のみちをゆけば

北の山男が日々の生活、趣味の報告をします!

秋の大雪山遠征 ~その9~

2010年10月15日 06時00分00秒 | 登山



 白雲キャンプ指定地には15時に到着。

 やや風が強い状況だったが、小さなテントなので楽々設営し、
強風に備えて張り綱もしっかり張る。テントに荷物を入れ、水場
に冷たい水を汲みに行った後は早速ウィスキーの水割りをゴクリ。




 携帯の電源を入れるも圏外表示。ラジオを忘れたので、非常に
暇である。

 風が無ければテントの外でトムラウシでも眺めながら飲むのだが・・・

 換気口から外を見るとガスも出てきてしまった。




 ザックの中を探ると、なぜか2009年6月24日の新聞があったので、
暇つぶしに読む。


 早く寝ようと16時半には晩御飯の支度を始めた。 



 晩御飯はアルファー米にレトルトをかける予定だったのだが、
食器が汚れたら面倒くさいと思い、キノコご飯にした。


 腹いっぱいになって、眠れると思いきや・・・


 隣のテントから聞こえてくるラジオの音が気になる。まだ19時
前だから仕方がないか。明日の天気はどうなのかなあ?
 反対側からは、AMラジオでない音が聞こえてくる。FM? 
テレビ? 状況説明がないところを見るとテレビのようです。
 そこで、ザックの中から携帯を取り出して、アンテナを立てて
チューニングすると・・・

 

 ワンセグ放送見られるんですね。携帯通じないのに。
 データ放送の天気予報では、明日は雨後晴れの予報。

 どうなるかなあ・・・
 

 19時半には周りが静かになったのに、なかなか気が張って眠れ
ない。時計を見ると20時・・・
 今度は暑くて眠れない(上着類を全て脱ぎ、シャツとタイツで
寝る)。

 22時・・・

 だんだん風が強くなって、雨もバラバラ降り出しました。


 「このまま眠れなかったらまずいなあ」と思いつつも、明日の
行程が気になって眠れない。

 風も強くなり、テントがたわむようになってきた。まあ、テン
トが壊れたら小屋に行けばいいか・・・

 携帯通じないから、何とかしておりるしかない。

 明日は銀泉台におりるべきか・・・

 高原温泉がいいか?

 雨の中の撤収はどうするか?

 山で眠れないのはいつもの事、横になっていれば体は休まるはず。
 色々と気になって、最後に時刻を確認したのが1時30分頃。

 その後も、テントのばたつきと雨の音が気になって、眠ったの
かどうなのか・・・


 顔に水しぶきを感じたので起きると5時でした。換気口から垂
れている水がテントのばたつきで飛んできたようでした。ライト
をつけてテント内をみると、若干テント内が濡れているようでした。

 風は夜の間に西風が南風に変わり、朝方には北風に変わり、朝
にかけて強さを増したようです。
 

 寝袋にくるまり色々考える。

 緑岳から高原温泉に下りた方が風は当たらないだろうけど、緑
岳の山頂直下の岩場は一度しか歩いたことがないのでチョイ不安。

 それに対して、銀泉台方面は何回も歩いている道だし、どんな
に風が強くても、厳しいのは白雲分岐から赤岳までの1km。テン
ト内の気温は10℃と気温は高いし・・・

 1時間歩けば強風地帯を抜けられるはず。と言うことで銀泉台に
おりることに。

 しかし、テントの中は雨音が大きく聞こえるので、今度は雨の
影響が気になってきた。銀泉台までのバスが来なかったら・・・

 銀泉台からレイクサイトまで15km、歩いて4時間以上かかる・・・

 出発は10時までと考えていたが、8時前には出た方がよいか・・・ 

 と言うことで6時に起きて、寝袋をしまい、濡れたら困る荷物は
全てシュラフカバーの中に入れてザックの中に入れました。



 朝食は餅入りラーメン、何だか食べた気がしない・・・

 コーヒーも飲んで、気分を落ち着けて、ウェストポーチに行動
食を詰め込んで撤収開始。



 ザックは二気室になっているので、テントをたたんだら、濡れ
たまま下のスペースに入れることにしました。 

 ザックにテントを入れるだけにして、外に出ました。相変わら
ず風が強く、雨もパラパラしている。風上のペグを外さないよう
にして、テントを丸めザックに突っ込んで10分程で撤収完了。


 つづく


コメント
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