天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

電動アシスト自転車は重たい

2020-06-02 05:11:59 | 身辺雑記


一週間ほど前から長男家族と同居している。新しい住居へ移るまでしばらく住まわせてくれという要望を受け入れた。四人と犬一匹とたくさんの物がどっとやってきた中に、電動アシスト自転車があった。
8年前、長男の嫁に買ってやったやつである。捨ててもいいらしいのを勿体ないので乗り始めて四日たつ。

電動アシスト自転車は重たい、そう楽なものではないという印象である。
まず車体がべらぼうに重くハンドルの動きが悪い。貧乏性にて平地は自力走行をして電気を使いたくない。するとまるでエルゴメーターを漕ぐような負荷がかかる。
こいつの一番快適なのは電気を入れてスタートするときである。信号が青に変わった瞬間ひと漕ぎでグイーンと加速するのはダービー馬に鞭を入れた気分である。しかし漕ぎ続けるとグイーン感が薄れて平凡になる。2秒ほど漕ぐのを止めて再び漕ぐとグイーンと伸びる。漕ぎ続けたい人向きにできていない感じである。
アパートから帰るとき上り坂400mがこいつの働き場所。貧乏性にて200mほどを電源を入れる。こことスタート時しか電源を入れない。するとずっーとエルゴメーターを漕いでいることになりくたくたになる。
きのう以前乗っていたふつうの自転車に乗ったらスポーツタイプみたいに軽かった。電動アシスト自転車はもっと軽くしないとだめじゃないか。電気を入れることが前提の設計は困る。

40代のころ長男と自転車旅行したことがある。6段切り替えのスポーツタイプの自転車で。甲府で一泊したがその夜、かつ丼、焼肉、焼きそば、チャーシューメン、サラダ、ビール……と食えること食えること。
食ったなあという話を妻にしたら「電車代を食費にしちゃったわけね」と笑った。その通りである。
電動アシスト自転車は電気を食う。ふつうの自転車は飯を食う。電動アシスト自転車は電気も食って飯も食う。もうちょっと車体と素の動きを軽くすべきだろう。
もとの自転車に戻りたい気分である。
コメント
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