「感染症対策で宗教の集会を制限する命令は違憲」米最高裁がNYのロックダウン令に違憲判決
2020.11.27(liverty web)
<picture></picture>
《ニュース》
アメリカの連邦裁判所は25日、ニューヨーク州当局が先月に発令した「宗教の集会を制限する」ロックダウン(都市封鎖)は違憲であるとの判決を下しました。
《詳細》
違憲だと認められたのは、新型コロナウィルスの感染が拡大している地域を特定し、感染の集中する地域内で宗教施設の定員の25%または10人を超える集会を禁止する内容に対してです。
正統派のユダヤ教コミュニティーや、ブルックリンのカトリック教区は、「ニューヨーク州のクモオ知事によるロックダウン命令は合衆国憲法の修正第1条の定める宗教の自由に抵触する」として連邦裁判所に提訴していました。
今月9日、ブルックリンの連邦裁判所と、巡回裁判所は、この申し立てを棄却。しかし、裁判が連邦最高裁に持ち込まれると、これまでの判決とは一転、最高裁判事のうち5対4でクモオ知事のロックダウン令は違憲との判決が下されました。