
きのうテレビ各局で衆議院解散が話題になっていたが今日、讀賣新聞もトップで衆議院解散10月22日を報じた。
安倍首相ほんとうに衆議院解散をするらしい。
衆議院解散は祭である。
政治の政は「まつりごと」といい起源は「祭祀」なのだがこの時期の解散はヤバいのでは。
自民党にとっては絶好のタイミングとは思う。民進党が頭を取り換えても脱落者が後を絶たない、新党結成は緒についたばかり、自民党の支持率は回復してきた…自分が首相でもここで勝負をかけたくなる。
政治はよくわからないぼくも解散がありそうな政権に有利な展開だと思っていいたのでこのニュースにさほど驚きはない。
ラグビーでいうとフォワード強力なヤマハ発動機が宗像サニックスをスクラムで1mも押し込んで相手がつぶれそうな状況でボールを出して攻撃する……ゲームプランとしては十分理解できるが、国内でそんなゲームを楽しんでいる場合だろうか。
北朝鮮が今まで以上に危ない動きをしているこの時期に選挙という祭に明け暮れていていいのか。
ぼくは安倍首相をほかの党首よりは評価してきたのだがこの解散の件はまったくいただけない。
評価したといっても安全保障事案で民主党の鳩山首相の姿勢に唖然、呆然とした反動である。ほかの政党の親分に比べて安定感があると見たのだ。
民主党には国を任せておけない、幼すぎて話にならないと匙を投げたからにほかならない。
安全保障でいちおうの信任を安倍さんに与えはしたが、こういう国家存亡のときに選挙にうつつを抜かすのであれば、きみもまた鳩山さんかということになってしまう。
北朝鮮を言葉であしざまにいうのはい。国際社会と連携して制裁を加えるというのもいいでしょう。
けれどそれで北朝鮮がどれほど困り譲歩したのでしょうか。
安倍さんの発言は犬の遠吠えに聞こえてしまいます。
石破さんのように朴訥に核の持ち込み解禁発言をするのが優れ阿た政治家の資質とも単純に思わない。安倍さんが秘密裏に核の持ち込みはすでに解禁して日本のどこかに核兵器が装備されているのかもしれない。
あるいはもっと手っ取り早くCIAあたりと組んで北朝鮮首脳部隠密壊滅作戦を進行させているのかもしれない。
それならいいのだが、このままの状態で選挙祭などしていたら北朝鮮の思うつぼ。北朝鮮だけでなく日本が提携して非難決議に巻き込んだ同盟国にしても唖然とするだろう。
日本の安全はアメリカ軍が守ってくれるさ。
いまやれば勝てそうだから選挙して自民党が勝って祝杯上げようでは、国を守る意識は平安時代からなにも進歩していないことになってしまう。
北朝鮮をひいきするのではないが、かの国はたとえ中国の反感を買おうと俺は俺の方法で外交をやるぞという肝っ玉が見て取れる。少なくとも日本人がいままで持ち得なかった自国は自国のやり方で守ろうというぎらぎらした根性がある。
いまどき選挙をするなどという姿勢を見せることでどれだけ敵国を利するのか。制裁決議など吹っ飛んでしまうだろう。
今日の讀賣新聞の1面は最近では最悪のニュースである。
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