サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

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母娘三代/三宅菊子(エッセイスト)/73歳

2012年08月22日 | 毎日がメメント・モリ

三宅菊子さん=エッセイスト、編集者

 三宅菊子さん 73歳(みやけ・きくこ=エッセイスト、編集者)8日、東京都内の自宅で亡くなっているのが見つかった。告別式は近親者で行う。喪主は弟、阿部鷲丸(わしまる)氏。

 母は評論家の三宅艶子(つやこ)さん。夫は2009年に死去した松川事件の佐藤一・元被告。雑誌「an・an」「クロワッサン」などでライターとして活躍。作家・宇野千代さんの聞き書きのほか、料理や生活関係の本を執筆した。

(2012年8月16日15時57分  読売新聞)

三宅菊子についてふれるには、そのおばあさんにあたる三宅やすこに までさかのぼる必要がある。
三宅やす子は京都の師範学校校長の娘で、お茶ノ水高等女学校を出て、夏目漱石にも師事した才媛であった。昆虫学者である夫を若くして亡くし、その後文筆活動に入るとともに、雑誌「ウーマン・カレント」を創刊した。1923年のことである。
宇野千代と親しくもあり、後に孫娘の三宅菊子が宇野千代の聞き書きをまとめている。
そのやす子の娘が、三宅艶子である。
作家活動のかたわらテレビにもよく出ていたのを僕も記憶している。
アジア・アフリカ作家会議の日本評議会の事務長代理も務めている。
母やす子と共著で、母子絵本集を出したりもしている。
さらにその三宅艶子の娘が三宅菊子だ。
三宅菊子は、国鉄の三大ミステリー事件のひとつとされる 「松川事件」で作家広津和郎の取材に同行した縁から、被告人の一人である男性と結婚している。
松川事件は、未解決のまま、結局被告全員が無罪となったが、映画やドキュメンタリーや小説で多く取り上げられている。
三宅やす子、三宅艶子、三宅菊子・・・親子三代にわたって彼女たちは文筆業をしてきた。
おしゃれ、男女関係、料理、女性の生き方・・・扱っているテーマやタイトルは時代、時代の女性のライフスタイルにからむやわらかいものだ。
けれども、百年以上にわたって、三代の母娘にひきつがれてきたものは、それほどやわらかいものではなかっただろうと推察できる・・・合掌! 
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