせや不法行為を続ける藤倉容疑者を「ジャーナリスト」と祭り上げ、そのコメントを使いながら、幸福の科学への誹謗中傷記事を書く週刊誌などのメディアがある。

 

だが、特定の団体や人々に嫌がらせや不法行為を続ける藤倉容疑者を「ジャーナリスト」と紹介して書く記事に、どれほどの信頼性があるだろうか。

 

今回の書類送検を機に、各メディアは、藤倉容疑者との付き合い方を見直すとともに、どのような価値観・正義に基づいた「ジャーナリズム」で記事を書いているのか、読者に説明責任を果たすべきだろう。

 

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2018年6月14日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者 建造物侵入の罪で起訴

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2018年3月23日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者を書類送検 建造物侵入の疑い

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「ストレス・フリー」な生き方で心の安らぎを 人間関係をよくする3つのヒント

2019年09月21日 06時19分51秒 | 日記

「ストレス・フリー」な生き方で心の安らぎを 人間関係をよくする3つのヒント

 

社会が猛スピードで進化していく現代において、「ストレス・マネジメント」は大きなテーマです。

 

今年行われたある調査によると、勤め先でストレスを感じている人の割合は約8割に上ります。また、仕事のストレスでうつ病など「心の病」になり、労災請求をした人の数は6年連続で増加。幸福な人生を生きる上で、ストレス・マネジメントの比重が大きくなっています。特に、ストレスを抱える原因として最も多いのが「人間関係」のようです。

 

本欄では、ストレス・フリーな生き方について、「人間関係」という観点から考えてみます。


中国の機関紙 香港でマスク着用禁止の「覆面禁止法」促す 広がる監視社会

2019年09月21日 06時18分04秒 | 日記

これだけ知っトクNews(9月20日版) 中国の機関紙 香港でマスク着用禁止の「覆面禁止法」促す 広がる監視社会

 

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 中国の機関紙 香港でマスク着用禁止の「覆面禁止法」促す 広がる監視社会
  • (2) キリバスが台湾と断交 背景に台湾総統選に向けた中国の戦略

今そこにある危機! 中国は、尖閣諸島奪取に向けて波状攻撃を仕掛けていた

2019年09月20日 06時16分32秒 | 日記

今そこにある危機! 中国は、尖閣諸島奪取に向けて波状攻撃を仕掛けていた

 

今そこにある危機! 中国は、尖閣諸島奪取に向けて波状攻撃を仕掛けていた

 
写真:Igor Grochev / Shutterstock.com

 

《本記事のポイント》

  • 米シンクタンクが、尖閣諸島の危機をレポート
  • 中国は、物理的・非物理な手段を駆使し、いずれ尖閣諸島を占領する
  • 日本は、中国が仕掛ける「既成事実化」を拒否する戦略を立てる必要がある

 

米シンクタンク「戦略予算評価センター(CSBA)」の上級研究員を務めるトシ・ヨシハラ氏が、尖閣諸島をめぐる中国の対応が激しさを増しており、危機的な状況を迎えていると警告を発している。

 

CSBAが8月に発表した報告書で、ヨシハラ氏は「中国の尖閣に対する威圧態勢」と題したレポートを寄稿。その中で同氏は、「中国政府が、海軍や海警(海上保安庁に相当)、漁船、メディアなど多様な手段を用いて、日本の抵抗力を弱め、日本政府の『尖閣諸島の領有権問題は存在しない』という主張を崩しつつある」という趣旨を述べている。

 

 

物理的な波状攻撃で、施政権奪取を狙う

ヨシハラ氏の分析で興味深い点は、「中国が海警や漁船、海軍、空軍を使って『同心円的な力による輪』を構成し、その輪縄を思うように締め上げたり、緩めたりできる」ということだ。

 

中国は、日本に対して不満がある時には輪縄を締め上げ、協力したい時は緩めたりして、日本にシグナルを発信している。

 

さまざまな組織を駆使することで、ある意味で、波状攻撃的に尖閣諸島を"包囲"し、日本に同諸島を手放させるように仕向けているといえる。

 

 

非物理的な手段で、施政権奪取を狙う

この他にもヨシハラ氏は、次のような特徴を紹介し、非物理な手段による「威圧態勢」にも言及している。

 

「中国政府は、公船を尖閣諸島に派遣するたびに、政府の公式ウェブサイトで発表し、自国のメディアが忠実に報道する」

 

「尖閣諸島の領有権についての広告を海外紙に出し、中国メディアも定期的にアナリストや学者、軍人OBを取り上げ、彼らに政府の意見を代弁させている」

 

中国は軍民一体となり、メディアなどの非物理的な手段も用いて、尖閣諸島の施政権奪取を画策している。

 

 

日本人の「現状維持意識」を巧みに利用

日本のマスコミは、中国の準軍事組織である海警などが、尖閣諸島の周辺海域などに進出していることを報じている。だが、中国の動きをバラバラに伝え、国民に全体観をもって伝えているとは言い難い。

 

今後も尖閣諸島への領海侵犯が日常化すれば、日本国民の関心はさらに低くなり、尖閣問題の優先順位を下げるだろう。中国の異常行為も"正常"ものとして受け入れ、現状を追認するかもしれない。中国は、"日本の現状維持意識"を巧みに利用しているといえる。

 

中国は、そうした威圧態勢を通じた「消耗戦」を仕掛け、日本の抵抗力を押し下げようとしている。その際、日本が反撃に出ないと見るや否や、尖閣諸島を一気に占領する可能性もある。

 

日本が警戒すべき問題は、尖閣諸島は中国領土であるという「既成事実化」だ。日本政府は、既成事実化を拒否する戦略をたてる必要があるだろう。

(山本慧)

 

【関連記事】

2019年10月号 アメリカは「中国打倒」を決めた 中国を封じ込める「九州防衛」戦略

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2019年8月5日付本欄 自衛隊初の宇宙部隊を2020年に創設 宇宙を舞台にした国防のあるべき姿は

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