天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

岸田さん出なきゃだめでしょう

2024-08-14 15:08:57 | 政治




岸田首相が記者会見をひらき、次の自民党総裁選に出馬しないと表明した。
首相は記者会見で、「お盆が明ければ、いよいよ秋の総裁選に向けた動きが本格化する。総裁選で自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ。私は総裁選には出馬しない」と明言した。「総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを一兵卒として支えていくことに徹していく」とも語った。
よく言えば潔いのだが、国のトップに立つ人の考えとしては甘い、そして無責任である。弱体化している日本を象徴的に全世界に見せてしまった。その損失は測り知れない。
岸田さんは性格のいい人で近所にいてほしい人だが、「政治家にいい人は要らない」というのが小生の見解。首相の発言はよき夫、よき父親のものなら大いに褒め称えられるのであるが、事が一国の総理大臣のものとなると無責任、軽薄と言わざるを得ない。
解決すべき課題が山積みであるのに自分は力を発揮せず次の人に委ねるなど政治家の資質に欠けている。ゆえに身を引いたほうがいいともいえるのだが、名を成した世界の政治家でそう簡単に自ら身を引いた人がいるだろうか。
プーチン、習近平、トランプ、みんな悪(わる)。毛沢東、大悪(おおわる)である。彼らが自分から身を引くなど考えられない。足に鉄の重りをいくつも付けられても動こうとする連中である。別の言葉でいえば、それが政治家の政治家たる資質であり価値である。なにがなんでも己を貫く、邪魔者は排除する。
そういった悪が政治家の本質なのである。
自国のために他国を圧迫する。自分の勢力のために他の勢力を削ぐ。倫理的にみてどうこうを通り抜けて政治家はその地位にしがみついてこそ価値があるのである。自分の支持率が10%であろうと5%であろうと「俺はやるぞ」というのが政治家なのだ。
現在、権力の座にある者はずっと立っていないといけない。立っている権力者を引きずりおろすべく次の政治家が育つ。
だから選挙に出て立っているべきなのであるのに下りてしまうとは……情けないのひとことである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金メダル破顔とロイヤルスマイル | トップ | 姿見の池で一休み »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事