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「香港の信教の自由は風前の灯」 香港の良心と呼ばれる陳日君枢機卿インタビュー

2019年09月29日 06時38分21秒 | 日記

「香港の信教の自由は風前の灯」 香港の良心と呼ばれる陳日君枢機卿インタビュー

 

「香港の信教の自由は風前の灯」 香港の良心と呼ばれる陳日君枢機卿インタビュー

 

 

数多くの市民が参加する香港デモ。そのデモに力を与えている存在があった。それはクリスチャンたちを支える教会だ。

 

中国政府の宗教弾圧に批判の声を上げ、「香港の良心」と評されるカトリックの陳日君枢機卿(元香港教区司教)に、香港デモや中国政府に対するバチカンの対応について話を聞いた。(聞き手 長華子)

 

◆        ◆        ◆

 

──デモ参加者に対して、どのようなサポートをされていますか。

陳日君枢機卿(以下、陳): 具体的には、献金を集めて彼らを助けています。弁護士費用や裁判費用は高いため、ある一定規模の献金が必要です。

 

当初、彼らは情報が公開されるのを恐れて、私たちに助けを求めてきませんでした。そこで私たちは、デモ参加者の情報を秘匿し、手助けすることにしました。今では彼らと教会との間には一体感ができつつあり、それは素晴らしいことだと考えています。

 

──現在、香港デモが直面する重要な問題は何だとお考えですか。

陳: 今問題を起こしているのは警察です。警察は安易に市民を逮捕しています。デモ参加者を装う警察までいます。三合会という犯罪組織も、市民の弾圧に加担しています。さらに中国の治安部隊も、香港警察に紛れ込んでいる可能性さえあります。非常に危険な状態です。

 

このため、香港デモ隊が掲げる5大要求の一つである「独立調査委員会の設置」は必要不可欠です。「本当のところ何が起きたのか、何が正しくて何が間違っているのか」について、警察と市民を公正に調査しなければなりません。

 

──人民解放軍が香港に入ってくる可能性はありますか?

陳: それはありません。もしそうなったら、香港は金融都市としての信頼を失い、外国とのビジネスも失われます。そうすると、一番の敗者は中国になります。

 

ただ、現在行われている警察や、三合会といった犯罪組織による市民への暴力は、人民解放軍の介入より悪質です。中国政府の出先機関である中央政府駐香港連絡弁公室は、「市民に暴力を使うことを辞さない」と主張しています。

 

──香港のデモは中国に飛び火すると思いますか。

陳: 中国政府が恐れているのは、まさにそのことです。もし香港に民主主義が認められれば、「自分たちにも民主主義が与えられてもよいのではないか」と思う中国人が増える可能性があります。

 

中国においても、民主主義を導入すべき時期が来ていると、中国政府は気づかなくてはなりません。というのも、「全体主義」は愚かだからです。腐敗した政府と、奴隷のような"受け身"の市民をつくるだけです。人々は、自分のアイデンティティーを維持するために、自由でなければなりません。それによって、尊厳のある国家が創られます。

 

──中国におけるキリスト教会への弾圧について、あなたは声を上げてこられました。

陳: 教会を破壊する点においては、どの国の共産主義も同じです。

 

ベトナムでは共産主義が広がる前に、カトリックが広がっていました。しかし、共産主義者が教会を破壊しようとした時に、それをすることができませんでした。なぜなら人々の心は教会とともにあり、人々は司祭に服従していて、教会が力を持っていたからです。

 

私はかつて、ハンガリーやスロバキア、チェコの3カ国の共産主義国を訪問したことがあります。共産主義が国を支配していましたが、歴史的には長くキリスト教信仰のもとにあった国々です。このため共産主義者は教会を破壊することも、支配することもできませんでした。

 

東欧諸国では「教会は豊かな人たちの手先だ」と、共産主義者が批判していましたが、中国では「宣教師はみな帝国主義者だ」というレッテルを貼って攻撃しています。さらに中国政府は、教会の中の信仰心の薄い人たちを内通者として利用しています。

 

中国政府に対してバチカンは、「融和的な態度をとり、妥協すればいい」と考えています。そのため、「中国政府が18歳以下の若者は教会に行ってはならず、宗教的な活動もしてはならない」と命令を出すと、信仰心の弱い司教はそれに従ってしまうのです。

 

私が見るところ、この15年間、バチカンが行ってきた政策によって、中国における教会の地位は低下し続けています。中国政府に何らかの譲歩をしても、見返りはありません。

 

──バチカン問題の本質はどこにありますか。

陳: 3つあります。まずは、バチカンが司教の任命権を中国政府に与えることを認めたことで、ローマ法王の権限は中国政府が任命した司教を拒否することのみになったことです。

 

2つ目の問題は、中国政府がすでに任命した7人の司教の中に、妻帯し子供もいて破門された司教がいます。こういう人たちが法王の許可なく、神父を任命できる点です。

 

最後は、地下教会の問題です。彼らが社会の地下に潜っているのは、政府からの介入と迫害を避け、自由を守りたいからです。公認教会は政府の統制下にあります。そのため地下教会は、「そうした教会はもはやカトリックではなく、受け入れることができない」と考えています。だから政府から迫害を受けても、地下教会を維持しているのです。

 

それにもかかわらず、「地下教会を中国政府に登録するように」という指令が6月28日に出されました。今後、バチカンは地下教会の司教を任命しないので、司教が年をとれば、教会が消えてなくなることを意味しています。

 

不思議なのは、この指令は確かにバチカンから発信されているのですが、誰のサインもなく、どの部局が発信したのかも定かではないことです。私は、6月29日にバチカンに飛びましたが、よい回答は得られませんでした。しかし、これは教会の分離を招く重大な問題です。

 

──香港が中国の支配下に入れば、香港の教会も中国政府の統制下に置かれますね。

陳: 私たちには香港基本法があり、「一国二制度」が保障されているため、そうした問題は起きていません。しかし今後、それが起きる可能性は高いでしょう。

 

すでに「次の香港司教は、中国政府からの承認が必要になる」とささやかれ始めています。もしこの噂が本当だとしたら、香港の教会は中国政府の支配下に置かれることになります。

 

しかし、私たちは神を信じていますから、祈りが届けられ、いつか自由な日がやってくると信じています。

 

──どんな内容をお祈りされていますか?

陳: 私は神さまにこう訴えています。

 

「私たちは、神によって造られた神の子です。私たちは、兄弟姉妹です。社会の地位にある人々は、神の僕(しもべ)です。そうでなければ、神の子としての尊厳と自由を享受できません。中国政府などが提案しているものは、人間の尊厳と自由に反しています。ですから私たちには受け入れられません」

 

──ありがとうございました。

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ジョシュア・ウォン守護霊の英語霊言』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2260

 

【関連記事】

2019年9月23日付本欄 「神は正義と共にある」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(前編)

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16299

 

2019年9月24日付本欄「香港の民衆の声こそが神の声」 香港カトリック教会神父が語るデモ活動の今(後編)

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16302

 

2019年9月18日付本欄 「中国も民主化すべき時」: 香港の民主派弁護士アルバート・ホー氏インタビュー

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16256

 

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大川咲也加氏の著書が50書に 映画脚本賞も受賞

2019年09月29日 06時34分09秒 | 日記

大川咲也加氏の著書が50書に 映画脚本賞も受賞

 

大川咲也加氏の著書が50書に 映画脚本賞も受賞

 

 

大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の長女である大川咲也加・副理事長兼総裁室長の著作が、9月26日発刊の『項羽と劉邦 ヒーローズ・バトル』で50書となった。

 

咲也加氏は、お茶の水女子大学文教育学部在学時より執筆活動を開始。著書には『娘から見た大川隆法』『わかりやすく読む「留魂録」』『スピリチュアル古事記入門(上・下)』『大川咲也加の文学のすすめ』シリーズなどのほか、『マメだぬきの大さくせん』『成功者の町』など、多くの絵本も手がけている。

 

50書目となった、監修を務めた『項羽と劉邦 ヒーローズ・バトル』は、小学校上級から中学生向けの児童書。始皇帝の死後、戦乱状態におちいった中国大陸で頭角を現した、二人の英雄「項羽」と「劉邦」の波乱万丈の生涯を記した。

 

「史上最強の項羽」と「戦に勝てない劉邦」。二人の生き方を通じて、学校では教わらない「人生の教訓」が学べる、子供だけでなく大人も読みたい一書となっている。

 

咲也加氏の作品は、父である大川総裁との共著『幸福の科学の後継者像について』『心と政治と宗教』などのほか、編著に長男・隆一氏の妊娠4カ月から生後2カ月までの間、祖父にあたる大川総裁を通して語られた「魂のメッセージ」の記録である『ただいま0歳、心の対話』(大川隆法監修、大川隆一協力)、夫である大川直樹常務理事兼宗務本部第二秘書局担当との共著『夫婦の心得』など、多岐にわたる。

 

 

映画「世界から希望が消えたなら。」脚本賞も受賞

咲也加氏は映画作品の脚本でも、世界各国で評価を受けている。脚本を担当した、10月18日より全国で公開予定の映画「世界から希望が消えたなら。」(英題:Immortal Hero)は、イタリアのフローレンス映画賞で2019年7月度脚本賞、チリのザ・サウス映画芸術祭で2019年8月度長編部門名誉脚本賞を受賞。

 

さらに咲也加氏は2020年初夏公開予定の映画「心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-」でも脚本を担当している。今後も絵本や児童書の発刊が予定されており、活躍が期待される。

 

【関連サイト】

「世界から希望が消えたなら。」公式サイト

https://sekai-kibou.jp

 

【関連記事】

2019年9月22日付本欄 映画「世界から希望が消えたなら。」が海外映画祭での22の賞を受賞 大川咲也加氏による脚本への賞も多数

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16297

 

2019年10月号 大川総裁の実像を 長女・咲也加副理事長が語る - 大川隆法総裁 対談Report 「心・政治・宗教」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16173

 

2019年7月号 他の人の役に立てる本当の成功者を目指して - 大川咲也加副理事長 講話Report

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15799

 

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北朝鮮が、SNSで他国の選挙に介入していた

2019年09月29日 06時32分21秒 | 日記

これだけ知っトクNews(9月28日版) 北朝鮮が、SNSで他国の選挙に介入していた

 

 

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