サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

スイングジャナール/ハンク・ジョーンズ(ジャズメン)/91歳

2010年05月20日 | 毎日がメメント・モリ

ジャズファン落胆…ハンクが逝き、スイングジャーナル休刊


5月19日16時56分配信 夕刊フジ


 ジャズファンが落胆している。

 親日家としても知られた米ジャズピアニストのハンク・ジョーンズ氏が16日、ニューヨーク・ブロンクスのホスピスで死去。91歳だった。

 ジョーンズ氏は1918年、米ミシシッピ州生まれ。10代のころから演奏を始め、44年にニューヨークに移り、エラ・フィッツジェラルド、チャーリー・パーカーら有名ミュージシャンと共演したほか、自身でも60枚以上のアルバムを発表。その演奏は「ジャズの歴史と共鳴している」(ニューヨーク・タイムズ紙)とも評された。

 この訃報に前後して、日本では老舗ジャズ専門誌「スイングジャーナル」(スイングジャーナル社)が6月19日発売の7月号で休刊することが伝えられた。

 約63年の歴史に幕を下ろす。広告収入の落ち込みが主な原因で、20日発売の6月号で発表する。

 同誌は1947年に創刊、戦後日本のジャズ文化を牽引。毎年、優れたジャズ作品に与えられる「ジャズ・ディスク大賞」とジャズ界の発展に貢献した人物に贈られる「南里文雄賞」を主催しているが、今年の開催については「未定」。同社発行の音楽誌「アドリブ」も5月号で休刊していた。

いやになるほどJAZZ喫茶に通っていたのは、18歳から27歳ぐらい、まあ大学時代とそれから少しあとだ。
大学は関西だったので、だいたいが難波のJAZZの店か、京都、神戸にたまに。
東京に出てきたのは23歳から24歳にかけてで、これは東京の知り合いにいろんな伝説のお店に連れて行ってもらった。
まあ最初はわからないわけで、油井さんとか相倉さんとかのJAZZ入門書のようなものを読みながら、スイングジャーナルの人気ベストを知ったかぶりして何度も何度も聴いた。
いまのように音源をダウンロードできるわけではない。
レコードを買う金もないから、JAZZ喫茶にたむろしてリクエストをチェックするか、ラジオからカセットに落とし込むか。
ハンク・ジョーンズは神様の一人だが、あの「スィングジャーナル」がその訃報と同期するように、廃刊というのも、ああそうかと思わせられる。
ある時期、「スイングジャーナル」をぱらぱら見ながら、一度も本屋で買ったことはなかった。
僕らにとっては、ジャズのかかるお店に行けば、ちゃんと置いてある、そういうメディアでもあった・・・合掌!



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