きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

シギ・チドリ②’20.9/2

2020年09月09日 | シギチ日記
先週のシギ・チドリ三昧が忘れられず、2週続けてシギ・チドリ探鳥に。この日も早朝3時過ぎに家を出、現地到着は6時過ぎ。車外に出ると・・・、鳥の声がしない。機材、飲み物を準備して、いざ水辺へ。少し離れた所から水辺の様子を確かめると・・・鳥影なし。別のポイントにいるのだろうか?何気なく防波堤を見ると、大型の鳥が。肉眼ではウミネコかと思ったが、双眼鏡で見たら、ハヤブサだ!

これじゃあ、シギ・チドリが全くいない訳だ。こんな目と鼻の先にハヤブサが居たんでは、シギ・チドリが飛んで来るはずがない。おそらく、このハヤブサが来たので、それまで賑わっていたシギチは一瞬にして飛び去ってしまったのだろう。全く、もう~(泣)仕方なく、ハヤブサを撮って、別のポイントの方に歩いて行った。

先週はなかったが、あちらこちらに大きな池ができていた。鳥がいないか見回したが、それらしき鳥影はなかった。ただ、チュウヒが飛び去る様子をちょっとだけ撮ることができた。もう少し早く来ていればとやや残念。

結局、元のポイントに戻ることに。防波堤の上にハヤブサが2羽いた。キーキー鳴きながらエサをねだっているようだ。さっきの幼鳥は、まだ一人(鳥)立ちしていないようだ。
そろそろシギチが戻ってきているかもと、淡い期待を抱いて土手の上へ。先週は水が引いていたので結構近くから見られたが、今日は水量が多くて入れないので、反対側の土手の上からの観察撮影だ。双眼鏡で見回していくと、コチドリ幼鳥を発見。それに、メダイチドリ幼鳥もいた。


1時間待って、2時間待って、出てくれたのがキアシシギ2羽。今年生まれの幼鳥と成鳥のようだ。胸腹に横縞があるのが成鳥夏羽。胸腹が白く、上面が灰色で小さな白斑が点在しているのが幼鳥だ。それから、キョウジョシギ幼鳥が3羽。


前回に比べると種類も数も少ない。「今日は、こんなところかなぁ。4種かぁ。あぁ~。ハヤブサのせいだ~!」普通にいるはずのトウネンの姿すらない。「今日は早目の撤収かぁ~。」と半分あきらめて、場所を移動してみた。つり人が通るところだ。そこの水たまりにシギチらしき鳥がいるのを遠くから見たのだ。ダメ元で行ったのだが、これがとんでもないことに・・・。
小さな水たまりに出てきたのは、トウネン。特に異常なし。コンクリートの上には、何とソリハシシギが。久しぶりの出会いにドキドキ感。


次に水たまりに出てきたのは、赤褐色っぽいシギ。撮っている時は、ずっと「オバシギかな?」と思っていたが、撮った画像を見て、「ん?」目の周りの白いアイリング。オバシギではない。何だろう?とずっと考えていたが、結論として出したのが、ウズラシギ幼鳥だ。水たまりから飛んで、水辺の方に移動した。そこでも、トウネンと一緒に行動していた。

水たまりでの撮影で、ずうっとトウネンだと思って撮っていた個体。この個体もあとから画像を詳しく見ると、まず、上面に赤褐色がなく、灰色っぽい。そして、目の周りに白いアイリングがある。これは、トウネンじゃないぞ。図鑑とにらめっこして出した結論。オジロトウネン幼鳥だ。

現在の自分の鳥見スタイルが、撮影中心になっているので、その場でじっくり鳥を観察することができていない。なので、種を間違って判別したり、特徴をしっかりとらえて撮ることができなかったりする。できれば、スコープでじっくり特徴を観察して、種名が分かった上で撮影するのが一番良いのだが、そうすると、カメラの機材とスコープの両方を持ち歩かなければならなくなり、とっても無理な話だ。今回のシギ・チドリ探鳥は、そんなことを考えさせられた一日となった。
【出会った鳥たち】 チュウヒ、ハヤブサ、コチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、キアシシギ、トウネン、オジロトウネン、ソリハシシギ、ウズラシギ
コメント (4)
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