私は知人に誘われて、とあるギャラリーにいる。
ウールの素材を生かして、まことに多種多様なファッションが展示されている。
頭の禿げたデザイナーがこちらを見て手を振るが、誰か思い出せない。
彼のコレクションらしい。
この数年、ろくに服を買ってない私は、お金もないしその場を離れようとするのだが、次々と試着を勧められる。
値札がいっさいついていないので、いくらぐらいするのかもわからない。
そのうち、全身を彼のコレクションでアレンジされた私が、舞台に呼ばれる。
逃げるわけに行かず、私はエヘラエヘラと笑うしかない。
観客に私が見えているのかどうか、それも曖昧だ。
図版:おしょぼ
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