天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

通常の高校野球をやればいい

2020-06-11 07:38:33 | 世相


日本高野連(八田英二会長)は夏の甲子園野球大会を中止したが、きのう代替の「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」を開催すると発表した。原則無観客で1チーム1試合の計16試合を予定。5月20日に中止が決まった夏の甲子園大会の期間に実施する、“選抜救済策”となる。10日午後6時から会見する。

この報道に接し、ならばはじめから通常の大会を無観客でやればいいなじゃいか、と思った人は小生以外にいるのではないか。ゆうべ飯を食っていた妻がそう言った。ぼくは少人数の観客を入れてもいいと思っている。
通常はやめて少し規模を縮小すれば世間の目が許してくれそうであるし、高校生たちにもはなむけを見せられるといった姑息の心理が見える。
通常の大会をやることを前提にそれにいろいろな条件をつけていけばいいのである。
尻込みの発想でなくて前向きの姿勢になぜられないのか。世間から叩かれたくない、責任を回避したいという心理のみで生きていて、そういう大人が若い高校生たちの生きる見本になれるのか。

話は変るが、東京都知事の「東京アラート」も軽薄である。「ロックダウン」「ロードマップ」等、カタカナ言葉の濫発は広告業界の人か、東京スポーツの見出し担当かと思ってしまう。
政治で言葉遊びをしないでこういう人は短歌、俳句、川柳で遊べばいい。こちらは高野連と違ってへっぴり腰ではなく非常事態に浮き立つタイプである。不幸を材料に遊びつつ自分を大きく見せる心理に鼻白む。
高野連にしろ都知事にしろもう少し中庸を堂々と歩いていけないのか。非常事態のときこそ人格がよく出てしまうのである。


撮影地:武蔵野線東所沢駅付近
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