ごっとさんのブログ

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男女テニス大会決着

2019-04-29 10:01:47 | テニス
前回大坂と錦織が2つの大会で準々決勝進出を決めたところまで書きました。

大坂なおみはドイツで開催されているポルシェグランプリですが、当然第1シードとなっています。大坂の準々決勝はクロアチアの25位ベキッチと対戦しました。この選手も最近の若手選手と同じように強打を特徴としていました。

しかし大阪はこういった打ちあいは比較的好きですので、1セットはやや大坂のスピードが勝り、6-3で取ることができました。ところが2セットは接戦となりともに譲らない展開となりました。

このままタイブレークになるかと思っていたのですが4-5となった大坂のサービゲームで、ミスが連発し、ダブルフォルトまで出てしまい4-6でこのセットを落としてしまいました。

3セットに入ってもこの流れが変わらず、得意のサーブも入らないまま何と1-5とリードされてしまいました。これで敗けたと思っていましたが、ここから大阪は驚異の粘りを見せ、なんと4ゲームを連取し5-5のタイまで戻したのです。

このままタイブレークに入りましたが、今度は大坂の流れとなり7-4で見事勝利しました。ここにきて大坂に必要となる勝利への執念のようなものが出てきて、大きな大逆転の1勝となりました。

ところがこの試合で大坂は腹筋を痛めてしまい、次の準決勝を棄権してしまいました。このままいけば優勝も見えてきたというのに残念ですが、クレーコートの全仏オープンに期待が持てるベスト4となりました。

錦織はスペインのバルセロナオープンに出場していますが、準々決勝は地元スペインの選手と当りました。この選手はランキングも104位と低く、ショットも早くないのですが、とにかくよく拾い返す選手でした。

それでも錦織も安定したストロークで1セット6-4、2セットはややもつれましたが7-5で取り、久しぶりの準決勝となりました。

相手はロシアの第7シードメドベージェフとなり、最近は1勝1敗と難しい戦いになりそうでした。この選手は強いストロークだけでなく、良いフットワークで決まるようなショットを返してきます。

1セットは錦織がこの返球でミスを誘われ4-6で取られてしましました。2セットになると錦織の安定した早いショットやネットでのボレーも決まるようになり、6-3で取り返しました。

この流れで最初のメドベージェフのサービスゲームを破りリードしたのですが、惜しいところで追いつかれてしまいました。これでどちらが勝つか全くわからい緊迫したゲームとなりましたが、終盤錦織にミスが出て5-7で敗退してしまいました。

もう一つの準決勝ではナダルがティエムに破れ、決勝は若手対決と世代交代が進み始めたのかもしれません。