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2020年元旦 新聞の社説を読み比べる 「人類の自由のために何ができるか」

2020年01月02日 06時13分02秒 | 日記

2020年元旦 新聞の社説を読み比べる 「人類の自由のために何ができるか」
2020.01.01(liverty web)

 
元旦の新聞の社説欄には、各紙の「主義・主張」が色濃く反映される。
 
大手紙6紙の社説を読み比べ、各紙が2020年をどのような問題意識で見通しているか、という点について見ていきたい。
 
 
保守に分類される、読売、日経、産経の3紙
読売:平和と繁栄をどう引き継ぐか
前回の東京五輪から56年。日本は、まれにみる平和と繁栄を享受している。世界に大きな戦争の兆しはない。安倍首相の長期政権下で政治は安定。米中の覇権争いはあるが、全面衝突には制御が利くのではないか。
 
習近平国家主席の来日は、日中対話を深める好機。問題があれば、率直にただせばよい。北朝鮮は軍事挑発を続けている。局地的な軍事衝突の可能性は排除できない。日米同盟の抑止力は欠かせない。
 
成長の鍵は、世界に広がる「経済のデジタル化」への対応だ。ただ、デジタル化し、AIやロボットが制御する省力化経済の社会では、新領域で知識やデータを握った勝者に利益が集中しがち。経済への正と負の影響を検証する必要がある。
 
民間企業には460兆円の内部留保があり、家計が保有する金融資産全体は1864兆円ある。この「眠れる資金」を掘り起こして政策に活用できないか。社会保障や福祉、少子化対策に役立てたい。
 
 
日経:次世代に持続可能な国を引き継ごう
世界景気は減速し、米中新冷戦や朝鮮半島情勢などに不透明感も漂う。日本は改革を進める年にしなければならない。
 
第1になすべきは、企業の変革。産業競争力を高め、生産性の引き上げ、意思決定の速度を上げるなど、競争環境の変化を先取りし、攻める分野に資源を集中する事業の棚卸しも必要だ。「働き方改革」が進めば女性は出産、育児がしやすくなる。夫も育休取得や家事参加に積極的になるだろう。
 
第2に、国が責任をもって少子化対策や持続可能な社会保障への転換を推進すること。年齢にかかわらず、負担能力に応じて診療代などを払う「応分負担」を徹底する。
 
第3に、国は、エネルギー・環境政策を一体として立案し、工程表をつくることだ。前提としている原発30基の再稼働は極めて厳しい。再生エネルギーを使いやすい電源にし、その比重を高めるイノベーションが必要だ。
 
 
産経:政権長きゆえに尊からず
東京五輪の夢に世界が酔ってくれる保証はない。今年、世界情勢が激変するのは間違いない。というより、中国の人権問題、イランを震源とする中東危機、地球温暖化対策などの懸案に何も解決策が見いだせず、昨年より事態が悪化する可能性が高い。特に、北朝鮮。朝鮮有事が起きないと誰が言えようか。
 
国際社会で安倍首相にかかる期待は大きい。だが、秋元衆院議員の逮捕など、足元でタガの緩みが顕在化してきた。講演会で「靖国神社を6年も参拝しないのは許せません」という意見をいただいた。(執筆者は)黙ってうなずくしかなかった。
 
平和の祭典を心から祝い、2度目の東京五輪を成功させるためにも首相にはやるべきことがある。
 
読売は網羅的に、日経は産業面から、産経は中国と歴史問題を軸に主張を展開しており、それぞれの特色が出ている。
 
気になるのは、読売が、国の責任を問うあまり、「大きな政府」を志向している点だ。財政が厳しい中で、民間企業や家計が持つ資産を、「社会保障や福祉、少子化対策に役立てたい」と論じている。
 
日経も、政府主導の「働き方改革」に期待を寄せているが、4月から始まる中小企業の残業時間の罰則付き上限規制や有給休暇の取得義務化は、ただでさえ消費増税で苦しくなっている各企業の首をさらに絞めることになるだろう。
 
 
リベラルに分類される、朝日、毎日、東京の3紙
朝日:「人類普遍」を手放さずに
国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)は、17の「普遍的な」目標を掲げている。たとえば、貧困や飢餓をなくす、質の高い教育を提供する、女性差別を撤廃する、不平等を正す、気候変動とその影響を軽減する、などだ。「誰も置き去りにしない」という精神が、目標の普遍性を端的にあらわす。
 
だが、今、「普遍離れ」とでもいうべき危うい傾向が、あちこちで観察される。プーチン露大統領は昨年6月、移民に厳しく対処すべきだとの立場から、「リベラルの理念は時代遅れになった。それは圧倒的な多数派の利益と対立している」と述べた。
 
プーチン氏は強権的なナショナリズムを推し進め、アメリカのトランプ大統領も移民を敵視し、自国第一にこだわる。欧州では、排外的な右派ポピュリズムが衰えを見せない。香港で続くデモは、自由という価値をめぐる中国共産党政権との攻防である。
 
国会での論戦を避けたり、報道・表現の自由を威圧する安倍政権のふるまいを見ると、「普遍離れ」という点で、世界の憂うべき潮流と軌を一にしていることはまぎれもない。
 
 
毎日:あきらめない心が必要だ
深刻なのは、民主政治の起源でもある欧米の多くの国々で、ポピュリズムが大手を振っていることだ。共通しているのは、敵か、それとも味方かの二分法で分断を深める政治手法だ。
 
温暖化や海洋汚染などの地球の生態系に関する問題や、核軍拡競争の懸念が深刻の度合いを増している。国家単位で答えを出すことが困難な問題がうねりを増す中で、ポピュリスト政治家は国際秩序に大きな価値を認めない。安倍首相は、このポピュリズムの潮流に沿う。
 
たとえ、市場経済との二人三脚が崩れたとしても、民主政治の旗を掲げることは重要だ。日本は大国ではないが、世界の中で重要なアクター(行為者)ではある。民主政治の旗を掲げ続けることによってこそ、米国に世界秩序への関与を働きかけることができる。
 
 
東京:誰も置き去りにしない
2015年、国連サミットの会議で「持続可能な開発のための2030アジェンダ(政策課題)」が採択された。貧困、教育、気候変動など17分野にわたり、世界と地球を永続させるべく取り決めた開発目標(SDGs)だ。
 
SDGsの合言葉は2つ。1つ目は「誰一人も置き去りにしない」。いまだに数十億の人々が貧困にあえぎ、いや増す富や権力の不均衡。採択後4年たつ今もやまぬ紛争、テロ、人道危機……。2つ目は「地球規模の協力態勢」。全ての国の人々がそれぞれ可能な分野で協力し、複数の課題を統合的に解決していくしかない。
 
2008年、「年越し派遣村」の村長を務めた社会活動家の湯浅誠さんが、昨年暮れ、都内で、民間の協力で運営する、全国の子ども食堂の支援の会合に出ていた。子ども食堂は、誰も置き去りにされない。多世代が頼り合う地域交流の場として必要とされ始めた。
 
リベラル色の強い3紙。朝日と毎日が、トランプ米大統領に象徴される政治手法を「ポピュリズム(大衆迎合主義)」と批判し、朝日と東京が「誰も置き去りにしない」という国連サミットのメッセージを軸に論じているところは興味深い。
 
トランプ氏は、モノの言い方に過激な面もある。だが、100万人を超えるウイグル人を強制収容所に入れている中国共産党政府を「悪」として、中国との「新冷戦」を戦っている。世界を標準化するグローバリズムが、実は各国の主権を弱め、富める者から奪い取ることを是とする悪しき共産主義であることも見抜いている。
 
また、「誰も置き去りにしない」という精神は普遍的な真理だが、それを実現するためにも、やはり、日本は「大きな政府」ではなく、「小さな政府」を目指すべきだ。「英国病」でも分かるように、多くの国民が政府に援助を求める社会は成り立たない。
 
 
「人類の自由のために、何ができるかを問うてほしい」
「国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問うてほしい」──。
 
1961年、アメリカのケネディ大統領は就任演説で、そう米国民に呼びかけた。
 
当時のアメリカは、ソ連を筆頭にした共産主義勢力の挑戦を受けており、翌年のキューバ危機で、核戦争が起きる一歩手前まで対立が深刻化した。
 
ケネディの演説には、続きがある。世界の人々に向けて、次のように呼びかけていた。
 
「アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれが人類の自由のために、一緒に何ができるかを問うてほしい」
 
2020年も、リバティWebは、「マスコミが言わない、次の日本。」をコンセプトに、この国の未来・危機・可能性について、「ハッ」とする情報・視点を提供していきたい。
(山下格史)
 
【関連書籍】

『いま求められる世界正義』
大川隆法著 幸福の科学出版
 

『トランポノミクス』
スティーブン・ムーア、アーサー・B・ラッファー 共著
藤井幹久 訳 幸福の科学出版
 
【関連記事】
2019年12月31日付本欄 年末年始セミナー「2019年の総括と、2020年の見通し」 【ザ・リバティキャストMovie】
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16645
 
2019年12月27日付本欄 評論家・宮崎正弘氏が読む『トランポノミクス』 「実に面白い本だ」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16634


【大川総裁公開霊言1000回突破】世論が霊言についてくる

2020年01月02日 06時10分24秒 | 日記

【大川総裁公開霊言1000回突破】世論が霊言についてくる
2020.01.01(liverty web)

 
幸福の科学専務理事
斎藤 哲秀

プロフィール
(さいとう・てっしゅう)1964年生まれ。神奈川県出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。1988年に幸福の科学に奉職。現在、幸福の科学編集系統括担当専務理事 兼 HSU未来創造学部芸能・クリエーターコースソフト開発担当顧問。
 
「ザ・リバティ」編集長
綾織 次郎

プロフィール
(あやおり・じろう)1968年生まれ。鹿児島県出身。一橋大学社会学部卒。産経新聞に入社後、政治部で首相官邸などを担当し、2001年に幸福の科学に奉職。現在、幸福の科学常務理事、HSUビジティング・プロフェッサーなどを兼任。
大川隆法・幸福の科学総裁の公開霊言が12月25日、「公開霊言1000回突破記念〈釈尊の霊言〉─情欲と悟りへの修行─」をもって、1000回を突破した。
 
霊言とは、あの世の霊を招き、その思いや言葉を語り下ろす神秘現象のこと。幸福の科学の霊言やリーディングは、仏教でいう「六大神通力」に相当する大川総裁の高度な霊能力を駆使して行われている。
 
これまで多くの霊言を目の当たりにし、質問者としても、多くの霊と対話をしてきた人からは、大川総裁の霊言はどう見えているのか。
 
本欄では、10月末発刊の本誌12月号「すべての人に希望を- いま、目の前にある奇跡。大川隆法説法3000回突破記念」に掲載しきれなかったエピソードを含めて、大川総裁の霊言の"衝撃"について5回にわたり掲載する。今回は、その第3回。
 
【大川総裁公開霊言 1000回突破】霊言の"衝撃"
2019年12月30日付本欄 1 質問者が語る霊言の驚き
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16643
 
2019年12月31日付本欄 2 質問者が語る霊言の驚き
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16646
 
 
◆             ◆             ◆
 
「世界皇帝」を自称した習近平守護霊

『世界皇帝をめざす男』
大川隆法著
幸福の科学出版
綾織(以下、綾): 霊言の内容と、世間の情報が逆になる場合もあります。その典型例は、中国の習近平国家主席です。
 
2010年、習氏が副主席になって、次の国家主席になることがほぼ固まった時に収録された守護霊の霊言は、衝撃的でした。
 
当時、世の中に出ていた習氏についての情報は、「政権基盤が非常に弱い」「性格的にも弱い」「親日派」といったものでした。しかし、霊言で守護霊が「世界帝国をつくる」と考えている超強硬派であることが分かりました。
 
主席に就任した後は、年を追うごとに、守護霊が語っていたことがじわじわと現実化しているのは、周知のとおりです。
 
仮に、総裁が書籍などで勉強したものを元に霊言をしていたとしたら、内容が嘘であることが後になればなるほど分かるはずなんです。ところが、守護霊が霊言で語った内容は、当時の世の中の情報とは全く逆でした。むしろ後になればなるほど、発言の内容の通りに習氏は行動していることが分かるんですよね。
 
斎藤(以下、斎): 世間のものの見方と真逆の内容が霊言で明かされて、数年後に霊言の内容の通りに現実化していくというのは、霊言の先見性を物語っていると思います。その意味では、霊言は「予言の書」でもありますよね。
 
確かに、習氏が国家主席に就任する前は、「穏健派」とまで言われていたくらいで、マスコミも「おとなしい人」と言っていました。習氏の守護霊霊言が収録されたのは、そうした無名の頃でした。
 
ところが、国家主席に就任したら、急に汚職事件の対策として「根絶」を強く打ち出して、「トラもハエも叩く」と言い出して、攻撃的になっていきました。その人の本性が現実に現れていったというのは、時間とともに証明されるので、霊言の内容を正しく理解するには、数年かかることの方が多いかもしれません。
 
綾: それにしても、世の中に出ている情報と全く逆のことを出すというのは、かなりのリスクを取っていますよね。
 
斎: そうですよね。"売り物"でこうしたことをすると、信用が崩れるので、普通はできないんですよね。総裁はこれまでに、2600冊以上の本を出されていますが、このうち、600冊弱が霊言です。
 
 
「トランプの勝利」をいち早く明言

『守護霊インタビュー ドナルド・トランプ アメリカ復活への戦略』

『アメリカ合衆国建国の父 ジョージ・ワシントンの霊言』
共に大川隆法著
幸福の科学出版
斎: ドナルド・トランプ氏は2016年のアメリカ大統領選挙で、最後は逆転して当選しましたが、世論は9割、ヒラリー・クリントンでしたよね。
 
ところが総裁は、「トランプ氏が大統領になる」と予測されて、トランプ氏の守護霊霊言を収録しました。
 
その後、ジョージ・ワシントンの霊言では、トランプ氏の守護霊であることが明かされました。
 
 

『大川隆法 ニューヨーク 巡錫の軌跡 自由、正義、そして幸福』
大川隆法著
幸福の科学出版
さらに大統領選を目前に控えた16年10月には、ニューヨークで講演をされて、「トランプ氏のほうが適任です。彼には世界の問題を解決する力があるからです」と語られました。その後、11月の大統領選でトランプ氏は逆転勝利しましたが、世の中の流れが変わった理由は、その背景に総裁の霊言・講演があったと思います。
 
普通、そこまで世論に逆行して「トランプ氏が大統領になる」と言うことは、かなりリスクがあると思います。知識だけで取り上げて未来予測することは、できないと思います。
 
総裁は宗教的には、「私の言葉の上に未来は築かれる」と仰います。常識的なものの見方だけ見れば、少し傲慢なようにも聞こえるかもしれませんけれども、トランプ大統領の誕生の事例から見ても、現実には、本当に発された言葉通りに、世の中が動いていますよね。まさに「言葉の上に未来が築かれる」という現象ですね。
 
その意味で、霊言で明かされている内容は人類の「未来シナリオ」でもあるので、知識をこねくり回して、想像だけで作るのは難しいですよね。やはり、宗教的には「予言者的な力」、この世的には「先見力」と言うのかもしれませんが、そういった力があるからこそできるものだと思います。
 
綾: そうですよね。これまでに霊言は600冊近く出版されていますが、普通なら半分当たるかどうかだと思います。ところが総裁の霊言の場合は、「これは違うな」と感じるものがありません。
 
"イタコ芸"と揶揄されることもありますが、イタコ芸では、総裁の霊言のように、ここまでリスクを取り続けることができないと思います。
 
 
ウイグル弾圧への世論が変化

『Love for the Future』

『習近平守護霊 ウイグル弾圧を語る』
共に大川隆法著
幸福の科学出版
斎: 2018年10月には総裁は、ドイツのベルリンでも講演をされました。その時も、中国によるウイグル弾圧について、わざわざ言及されました。
 
帰国された後、習近平氏の守護霊霊言がありましたが、あの時は、習氏に「ウイグル人の強制収容所の存在を聞いてみよう」と、質問の切り口が収録直前になって決まりました。そして、その「正体を暴く」べく、綾織さんとも一緒に質問することになりましたね。
 
世論が変わったのは、まさに"あの後"でしたよね。直後に、中国によるウイグル人の弾圧についての記事が日本の新聞にも載り始めました。この事例は、世の中の動きに先行して、総裁がリスクを取っている典型例だったと思います。(続く)
 
【関連サイト】
大川隆法 公式サイト
https://ryuho-okawa.org/#/home
 
幸福の科学 公式ホームページ 霊言・リーディングについて
https://happy-science.jp/ryuho-okawa/reigen/
 
【関連記事】
2019年12月26日付本欄 大川総裁の公開霊言が1000回を突破 霊言を収録し続ける意味とは何か
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16628
 
2020年2月号 霊言を行い続ける理由 - 大川隆法総裁 講演Report 「永遠の法灯をともして」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16603
 
2015年2月号 「霊言学」のすすめ - 500人超の霊言を研究する - Part1
https://the-liberty.com/article.php?item_id=8928
 
2019年12月号 すべての人に希望を - いま、目の前にある奇跡。大川隆法説法3000回突破記念
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16398