アメリカ大統領は「知らねばならない」が、「明かしてもならない」UFO情報
2020.01.25(liverty web)
《本記事のポイント》
米海軍情報局がUFO目撃事件について回答
民主党の予備選候補者がUFOの質問に回答
大統領選にはUFOの質問はつきもの
アメリカが重大なUFO情報を保持していることは公然の秘密だが、そのことを再確認できるようなニュースがあった。
以前、本欄でも伝えたことがあるが、2004年11月に米海軍の空母ニミッツが米西海岸のサンディエゴ沖で、白い楕円型のUFO「Tic Tac」を目撃した(2019年6月3日付本欄 アメリカ海軍に毎日のようにつきまとうUFO 危うく戦闘機と衝突も)。
大胆に姿を現したUFOは、地球の物理学では説明不可能な動きを見せ、米軍兵士たちを騒然とさせた。米紙ニューヨーク・タイムズが、17年12月にこの事件を暴露すると、大きな話題を呼んだ。
この目撃事件をめぐり、このほど明らかになったのは、UFO研究家クリスチャン・ランブライト氏が、情報公開法に基づき情報の開示請求をしたことへの米海軍情報局の回答内容だ。
その回答は、「大統領令により、名を明かされていない機関から提出された"トップシークレット"のブリーフィング・スライド(説明用のスライド)は存在するが、これらの情報を公開することは、アメリカの国家安全保障にとって極めて重大なダメージとなるので、今回公開できる情報はない」「"シークレット"のビデオを所有しており、公開してもよいか(関係機関に)照会するため、海軍航空システム・コマンドに転送した」といったものだった。
つまり、「UFOに関する重要な情報はあるが、公開できない」ことが分かったのだ。
民主党予備選候補者がUFOについて回答
アメリカは現在、大統領選の民主党候補者の指名争いに向けた戦いの真っただ中にある。その候補者に対し、UFOについて意見を求める記事が出始めた。
例えば、ニューハンプシャー州のコンウェイ・デイリー・サン紙は、民主党候補のエイミー・クロブシャー上院議員(19年12月30日付)とピート・ブーテジェッジ氏(20年1月6日付)に、先述したUFOの目撃事件についての質問をぶつけた。
それに対しクロブシャー氏は、「その目撃だけでなく、他にも何が起こっているのかよく分からないのですが、大統領になったらできることの1つは、科学者や軍が知っていることを調査することです」と答えた。
一方のブーテジェッジ氏は、「我々は宇宙で孤独ということはないでしょう。しかし、(彼らが地球に飛来しているという)物理的な証拠を見ることなどはあり得ないでしょう。とはいえ、我々の周囲で何が起こっているのか常に見続け、それを説明しようとすべきなのは確かです」と回答している。
大統領選の陰にUFOあり
ちなみに候補の一人であるバーニー・サンダース上院議員も19年8月、人気ポッドキャストのインタビューで、「大統領になったらUFO情報を公開する」という趣旨の発言を行っている。
ところがサンダース氏は16年に、候補者の指名争いでヒラリー・クリントン氏に敗れた際、UFOについては無関心な様子を見せ、話題をそらし、さらには質問することさえ許さなかった。
その態度が変わったのは「大統領選の陰にUFOあり」と学んだからだろうか。
ただ、今回の情報開示請求で明らかになったように、UFOの情報を公開すると、アメリカの安全保障に「極めて重大なダメージ」を与える可能性がある。
「大統領になったらUFOの情報を公開する」と公言しても、本当に公開できるのは無難な情報ばかりだろう。むしろ、トランプ大統領のようにUFOに無関心(?)な態度を示す方が良いのかもしれない。(純)
【関連書籍】
『「UFOリーディング」写真集』
大川隆法著 幸福の科学出版
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