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「社会への同調」で生まれる「ニセの記憶」 ? WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム
人は物語を作る。われわれは世界を受動的に認識するのではない。われわれは世界についての物語を語り、ランダムに起こるイベントを整理して、ひとつの筋の通った物語にする。
この習慣は役に立つことも多い。しかし、深刻な副作用もある。筋が通っていない事実については、それを歪めたり無視したりする傾向があるからだ。エピソードのほうを重視するあまり、真実が遠ざけられ、何度も語っているうちに純粋な創作になることもある。
とても面白い研究だし、そうだろうと思わせられるところがある。
洗脳や刷り込みといっった特殊な例でだけではなく、僕たちは日常的に「記憶」を自分にあるいは社会的に都合よく塗りかえている節はあるからだ。
自分でも思い当たるところは多くある。
ほとんどは無意識の作業なのだが、それを逆手にとって、寺山修司のように「過去はすべて捜索である」と逆説的に言ってのけることもできる。
この研究では、「海馬」と「扁桃体」という脳の中の重要な領域が同時に激しく活性化する時に、「偽の記憶」が異なる物語にと導かれるらしい。
逆に言えば、それを外部から操作できれば、簡単に「洗脳」が出来ることになる。
たぶん秘密裏に、国家ベースの研究がなされているものだと思われる。
怖いことだ。
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