サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

ダンディ老人/高橋昌也(俳優)/83歳

2014年01月22日 | 毎日がメメント・モリ

俳優の高橋昌也さん死去 享年83歳 呼吸不全のため

シネマトゥデイ 1月22日(水)15時6分配信


 俳優で演出家の高橋昌也さんが16日17時55分、呼吸不全のため死去した。83歳だった。年末年始も自宅で元気に過ごしていたという高橋さんだが、呼吸器系の加療のため通院したところ、容体が急変したという。葬儀は本人の遺志により、家族のみで執り行われた。


 高橋さんは1930年東京生まれ。1953年に劇団俳優座公演「襤褸と宝石」の主役で初舞台を踏み、翌年には故・小沢昭一さんらと劇団新人会を設立。その後は劇団四季、文学座、雲を経て、1975年に演劇集団円の設立に参加した。

 俳優、演出家として幅広く活躍する中、1970年代後半からは演出家としての仕事に力を入れ、円を退団後の1987年には銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任。「幸せの背くらべ」をはじめ、黒柳徹子出演の舞台演出も数多く手掛けた。

 2000年からは休業していた俳優業を再開。映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』『メゾン・ド・ヒミコ』『ディア・ドクター』など幅広いジャンルの作品で変わらない演技力と存在感を発揮し、2004年の『透光の樹』では日本映画批評家大賞助演男優賞を受賞。近年は、映画『クロユリ団地』や松本人志監督の『R100』などで強い印象を残した。(編集部・入倉功一)

戦後の演劇の歴史を知る人たちには、若手演劇界のホープであった高橋昌也さんは数々の伝説を生み出した人であったろう。
でも僕はあまり演劇は見ない。
高橋さんの演出舞台も、別役実の脚本作品を1作見ただけだ。

それよりは、加藤治子の旦那であり、後に有名料理屋の 女将と再婚し、最後は38歳年下の女性と再再婚し、週刊誌で騒がれたことは知っていたし、映画やテレビ番組も何本かは見ていた。

でも自分の中での高橋昌也さんの存在は、むしろ2000年以降の映画に老人役で出ていた時だった。
こんなにかっこいい老人役を演じられるのは、彼が一番ではないかと思ったのだ。
とにかく、老い方がダンディなのだ。
セリフをしゃべる必要もない。

とくに、インディペンダントな映画だが『東南角部屋二階の女』に出演していた高橋さんの格好良さったら、なかった。
僕は体重が85kgにまで太ってしまって、みんなに揶揄されてしまうし、スマートな老人に何人もあっても、別にどうでもいいさと思っているが、高橋昌也さんの老人姿を見たときには、そのダンディさに思わず、ダイエットしよう!なんて思ってしまうのだった(笑)・・・合掌! 

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『 東南角部屋二階の女


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