サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

初代マドンナ/光本幸子(女優)/69歳

2013年02月23日 | 毎日がメメント・モリ

山田洋次監督“初代マドンナ”光本さん訃報に「残念」

デイリースポーツ 2月22日(金)21時5分配信

 

08年8月2日、渥美清さん十三回忌献花式に出席した、「男はつらいよ」で初代マドンナを演じた光本幸子さん。左は山田洋次監督=東京・柴又の寅さん記念館(撮影・田村亮介)

 女優の光本幸子さんが22日に亡くなったことを受け、光本さんが出演した映画「男はつらいよ」の監督・山田洋次氏(81)がコメントを寄せた。

 山田監督は「あまりにも突然のことで、言葉を失っています。思い返せば、光本幸子さんが『寅さんシリーズ』に登場したのは43年も前です。劇団新派できたえられた演技力の確かさと、背筋のとおった凛とした美しさは、その後48作続くことになったシリーズの初代マドンナにふさわしいものでした。ついこの間までお元気で、まだまだ芝居の仕事をされたかったはずです。ほんとうに残念です」と悼んだ。

幼年期から藤間流に師事し、名取でもあった。
水谷八重子のひきで新派入りをしたが、 69年の『男はつらいよ』第1作でヒロインに起用されたのである。
役どころは帝釈天のお嬢さん。
僕は、その翌々年だったか、東京に上京したとき、上野の名画館かどこかで見ている。 
東京に出てきてからも、僕はトラさんの映画は上野で見ると、自分で決めていた。

もちろん、『男はつらいよ』のヒロインは歴代の華のスターたちで彩られている。
けれども、当時光本幸子を知っている人など、新派ファンは別として、上野のとっちゃん連中にどれほどいたか。
まだその時は、こんなに人気が出て、ついにギネス記録になるほどの連続シリーズになるなどと想像もできなかったのだろう。

柴又にまた山田洋次の記念館も出来たが、『男はつらいよ』はこれからもずっと 語り継がれていく。そこには初代マドンナ・光本幸子のスチール写真が永遠に残ることになるのだ・・・合掌!

 


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