サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

202615 農林中金問題の考察の行き着くところは「食料問題」②~農林中金の損失予想と農業混乱

2009年03月21日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
202615 農林中金問題の考察の行き着くところは「食料問題」②~農林中金の今後の損失予想と農業の混乱
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/03/21 PM06


202614の続きです。
『農中問題の考察も、行き着くところは「食料問題」』(相場のネタ&儲けのタネ)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
Ⅳ < 農林中金の今後の損失予想 >

①.ABS(資産担保証券)2兆8805億円……おそらく90%は損失
②.RMBS(住宅ローン担保証券)7554億円……おそらく70%は損失
③.CMBS(商業用モーゲージ担保証券)6701億円……おそらく90%は損失(下落は始まったばかり)
④.CDO(債務担保証券)2兆4416億円……おそらく100%損失
⑤.その他752億円……中身分からず不明
⑥.GSE債券 3兆4568億円……米政府次第、不明
上記のほか、国内債券や内外株式の評価損も加わる!

Ⅴ < なにが起こる? >

・農中の破綻=公的資金の注入=国債発行増加による国内財政の悪化
・傘下の農協の経営悪化を通じた農業の混乱=農作物の減少
・国内金融機関が持つ証券化商品総額は9月末で「22兆円」であり、問題は農林中金にとどまらない(図)
・2008年9月時点での金融機関の実現損と評価損の合計は「3兆2730億円」しかなく、同じく70%損失で計算すると約15兆円の損失が隠されている
・ナンピン買いが続かなくなった現在、3月末に向け「減損」が迫るため、金融機関の損失の拡大が起こり、国内金融機関が溶ける
・「証券化商品」の元、米不動産価格は上昇するか? 否、サブプライムどころかプライムローンもデフォルト上昇に加え、商業用不動産の下落が激しくなっており、その評価損額はこれからもっと増える
・国内金融機関の状況も、「時間とともに悪化」すると考えられる

Ⅵ < 注意すべきことは? >

・「金融不安」は「通貨不安」に……金融不安を押さえ込むための「公的資金注入」や景気回復のための「財政政策」はともに「国債の増発」と「通貨増刷」を通じて「通貨不安」を呼ぶ
・「通貨不安」は「食料不安」に……決済機能をもつ通貨に不安が走ると「貿易が滞り」、物資の輸入が停滞するため「食糧事情が悪化」し、「食料不安」が起こる
・鳥インフルエンザ問題も「食料不安」に……人や物資を運ぶ人が、鳥インフルエンザを広めるが、その人達は「流通を支配」する人達であり、鳥インフルエンザの広がりに「スーパーの店頭から商品が消える」
・農林中金の破綻・完全国営化が拍車……農協、信連、農林中金というJAグループの金融構造が、最終的には、農業経営者の経営悪化をもたらし、結果として「農作物の減少」を招く
・世界で起こっている金融恐慌も、国内金融機関の経営悪化問題も、鳥インフルエンザ問題も、行き着くところは「食料問題」であり、ここから半年以内に「食料の確保」を図ることが重要!
----------------------------------------------------------------

 

202614 農林中金問題の考察の行き着くところは「食料問題」①~農林中金が行ってきた諸々の問題

2009年03月21日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
202614 農林中金問題の考察の行き着くところは「食料問題」①~農林中金が行ってきた諸々の問題
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/03/21 PM06


『農中問題の考察も、行き着くところは「食料問題」』(相場のネタ&儲けのタネ)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
Ⅰ < 農林中金の問題 >

・農林中金は1923年に設立された
・農林中金は全国の農協、漁協が会員となって出資・預金しているJAグループの中央金融機関的位置を占める
・JAグループの金融構造は、農協、信連、農林中金という三重構造となっている
(1)農協は、農業者から預金を預かる市町村単位の組織
(2)信連は、農協から資産を預かる都道府県単位の信用農業協同組合連合会
(3)農林中金は、農協や信連から余剰資産を預かり、国内外の有価証券に投資し、その収益をグループに還元している
・JAグループは全体の運用資金110兆円、預金82兆円という「メガバンク」である
・農林中金の資産は約58兆円、うち、貸出は15%。市場で運用する資産が70%(約40兆円)弱と、いわば巨大な「投資ファンド」
・金融市場が混乱すればすぐさま業績に大きく影響するという構造となっている
・農林中金が保有する証券化商品の内訳
①.ABS(資産担保証券)2兆8805億円
②.RMBS(住宅ローン担保証券)7554億円
③.CMBS(商業用モーゲージ担保証券)6701億円
④.CDO(債務担保証券)2兆4416億円
⑤.その他752億円
合計 6兆8230億円(日経2008.11.28)
・農林中金が保有するファニーメイ、フレディマック(GSE)債券の投資残3兆4568億円(2008年9月)
・農林中金が保有する「GSE債と証券化商品との合計」は10兆2798億円

Ⅱ < 農林中金の評価損(2008年9月末) >

・外国債券=9728億円の評価損
・証券化商品=9769億円の評価損

Ⅲ < 農林中金はなにをやって来た? >

・2007年10月24日、サブプライム関連のABS CDOの上位格付け債(AAA&AA)を中心に、2.6兆円(260億ドル)の追加購入をする(ナンピン買い)という報道(ブルームバーグ:「Norinchukin to Buy $26 Billion of Asset-Backed Bonds 」)
・2008年8月25日、農林中金が資産担保証券(ABS)や債務担保証券(CDO)などの証券化商品への投資を拡大する計画で、向こう1-2年間で投資規模を少なくとも6兆円(540億ドル)拡大するという報道(英フィナンシャル・タイムズ紙)
・金融庁の試算による商品別の棄損率(保有額に占める損失の割合)は全体で13%。サブプライムローン関連商品は56%、CDOの棄損率は21%とあまりに低い評価損率。これに基づいての(農林中金の)損失が約2兆円
・農林中金が「ナンピン買い」をしていることから、価格が下がった商品を買い増して帳簿価格を切り下げることで、「減損」を免れることを恣意的に行ってきている。(※減損とは市場価格が帳簿価格の半分になった場合、強制的に損失計上する会計ルール)
・つまり、含み損失は膨大な額に上るが、最初のナンピン買いの2007年10月時点のABX-HE-AAAは90pts(100に対し価値は90との評価)から現在は34pts、AA格なら当時の80ptsが現在6ptsであり、少なくとも証券化商品の70%(6.8兆円×70%=4.8兆円)近くは損失となっている(図)
----------------------------------------------------------------
続く

 

202600 小沢氏聴取を断念した東京地検特捜部の暴走と敗北~検察、政府、マスコミ戦犯探し開始?

2009年03月21日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
202600 小沢氏への聴取を断念した東京地検特捜部の暴走と敗北~今度は検察、政府、マスコミの戦犯探しが始まる?
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/03/21 PM03


『小沢氏への聴取を断念。東京地検特捜部の暴走と敗北。』(文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
東京地検、政府、マスコミが結託し、来るべき政権交代を阻止すべく「小沢民主党党首秘書逮捕」という検察の暴走までは、まだなんとか見るにた堪えられたけれども、その後のマスコミを使った露骨な情報リークによる情報操作が、国民大衆の目に露になるに従って、特に東京地検特捜部をめぐる状況は一変した。

「国策捜査」という言葉が巷に氾濫し、検察の捜査に関する情報のリークとそのリークされた情報を基にした国民洗脳工作の実態が明るみなるにしたがって、問題は、むしろ「逮捕された」側よりも、「逮捕した」側にあることを、多くの日本人は、感得したに違いない。

その国民の大きな声に押し切られたのだろうか、ここえきて、つまり逮捕されている秘書の立件を目前に控えて、「小沢代表聴取、見送り」「小沢氏への聴取を断念」という検察側のリーク情報が、さかんに流されているようだが、もしそれが正しいとすると、今度は、検察、政府、マスコミの「戦犯探し」が始まることになろう。

とりわけ、今回の騒動の実行責任者である東京地検特捜部部長・佐久間達哉氏、検事総長・樋渡利秋氏等への責任追及は不可避だろう。見方を変えれば、国家反逆罪にも相応しいような今回の「次期総理候補・小沢一郎潰し」の犯罪は、徹底的に調査し、厳しくその責任を問うべきである。


●小沢代表聴取、見送りの公算=「必要性なし」-公設秘書の違法献金事件・東京地検
3月20日2時36分配信 時事通信

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が西松建設から違法献金を受けたとされる事件で、東京地検特捜部が小沢氏本人の参考人聴取を見送る公算の大きいことが19日、関係者の話で分かった。同氏は陸山会の代表だが、これまでの調べでは、会計責任者の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)の政治資金規正法違反容疑に関与した形跡が浮かんでおらず、特捜部は「聴取の必要はない」と判断したとみられる。

また、同法には政治団体代表者が会計責任者の選任および監督を怠ったとき、罰金50万円以下とする規定があるが、特捜部は立件困難と判断したもようだ。
----------------------------------------------------------------

 

202588 東京地検特捜部を解体せよ!~小沢一郎の勝利、東京地検とマスコミの敗北

2009年03月21日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
202588 東京地検特捜部を解体せよ!~小沢一郎の勝利、東京地検とマスコミの敗北
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/03/21 AM09


『2009/03/20(金)東京地検特捜部を解体せよ!』(低下低下=てげてげ)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
小沢一郎が東京地検との闘争を宣言し…,
その小沢一郎を,東京地検は “聴取” しないという….
どういうことか?
簡単だ.そして,明快だ.
小沢一郎が東京地検との闘いに勝った! ということだ.
ただし,完全勝利ではない!
自公と検察の “広報部”=マスコミ との闘いが決着してないからだ.
本日,新聞・テレビは,シカトを決め込んでいるが…,

これは,マスコミが弱気になった証拠だ.
マスコミは検察の “出先広報部” だから,本部(検察)が崩れると…,
旦那に死なれた妾(めかけ)みたいなもんで…,
おっと,この表現は下品だ.私らしくない.
スポンサーを失ったチンドン屋みたいなもんで,もうどうしようもない (爆笑)
東京地検も小沢を聴取できないようでは,まるで間抜けな岡っ引き.
ラクダのコートを着て,颯爽と小沢事務所に踏み込んだアレは,何だったんだ?

それにしても百戦錬磨というか,小沢一郎の喧嘩は,横綱の相撲だ.
それも,北の湖ような憎まれ横綱だ.強い! 負けるのを見たい! という….
今回の東京地検の国策捜査はクーデタであり,国家反逆罪にも相当する犯罪なのだが,これをズバリと言うのは,なかなかむずかしい.
それを,小沢一郎は,
「屈すれば同じこと(違法な国策捜査が)続く!」
と,東京地検をサラリと犯罪者扱いした.
そして…,
「検察がどういう判断をしようと徹底して戦う.自分の身分に関して未練があるとか.そういう話ではない.」
と吼(ほ)えた.
これは,小沢一郎,命を賭けて闘うぞ! という宣言だ.いや,脅しに近い.
小沢一郎は,東京地検特捜部相手に,脅し文句を放ったのである.
東京地検相手に一歩も引かない.腹がすわっている.凄みさえある.

小沢一郎の東京地検に対する “攻撃” は,ストレート.豪速球を投げた.
いっぽう,自公陣営に対しては,パームボールのような複雑な球筋を選んだ.
今週,小沢一郎がはじめた自公攻撃は,非常に手の込んだ複雑な喧嘩手法だ.
なんと言ったらいいか…,“敵” が自然に分裂するような攻撃なのだ.
どういうことか?
17日(先週の火曜日).記者会見の席で小沢一郎は,唐突に語りはじめる,
「企業・団体献金の全面禁止を実現すべきだ.次期衆院選の公約に盛り込む…」
これに,政府・与党は猛反発した.
「盗っ人たけだけしい.目くらまし的な発言に乗せられないように」(町村信孝).
「あの人だけには言われたくない」(中馬弘毅元行政改革担当相).
ところが…,
「企業献金なしには党も政治家も財政面で成り立たない」
などと,山崎拓前副総裁がついつい本音を漏らしてしまう.
しかし,これは山拓だけの本音ではなく,自民党全体の本音だ.
なぜなら,企業・団体献金こそが,自民党の存立基盤であるからだ.
日本最悪の “献金まみれ政党” は,実は,自民党なのだ.
よって 「企業・団体献金全面禁止」 は,確実に自民党の息の根を止めることになる.
小沢一郎は,自民党の最も痛いアキレス腱,いや,心臓部を突いたのである.
さらに…,
波紋がひろがる.小沢の時限爆弾が,敵陣の各所で破裂しはじめたからだ.
先ず,自民党の若手が焦ってしまった.
自民党の中堅までもが,「民主党に先を越されたら,選挙は負ける」と焦りを強め…,
当選1~3回の衆院議員の会,「123の会」は,近々千葉県で合宿し,企業献金のあり方を早急に討論するのだという.
公明党などは,北側一雄幹事長が 「企業・団体献金は規制すべきところがある」 と規制強化に前向きの発言をする始末.
公明党とは逆の見解を述べたのは麻生太郎首相.
麻生首相は18日,「企業献金が悪という考え方にはくみしない」 と企業・団体献金は必要との認識を記者団に語っている.
こうして小沢一郎の “敵陣” は,分裂! というか,バラバラになってしまった…

小沢一郎の喧嘩手法の巧妙さは,“駒” の使い方にあらわれる.
わざとらしく,鳩山由紀夫幹事長と都内の日本料理店で会談する.その会談の結果を鳩山由紀夫幹事長に言わせるのだ.
民主党幹事長の記者会見での発言.これは民主党の正式見解となる.
小沢党首との会談後,鳩山由紀夫幹事長は次のように述べた.
「政権交代をして検察権力の乱用を一掃しなければならない」
さらに…,
「次期衆院選後,政権を獲得すれば,東京地検のあり方を見直す!」
と強調した.
これで “東京地検の制度改革” は,天下の公党の政策となった.
同時に…,
「東京地検特捜部を解体する!」 というブラフ(脅し)にもなっている.
ようするに東京地検は,民主党に,狡猾,かつ徹底的に脅されたのだ.
19日,笹川尭自民総務会長は,
「泥棒の方が説得力ある」と,苦々しげに述べた.
笹川の言う “泥棒” に,東京地検は脅されたのである.
小沢という “泥棒” に脅された東京地検の答は,
「小沢氏聴取を当面見送り…」 だと.
----------------------------------------------------------------